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やじうまミニレビュー
ダイヤテック「モバイルクルーザー ツイン」

~AC→USBアダプタの決定版
Reported by 本誌:伊藤 大地

ダイヤテック「モバイルクルーザー ツイン」
 AC電源、つまり家庭用のコンセントから、USBポートへ変換するアダプタは、私にとってすでに必需品。携帯電話、iPodなどの音楽プレーヤー、携帯ゲーム機などの充電を1台でまかなえる便利さは、一度使うと手放せない。

 中でもダイヤテックの「モバイルクルーザー」は、今やコンビニにも置かれる定番的な存在。初代モバイルクルーザー(以下、初代)は、電源を出力するポートは1個のみだったが、昨年春にチェリーケーブルと呼ばれる二股ケーブルを使うことで、2台同時に充電できる「モバイルクルーザー2.0」(以下、2.0)という新モデルも発売された。本誌では初代、2.0ともにレビューをお届けしている。

 2.0の登場から1年。初代と2.0のどちらを頻繁に使ったかというと、圧倒的に初代だ。2.0は、2台同時に充電できるのは確かに便利なのだが初代より重く、チェリーケーブルの存在がうっとおしかった。ケーブルによる分岐ではなく、アダプタ本体にはじめから2個ポートがついていれば……と思いつつ、初代を使い続けていたというわけだ。

 特にそれで不自由はなかったが、2月に常時持ち歩くノートパソコンをMacBook Airにしてから、状況が変わった。なにしろMacBook Airには1つしかUSBポートがない。そのポートは通信端末を差したら、それで埋まってしまう。とてもじゃないが、たった1つのポートを、充電用には当てられない。また、ビジネスホテルなどでは空きのコンセントの口数が少なく、1つの機器しか充電できない初代ではまかないきれなくなってきた。

 そうした折に念願の本体に2つポートが付いた最新モデルが登場した。「モバイルクルーザー ツイン(PLS52USBW)」(以下、ツイン)だ。2.0同様、1ポートに1,000mA、合計2,000mAという高出力はそのままに、2個のポートを本体に収めたモデルだ。希望小売価格はオープンプライス。Amazon.co.jpでは1,588円で販売されている。

 アダプタ本体のサイズは60×60×18mm(幅×奥行き×高さ)、重量は65g(実測は64g)。実測37gだった初代よりは重いものの、チェリーケーブル込みで実測89gだった2.0よりは確実に軽い。やはり、チェリーケーブル不要で直接、このアダプタにiPodや携帯電話を接続できるのは便利だ。


ケーブルなどは一切付属しないシンプルな本体 本体サイズは60×60×18mm(幅×奥行き×高さ)。500円玉と比べると本体のコンパクトぶりがよくわかる
本体重量は実測で64g

本体裏面。使わない時はコンセントを収納しておける
コンセントを出したところ
片手ですっぽりと収まるサイズがこの製品の魅力の1つだ

 実はポートが2つ、アダプタについているだけならば、他社も同様の製品を発売している。しかし、ツインがそれらより勝っているのは、出力が2,000mAと大きいこと。USBの規格では、1ポートへの電力供給はDC5V/500mAに定められているが、これを倍の1,000mAとすることで、規格値に従った製品より充電にかかる時間を短縮しているわけだ。

 この出力の差は体感できるくらい、充電スピードに差となって現われる。厳密なテストではないが、携帯電話の電池残量が1目盛りのところから、1ポート500mAの製品とツインとで比べてみると、1ポート500mAでは2時間近くかかったのに対し、ツインでは1時間20分くらいで充電が完了していた。明らかに出力の差によるものだろう。


ポートが2つついていること自体は珍しくないが、出力数が2,000mAまであるのは珍しい iPodtouchと携帯電話を接続したところ

iPodと同時に外出時の緊急用電源「eneloop mobile booster」を充電。これで電池切れは怖くない
 ところで、私は出張時は、これとeneloop mobile charger(KBC-L3S)を持ち出すようにしている。KBC-L3Sは70gと軽く、常時、持ち歩く気になる非常用電源だが、ACアダプタが同梱せず、KBC-L3S自体の充電はUSB経由でしか行なえない。しかも、規格値の500mAでは充電に約7時間もかかってしまう。

 しかし、これとツインを組み合わせて使うと、KBC-L3Sの弱点をうまくカバーしつつ、ツインだけでは対応できない、外出時の電池切れにも備えられる理想的なモバイル充電環境が得られる。

 外出時に電池切れを起こしたらKBC-L3Sで即座に充電。オフィスやホテルに戻ったら、ツインを使って携帯電話またはiPodと同時に、KBC-L3Sを充電。ツインの出力が大きいので、KBC-L3S7の充電にも時間はかからない。翌日も外出中の電池切れ対策は万全、といった具合だ。

 依然として軽さは初代にかなわないものの、2口充電は魅力的。2ポート内蔵しつつ、2,000mAを維持した点も評価したい。AC→USBアダプタの1つの完成系といっていいだろう。初代との価格差も300円程度。これから買うならば、迷うことなくツインを選ぶべきだ。





URL
  ダイアテック株式会社
  http://www.diatec.co.jp/
  製品情報
  http://www.diatec.co.jp/products/det.php?prod_c=541

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2008/05/02 00:04

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