家電Watch logo
記事検索
バックナンバー
【 2009/03/30 】
やじうまミニレビュー
DO-SEE「LEDライト付きスタンドルーペ」
[00:01]
家電製品ミニレビュー
ツインバード「コンパクトフライヤー EP-4694」
[00:01]
【 2009/03/27 】
家電製品ミニレビュー
三菱「蒸気レスIH NJ-XS10J」
[00:02]
やじうまミニレビュー
L.L.Bean「ボート・アンド・トート・バッグ」
[00:01]
【 2009/03/26 】
やじうまミニレビュー
アイリスオーヤマ「サイバークリーン」
[00:01]
家電製品長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」(4/4)
[00:00]
【 2009/03/25 】
やじうまミニレビュー
オーエフティー「自動給餌機 Newビストロ」
[00:01]
家電製品ミニレビュー
日立「クリエア7 EP-CV1000」
[00:00]
【 2009/03/24 】
やじうまミニレビュー
「家庭菜園 かいわれくん」
[00:02]
長期レビュー
シャープ「プラズマクラスターイオン発生器&加湿空気清浄機」 (4/4)
[00:01]
【 2009/03/23 】
やじうまミニレビュー
撥水ペーパーのメモ帳と“現場仕様”のボールペンを試す
[00:01]
長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」 (3/4)
[00:00]

家電製品ミニレビュー
オムロン「カラダスキャン HBF-356」

~自分の身体のレベルがわかる体組成計
Reported by 本誌:阿部 夏子

オムロン「カラダスキャン HBF-356」
 どう考えても太った。

 洋服のウエストあたりがキツくなってきたのは気づいていたが暖かくなってきて薄手のトップスに袖を通してみて愕然とした。身体が一回り大きくなっている!! 若い頃はお正月太りを1~2カ月かけて軌道修正して、春までには元の体型に戻っていたのが、今年はお正月太りがそのまま、どころかパワーアップしている。思い当たることはいくらでもある。ジム通いをやめたこと、毎晩の晩酌、外食の多さ……さすがにこのままではマズイと思ってダイエットを開始することにした。

 とりあえずは朝晩のストレッチから始めたものの、どうもやる気がでない。と、いうのも実は我が家には体重計というものがないのだ。実家に帰省したときや、ジム、温泉なんかに行ったときに時々測るくらいで、あとはすべて見た目や、実感だけで太った、痩せたということを推し量っていた。が、実際にダイエットを始めてみると、体重がわからない状態で続けるというのはかなり無理がある。モチベーションを維持させるためにも、体重計を購入することにした。

 今回購入したのはオムロンの「カラダスキャン HBF-356」。メーカー希望小売価格はオープンプライス。Amazon.co.jpでの購入価格は5,259円だった。カラダスキャンはオムロンの体組成計のブランドで、ラインナップもいくつかある。今回購入したHBF-356は、その中でも普及クラスにあたるもの。ハイエンド機になると、皮下脂肪や体年齢まで計測できるものもあるが、何しろ今まで体重計がなかったくらいなので、いきなりそこまでの高機能なものを買う気にはならなかった。この製品を選んだもう1つの大きな理由は体組成計には珍しい、ピンクの本体カラーだ。体組成計はほとんどの場合出しっぱなしにして使うものだけに色にもこだわりたかった。


製品パッケージ
製品本体
本体裏

ペースメーカーなどを使用している人は使用できない
最大計量は135kgまで

 HBF-356で、測定できるのは体重、体脂肪率、BMI、基礎代謝、内臓脂肪レベルの5つ。体重、BMI以外の数値は、足の裏と、手のひらに電流を通して計測するのだという。脂肪は電流を通さないという特性を活かして、体の中の脂肪とそうでない組織の割合を出す。

 本体サイズは288×333×62mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1,920g。電源は付属の単三電池4本を用いる。カラダスキャンで特徴的なのは、液晶表示部が手にもつ電極グリップ部分にあるということ。数値を目の前で確認できるので、目が悪い人でも腰をかがめて表示部を見る必要がない。

 表示部と本体はカールコードでつながっている。収納時は本体にセットした状態で、計測時は本体から取り外して計測を行なう。本体操作は電源スイッチ以外は表示部に集約されている。ゲスト用を含めて5つの個人情報スイッチを除くとあとは「設定/表示切替」スイッチと初期設定時に使う「▲/▼」スイッチのみなので操作自体は簡単に行なえる。


操作は表示部に集約されている 測定時は表示部を本体から取り外して使用する 本体と表示部はカールコードでつながっている

本体の操作は表示部で行なう
4人分プラスゲスト1人用のデータを本体に記録できる

電源スイッチは本体前部に設置されている 足のつま先で電源が入れられるようになっている 電池ケースは本体裏側にある

 電源スイッチは本体全部に設置されていて、足で押せるようになっている。

 使用前にあらかじめ自分の身長、年齢、性別を本体に記録しておく。項目がそれほど多くないのとシンプルな操作方法のおかげで設定は30秒もあれば終わってしまう。本体には4人までの情報が入力でき、さらにゲスト用のボタンも設定されている。入力が終わったらあとは電源スイッチを入れて、自分の登録したボタンを押せば計測準備は終了だ。


最初に年齢、性別、身長の個人のデータを記録する ひじを真っ直ぐに伸ばして体と90度になるようにする 男性が計測しているところ。身長175cmの男性でもコードの長さは充分だ

 体脂肪率が表示されたら本体から降りて、結果を確認する。画面には「体重/体脂肪率」と「体重/内脂肪レベル」が3秒ずつ交互に表示される。操作部の表示切替えスイッチを押すと「BMI/体脂肪率」と「基礎代謝/内臓脂肪レベル」が交互に表示される。

 さて、私の測定結果はというと――言葉がない。20歳を過ぎてからの最高体重を表示している。言いわけや、ショックを語り始めるとキリがないので、これからしばらくはダイエットの鬼になることだけをこの場を借りて宣言したい。

 ちなみに画像で表示されているのは男性の友人の測定結果だ。かろうじてあった乙女心も手伝って、さすがに体重までを公開できなかった。あしからずご了承いただきたい。


体重と体脂肪率が表示されているところ BMIと体脂肪率が表示されているところ 基礎代謝率と内臓脂肪レベルが表示されているところ

 個人的な感情はひとまず置いておいて、本体の機能で気に入ったのは判定結果も併せて表示されること。液晶の表示部の下には「レベルチェック」という項目があり、そこに自分の体組成が一般的にどうなのかが表示されるのだ。私の場合、体重は「!!!」だったが、内臓脂肪率は標準より下、体脂肪率もまだ標準だった(これで安心するのもどうかとは思うが)。

 メタボリックという言葉が浸透してからは、BMIや内臓脂肪レベルという言葉も当たり前のように聞くようになったが、どこまでがヤバイのか、どこまでは大丈夫なのかという判定は素人にはなかなか難しいものだ。それが測定される度に、表示されるので、自分の体の状態を知る目安の1つになる。


液晶画面にレベルチェックの項目がある この場合、内臓脂肪のレベルはやや低めだと表示されている

 今回の機種では、測定結果を本体に記録することはできないが、オムロンではユーザーが自分の記録を入力して使う「体重体組成計管理表」を無料で提供している。エクセルのファイルで数値を入力すると、グラフに反映されるというもの。ダイエットをより確実に行なうためにはとにかく数値を把握するのが大事なこと。こんなツールを使ってみるのもいいだろう。


目に付く場所に置いて、計測を続けたい
 もっと早く買えば良かった。これが今の正直な気持ちだ。実は自宅に体重計がないという人は珍しくはないのではないだろうか。年に一度しかない健康診断だけで自分の身体のことを知ろうだなんて土台無理な話だった。

 体組成計もかなりハイスペックなものからスタイリッシュなタイプのものまで実に多種多様になってきている。まずは自分がどこまで知りたいのか、どこで使うのか、家族は何人なのかなど自分の生活に合ったものを選ぶのが大切だろう。

 今回の製品は、まずは最低限の測定結果が得られる、高すぎない値段、女性の部屋にぴったりな本体カラー、私には大正解のチョイスだった。体重計に乗るのがコワイという人……修正が効くうちに、現実をみつめることを強くオススメする。







URL
  オムロンヘルスケア株式会社
  http://www.healthcare.omron.co.jp/index.html
  製品情報
  http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hbf356_1.html

関連記事
家電製品ミニレビュー
タニタ「BC-528-SV」(2008/05/02)

家電製品ミニレビュー
タニタ「デジタルヘルスメーターHD-654-WH」(2008/03/04)

家電製品ミニレビュー
無印良品「体組成計付ヘルスメーター BC-51R」(2007/01/23)




PR  




2008/05/07 00:05

- ページの先頭へ-

家電Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.