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家電製品ミニレビュー
ブラウン「オーラルB デンタプライド スマートガイド」

~Bluetooh接続の液晶端末で磨き方をナビ
Reported by 清水 理史

磨きグセが致命傷になる前に

オーラルB デンタプライド スマートガイド D305364X
 数年前、知覚過敏で歯科医に半年ほど通ったが、もうあのツラさと手間は二度と体験したくない。

 買う歯ブラシはいつも堅め、それを使って、それこそ「ガシガシ」と音が聞こえそうなほど強く磨いていたのが災いし、歯は傷だらけ、冷たい水なんて飲めない状態になってしまっていた。

 磨きグセとは恐ろしいもので、よかれと思ってやっている磨き方が間違っていて、知らず知らずのうちに歯にダメージを与えていたわけだ。

 何とか治療が終わって、今はしみることはなくなったのだが、それ以来、歯ブラシはなるべくやわらかいものを探して買うようになり、毎日の歯磨きも、なるべく歯を痛めないように恐る恐るやっている。

 とは言え、それが果たして「正しいの?」と自問自答することもしばしば。知覚過敏が怖くて、今度は虫歯になったというのでは、笑い話にもならない。

 そこで購入したのがP&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)のブラウン部門による、最新の電動歯ブラシ「オーラルB デンタプライド スマートガイド D305364X」だ。

 電動歯ブラシは初体験で、正直、「怖い」という印象しかなかったのだが、付属の液晶端末で磨き方をナビゲーションしてくれるという特徴が大きな後押しとなった。Amazon.co.jpで17,820円で購入できる。


パッケージ内容
本体

はじめてでも安心

 本製品は実売で17,000円前後と、ちょっと高めの電動歯ブラシだが、その理由は付属品にある。

 パッケージには、本体、充電とブラシ収納を兼ねたベースホルダー、ブラシ3本(フロスアクション、ステインケア、舌フレッシュナー)、トラベルケースという一般的な構成品に加えて、何と、「スマートガイド」と呼ばれる液晶端末が付属している。

 このスマートガイドこそ、この製品の最大の特徴にして、電動歯ブラシ初心者の強い味方だ。


運転中のスマートガイド。磨く場所や強さなどをナビゲートしてくれる 使用しない時は現在時刻を表示する

 本体にブラシを装着し、手元のボタンを押して電源を入れると、スマートガイドが自動的にその動作を検知。ブラッシングの目安となる2分間をカウントアップするタイマーが表示されると同時に、その隣の歯のブラッシングゾーンを表した上下左右の「次ここサイン」が点灯し、歯のどの部分をどれくらい磨けば良いのかをナビゲーションしてくれる。

動作中の様子。運転モードを切り変えると、それにともなってスマートガイドの画面アイコンも変わる


 「今さら聞けない……」、ではないが、30代後半のいい大人にもなると、いかに電動歯ブラシ初体験とは言え、どうやって歯磨きすればいいのか? などと人に聞くのも少々恥ずかしい。

 しかしながら、このスマートガイドを使うと、4つに分けられた1ブロックあたり30秒と目安ができるので、このブロックにある歯に数秒ずつヘッドを当てながら、正しくブラッシングすることができる。30秒経過ごとに、ヘッドがブルブルっと振動し、次のブロックへの移動も催されるので、朝の寝ぼけた頭でも正しく時間配分できる。

 電動歯ブラシ初体験の場合、どうしても歯ブラシを上下左右に動かしたくなるのだが、このタイマーを見ながらブラッシングすると、自然と時間配分を考えながら、1つ1つの歯にブラシをゆっくりと当てながらブラッシングするようになるため、そういった間違った使い方をしなくなるから不思議だ。

 おそらく、無意識に歯を磨くと、普段のクセで雑なブラッシングになってしまうが、ナビゲーションを見ながら歯磨きをすることで、「正しく磨こう」という意識が自然と湧いてくるのだろう。この心理的な影響はなかなか面白いところだ。


歯ブラシなのにBluetoothを活用

 ちなみに、このスマートガイドは電池で動作するが、本体との通信にはBluetoothを使っている。PCやケータイ以外では珍しい応用例だろう。

 この通信機能、前述した動作のON/OFFによるタイマー駆動だけに使われているわけではない。ブラシ本体の圧力も検知できるようになっており、歯に対して必要以上の力でブラシを押しつけると、その警告が表示される。

 これも、電動歯ブラシ初心者には心強い。特に、かつて力を入れて磨きすぎて歯医者通いになった筆者には実にありがたい機能だ。

 軽く当てれば良いと分かっていても、ついつい歯ブラシに力が入ってしまうと、すかさずスマートガイドに赤いランプが点灯して、「強いぞ!」と言わんばかりに警告してくれる。これなら、歯も歯茎も傷つけなくて済みそうだ。


強く押しつけると赤いランプで警告が表示される ブラシは3種類。ブラシと動作モードの組み合わせでいろいろな磨き方ができる

 また、本製品には通常ブラッシング用の「フロスアクション」、歯の美白ケア用の「ステインケア」、舌の汚れ除去用の「舌フレッシュナー」という3つのブラシが用意されているが、これらのヘッドを本体に装着した場合や動作モードを変更した場合にも自動的に動作モードが判断されて液晶画面に表示される。

 さらに、ブラシや電池の状態などに合わせて、交換時期なども液晶画面に表示されたり、未使用時は時刻も表示されるので、洗面所の時計代わりに使うことも可能だ。


歯がツルツルに

 ナビゲーションを使った磨き方については、先に紹介した通りだが、実際に磨いた後の感想としては、実によく磨けている印象だ。

 2分間という長めのブラッシングをしていることもあり、磨いた後の口の中全体がフレッシュな印象で、歯の表面や裏もツルツルと効果的に磨けている感じを受けた。ヘッドも小さいので、奥歯に当てやすく、非常に磨きやすい。

 本製品では、ヘッドを左右に回転させると同時に、上下に振動させる「3Dパルスアクション」が採用されているうえ、通常利用時のフロスアクションブラシに黄色いプラークワイパーが装着されており、歯の間も効果的に磨けるようになっている。こういった技術の影響でよく磨けているのだろう。

 なお、動作モードに関しては、通常のクリーンモードに加えて、ソフトモード、マッサージモード、ポリッシュモード(ステインケアブラシ利用時)の4モードが利用できる。いずれも本体のボタンを押すことで切替ができるので、磨く部分を変えるときや歯茎が弱いなど自分の歯の状態に合わせたいときなどに切り替えると良いだろう。


一度使うと手放せなくなる

 よく電動歯ブラシは一度使うと手放せなくなるという話を聞くが、実際に使ってみて、その感覚が実によく理解できた。電動歯ブラシの方が、よく磨けるし、そもそも歯磨きが楽だ。

 はじめて使うときはやはり抵抗があるのも事実だし、実際にどうやって毎日のブラッシングをすれば良いのかも迷うことろだが、このオーラルB デンタプライド スマートガイドなら、安心して使えるうえ、知らず知らずのうちに身についた磨きグセも解消できる。

 電動歯ブラシに抵抗を抱いている人にこそ使って欲しい製品だ。





URL
  P&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)
  http://jp.pg.com/
  ブラウン
  http://www.braun.co.jp/
  製品情報
  http://www.braun.co.jp/products/oral/d30.html

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ブラウン、正しいブラッシング方法をガイドする電動歯ブラシ(2008/05/15)



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2008/05/23 00:36

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