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アッシュコンセプト「バナナ ドアストッパー」
~“スベりそうでスベらない”ユーモアが光るドアストッパー
Reported by 本誌:伊藤 大地
アッシュコンセプト「バナナドアストッパー」
ドアストッパー。その名の通り、ドアを開けっ放しの状態に保持するために使う道具だが、読者の皆さんの中で、ドアストッパーを持っている方は、どれくらいいるだろうか。想像するに、持っていない人の方が多いのではないか。というのも、ドアストッパーという製品ジャンル自体、あれば便利だが、なくても困るものではない。だからこそ、「これなら欲しい!」と思わせるサムシングがないと、なかなか買いづらい。
今回、紹介するこの「バナナ ドアストッパー」は、そんなサムシングを持った製品だ。そのユニークな外見に惹かれて、つい購入してしまった。メーカー希望小売価格は1,995円。Amazon.co.jpで同額で購入した。
正直なところ、詳しくこの製品について説明する必要があるのかどうか、迷っている。写真を見てもらえばわかる通り、余計な説明はかえって野暮に思えるからだ。とはいえ、おもしろいでしょ、と書いてそれで終わるわけにもいかないので、野暮を承知で簡単に説明したい。
バナナの皮でスベって転ぶ――こんなシーンは、もしこの世の中に「ベタ博物館」というものがあるならば、まず収蔵されること間違いなしと言っていいほど、使い古されたネタだが、このネタを本来、スベっては使い物にならないドアストッパーという製品に持ち込んだ“ヒネリ”に、まずセンスを感じる。
デザインは1980年生まれの大庭崇氏によるもの。インターネットで調べる限りでは、あまり氏の作品は出てこないので、新進のデザイナーなのだろう。販売元のアッシュコンセプトでは、デザイナーとコラボレートした「+d」というデザイン・プロダクトを扱っている。デザイナーのアイディアから生まれた雑貨を次々と送り出していて、弊誌でも“ツンツンした”石けん置きや、“一筆書き”のハンガー、穴の目立たない画鋲などをこれまでに紹介した。
製品パッケージ
デザインは大庭崇氏によるもの。パッケージ裏にはシャレの効いた注意書きが並ぶ
本体の裏には+dのロゴが刻印されている
さて、ドアストッパーの話に戻ろう。見た目だけのインパクトで購入したので、実用性は正直あまり期待していなかったのだが、実際に製品を手に取ると、そうした不安はすぐに氷解した。
250g、シリコンゴム製のバナナの皮は、どっしりとした質感。コンクリ床の玄関ドアはもちろん、滑りやすそうな室内のフローリング床で使っても、ガッチリとドアをホールドしてくれる。「ドアストッパーなんだから当たり前じゃないか」と思われるかもしれないが、それは違う。デザイン雑貨、デザイン家電と呼ばれているものに、最低限の実用性が伴っていないものが、いかに多いことか。おそらく、デザインしたところでモノづくりが終わってしまい、実際に使った上で品質を追い込むことをしないまま、製品になってしまうことが多いのだろう。
重量250gの本体はコンパクトだがどっしりとした印象
ドアストッパーとして使用しているところ。外観とはうらはらにドアをがっちりとホールドしてくれる
その点、この製品は素材もしっかりしており、実用性は十分。面白くて、役に立つなら、こんなよいことはない。
さらにもう1つ付け加えると、今回紹介したのは黄色い「完熟バナナ」だが、まだ熟していない「青バナナ」というカラーバリエーションもある。おもわず話のタネに、青バナナも揃えたくなる。
さて、そんなわけで、気に入って使っていたある日、バナナに亀裂が入っているのに気づいた。バカな、あんなガッチリしたシリコンゴムが、簡単に裂けるはずはない――などと思って裂け目の付近をジッと見つめてみると、歯形が付いている。犯人は、家の中にいる! バナナが好物の、1歳になる愚息であった。
息子よ、それは食えないって。いや、そもそもそれ、皮だし……
翌日、私は青バナナを注文した。
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URL
アッシュコンセプト有限会社
http://www.h-concept.jp/html/index2.html
+d
http://www.plus-d.com/
製品情報
http://shop.h-concept.jp/shop/A119/QxD461VwC/syoinfo/12
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2008/07/04 00:01
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