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バンダイ「アイクロップス」
~ミクロの世界には不思議がいっぱい! テレビで楽しむデジタル顕微鏡
Reported by 林 佑樹
今年もちょうど〆切が重なって東京おもちゃショーへ行けなかった。精神年齢テストで15歳、ところにより40歳と判定される筆者なので、この手のショーには目がないのである。ところで、今年のおもちゃショーでひときわ心を奪われたのがバンダイ「アイクロップス」。アメリカンヒーローっぽい名前のデジタル顕微鏡だ。希望小売価格は7,980円。Amazon.jpで5,999円で購入した。
普段から目にしているものを拡大すると、お札しかり人体しかり、そこには別世界が広がっている。そんな知的好奇心を200倍(27インチのテレビ使用時)の拡大表示をテレビに映し出して、より加速してくれるのが本機だ。
アイクロップスは本体、電池ボックスで構成される。ケーブルは電源ボックスからビデオ端子までが約1m、アイクロップス本体までが2.5m。移動にも十分だ
電源ボックスにスイッチがあり、ONにするとアイクロップスが動き出す
単三形の乾電池を5本使用する。ちょっと本数が中途半端だと思う
アイクロップスは大人からしても大きく感じるが、子どもからすると大きいものは魅力的だし、そしてデザインはワクワクをサプライズしてくれる予感を漂わせるサイバーっぽい作りなので文句は言わないと思う。個人的には、ちょっとパッションなグリーンでアクセントを作っているところに好感触。
ミクロの世界へ誘ってくれるレンズ部分はクリアパーツで保護されている。構造も楽しませてくれるのだ
しっかりと対象物を見られるように白色LEDが3基搭載されている
見た目はかなり大きく、重さは880g。小さな子にはちょっと重すぎるかもしれない
握ってみると分かるのだが、とりあえず近くにあるモノを拡大してみようぜ! と思わせてくれる不思議な魅力がある。コンセプトとデザイン、ユーザビリティのバラスがいいからだろうか。とにかく、大人の筆者が手にしてもワクワクしているのだから、子どもは絶対にワクワクすると断言しよう。もし、ワクワクしない子がいたら、それはツンデレか筆者より大人に違いない。
レンズカバーを装着したところ。中央にあるのがフォーカスゲージで、赤い矢印とレンズカバーの赤線を合わせるとピントがあった状態になる
観察ケースと簡易スタンド。観察ケースはやや厚いプラスチック製。簡易スタンドは薄いプラスチックなのでつぶさない注意が必要
アイクロップス本体と簡易スタンドを合体させ、観察ケースを装着。かっこよくかつ安定しているので観察しやすい
アイクロップスの操作はシンプルだ。顕微鏡となるレンズにオートフォーカスといった機能はなく、フォーカスゲージを標準に合わせて、レンズカバーをくるくると回しピントを合わせるだけ。かなり大味なフォーカスなので厳密にピントを合わせるのは難しいが、ミクロ世界入門グッズみたいものなのでOK。それよりも直感的に操作できるところがちゃんと子どもを意識してる作りで良い感じ。取扱説明書がプレイブックとして作られていることにも納得である。
水平な場所で比較的大きい物が対象物のときは、そのままくっつける
小さい物や昆虫などを観察するときは、もちろん観察ケースを使用する
モニターは24インチワイド液晶なので、200倍ではないが見応えある拡大っぷり。乾電池の先端が大きく表示されている
ビデオ出力なのでテレビにも接続してみた。液晶モニタでもテレビも視認性に問題はなかった。ちなみに映っているのは塩だ
ビデオ端子をモニタにつなげてさっそくミクロの世界へ行ってみよう。対象物を水平の場所に置いて、見たい場所に本機を接触させる。このときフォーカスゲージが標準ならばだいたいピントは合うので、微妙に回して見やすくすればいい。また柔らかいもののときは、接点との距離が異なるので何度かレンズカバーを回す必要がある。
手元にキャプチャーボードがあれば撮影も可能だ。写真は塩を拡大したもの。透明度の高い鉱石みたいでかっこいい
平素よりあらゆるシーンでお世話になっているティッシュを拡大。きめ細かいのだなぁと再認識した
指紋の溝までバッチリな倍率はやはり楽しい。ちなみに指先である
お札など机の上などに置けるモノならいいが、昆虫や液体などを見たいときは観察ケースを使用する。レンズカバーの先端に装着するもので、そのなかに対象物を入れてピントを合わせれば見られるというわけだ。また簡易スタンドもあるので、塩が溶けていく様や昆虫の動きなどをゆっくりと観察することもできる。
説明書に「千円札には“ニホン”の文字が隠されている!」とあったので、探してみた。肉眼だと目をこらさないと見えない
綿棒を拡大すれば繊維までよくわかり、繊維の一本一本までゆっくりと観察できる
金属パーツの先端あたりを見てみた。肉眼では分からない凹凸や細かな傷を確認することができる
筆者はデジタルビデオカメラをもっていないので体験できていないが、ビデオ入力のあるビデオカメラがあれば、屋外でもミクロの世界を堪能できる。観察ケースのフタを外して、水の中に入れてみるのもいいし、地面を見てもいい。そうすれば、肉眼では存在しか分からない生物たちが、画面の中で大きく躍動している様を見られるのだ。
塩が水に溶けていく様子を録画してみた。ときおりテレビで見るが、自分の手で実行できるから知的好奇心がそそられてしまう(無音)
アイクロップスは夏休みの旅行のお供はもちろん、自由研究にもバッチリだ。子ども向けの商品だが大人でも楽しめるので家族で遊ぶアイテムとしても優秀。家族団らんグッズとして手に取って見る価値は十分ある。ミクロの世界へようこそ!
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URL
株式会社バンダイ
http://www.bandai.co.jp/
製品情報
http://www.asovision.com/eyeclops/
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