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三菱「ふとん乾燥機 AD-R50」
~ブーツも乾かせるふとん乾燥機
Reported by 本誌:阿部 夏子
三菱「ふとん乾燥機 AD-R50」
湿気が気になる季節になった。帰宅して玄関に入る時、部屋干しの洗濯物がいつまで経っても乾かない時、湿気を感じるシチュエーションはさまざまだが、我が家の場合、確実に湿気を感じる場所がベッド。設置場所が悪いのか、横になると、冷たいと感じるほど湿気を吸い取ってしまって、布団の厚みはいつもの半分にまでなってしまっている。こうなると、寝心地の悪さはもちろん、衛生上の問題も生じてくる。
例年ならば梅雨の中休みに大あわてで家中の布団を干していたのだが仕事を始めてからは、中休みと週末が一緒のタイミングで来てくれないと布団を干すこともできない。いつ来るか分からないチャンスを待っていてもラチがあかないので、ふとん乾燥機を導入することにした。
購入したのは三菱のふとん乾燥機「AD-R50」。メーカー希望小売価格はオープンプライス。Amazon.co.jpで5,360円で購入した。
本体正面
本体側面
本体背面
本体正面にある操作部
本体背部にある注意書き
本体上部
最近の布団乾燥機は、衣類を乾かすカバーがついていたり活用の幅が広がっている。AD-R50も例外ではなく、布団を乾かすという基本的な機能のほかに、簡易衣類機能、ブーツ乾燥機能がついている。梅雨時期にブーツ? とも思うが最近では撥水加工が施されたレインブーツはもちろん、ファッションとして暖かい時期でもブーツを履く、なんて事が珍しくないようだ。ただし、一度濡れたら乾きにくいのは構造を見ても明らか。需要も多いのか、ふとん乾燥機のオプションとしてブーツ乾燥機能がついている製品が増えてきている。
ではまずは付属品から見てみよう。本体には布団乾燥・衣類乾燥に使うエアマットのほかに、長靴乾燥アタッチメントが付属する。基本的な使い方は一般的なふとん乾燥機と変わらない。本体には温風が出るホースが付いていて、そこにマットやアタッチメントを取り付けて使用する。
気に入ったのは、コードやホースが全部本体内部に取り付けてあるということ。コードが出っ張っていたりということがないので、本体の外観がスッキリとしている。これだけで、持ち運ぶ時、収納する時のストレスが一気に減る。
左が布団乾燥に使用するエアマット、右がブーツ用アタッチメント
ブーツ用アタッチメントは先端が2股に別れている
ホースに取り付ける部分はマジックテープになっている
マット、ホース、電源コードなどは全て本体背部に収納できる
電源コード、ホースは全て内部に取り付けてあるので外観がとてもシンプル
ホースは伸縮性。一番短くしたところ
エアマットをシングルベッドに広げたところ
さっそく自宅のベッドで使用してみた。
付属のエアマットはシングルサイズ。敷き布団の上に直接敷いて、その上から掛け布団を掛ける――ここまでは普通のふとん乾燥機と変わらない。が、びっくりしたのが枕も一緒に乾燥できるということ。エアマットの上部には、枕をいれるファスナーがついていて、マットの中に枕をいれて布団と一緒に乾燥させるというのだ。ちなみに衣類を乾燥させる時もこのポケットに入れる。
枕と掛け布団をセットしたらあとは電源を入れるだけ。本体の前面についている操作部はタイマーになっているダイヤル式。左側が「夏」、右側が「冬」になっていて、布団を乾燥させる場合の乾燥時間がそれぞれ設定されている。夏と冬で違うのは、乾燥の後に送風の時間が設けられていること。乾燥は温風で行なわれるので布団はかなり熱くなる。そのため夏の設定では、120分の乾燥のあと、更に30分、温風ではない風を送風して布団の温度を下げる役割をしているのだ。
エアマットの側面にはファスナーがついている
ファスナーを開けて中に枕を入れる。布団と一緒に枕も乾燥できる。衣類を乾燥する際もこの場所にセットする
枕をマットの中に入れたところ
マットにホースを取り付けたところ
操作部には夏と冬2つの設定が用意されている。夏の場合布団乾燥120分に加え、送風時間が30分プラスされる
マットをふくらました様子、送風を開始するとマットはU字にふくらむ
掛け布団をかぶせて、運転を開始する
というわけで今回の乾燥時間は150分。ダイヤルを回すとすぐに運転が始まる。運転音はそれほど気にならないものの、気になったのが室内の温度の上昇。8畳の部屋にテレビ、パソコン、オーディオ機器、スピーカー、洋服など、ところ狭しとモノが並べてある我が家では、一気に部屋の温度が上昇した。梅雨時期は雨が続くものの、東京での平均温度は20℃前後。リビングとベッドが同じ部屋にあるような場合、くつろぎながら150分を過ごすというのはかなりキビシイかも知れない。
それでも最後まで運転を終えた布団の仕上がりをみると150分我慢する価値はあるかもと思わせる仕上がり。まず、外に干しただけの布団では味わえないほどのサラサラ感、ふっくら感が味わえる。ベッドに横になってかけ布団をかけると思わず「ホォー」と感嘆の声を上げてしまったほど。布団の厚さがしっかりと感じられて、梅雨入りしてからは味わってなかった「身体が沈む」という感じを久々に味わった。
久しぶりにフワフワの布団で今夜はぐっすりだぁとワクワクしながら、横になった。が、ここでも1つ問題が……そう、熱いのだ。夏コースでの布団乾燥の場合、120分の温風乾燥の後、30分の送風運転で布団にこもった熱を取るはずなのだが、内部まで浸透した熱はなかなか抜けないようだ。
今回は乾燥終了後、布団をめくった状態で2時間ほど放置してから布団に入ったのだが、表面のあら熱はとれていたものの、内部の熱はまだこもったままだった。
そこで、私が考えた対策案は出かける前にセットして、不在時に運転を行なうというもの。150分という長い運転時間や、運転後の布団の熱を考えると、1人暮らしの場合、この方法が一番適しているように思う。本体は、乾燥運転が終わると自動的に電源が切れる仕組みなので安全性でも問題はないだろう。
今度は雨で濡れたブーツを乾燥させる。使い方は簡単だ。ホースにブーツ乾燥用のアタッチメントを取り付けてあとは、ブーツ内部にアタッチメントを差し込むだけ。乾燥時間は120分だ。運転時間は少々長く感じたものの、使用後にブーツを触ってみるとしっかりと乾いていて、これならば使い続けるだろうなという仕上がり。
梅雨時期は特に、周りのもの全てが湿気で湿っているので完全に乾燥したブーツを履くとその違いに驚くほどだった。ブーツの保管状態を考えても乾燥させている方が絶対に良い。
このアタッチメントは型紙などが入っていないのでブーツだけでなく、スニーカーやショートブーツにも使える。そのためにホースの先端部分は二股に分かれている。ここに靴を挟み込んで、固定させる仕組みだ。
雨が降っている以上、靴が濡れるのは避けられないことだ。毎日きちんと乾燥させることで、玄関のニオイ対策や、靴の長持ちにもつながる。梅雨時期の使用頻度はかなり高くなりそうだ。
ホースの接続部分
横から見ると接続部分が二股に分かれている。この部分を靴に固定して使用する
ロングブーツ以外にショートブーツ、スニーカーなどにも使用できる
今回は布団の乾燥、靴の乾燥に使用したが、AD-R50ではこのほかにも簡易衣類乾燥機能などもついている。自宅に洗濯乾燥機がない私にとって「明日までにはどうしても乾かしたい」という衣類がある時のお助けアイテムとしても活躍してくれそうだ。
“暑さ”という問題点はあるものの、布団という生地がびっしりと詰まったものをしっかりと乾燥させるためにはそのぐらいの弊害はしょうがない。この時期に布団をあそこまでフワフワさせられるのは布団乾燥機しかない! そう断言できるほど使用後の布団の状況は改善されていた。
ベッドに横たわる時間というのは1日のうちで多くを占める。環境を整えるとそれだけで自分の生活がレベルアップしたように感じた。湿気を吸い込んだ布団は健康にも良くない。布団乾燥機というと、なんとなく「冬」のイメージが強い製品だが、湿気の多さを考えるとこの時期にこそ活躍して欲しい製品。梅雨を快適に過ごすためのアイテムの1つとしてオススメできる製品だ。
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URL
三菱電機株式会社
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
製品情報
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/futon/
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