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やじうまミニレビュー
bodum「チョコレートジャグ」

~簡単にホットチョコレートが作れる専用ツール
Reported by 本誌:阿部 夏子

bodum「チョコレートジャグ」
 幼い頃、夢中になって読んでいた海外児童文学全集。その中に何度も登場する憧れの飲み物、それがホットチョコレートだ。その時に抱いていた憧れは20代後半になっても消えず、ホットチョコレートはなんだかオシャレで特別な飲み物だという気持ちが消えない。

 そんな私の憧れの気持ちをピッタリと表現してくれそうなホットチョコレート専用のポットを見つけた。bodum(以下、ボダム)の「チョコレートジャグ」はホットチョコレートを作るための専用のポットだ。メーカー希望小売価格は7,350円。同社の直販サイトで同額で購入した。

 デザイン性の高さで定評があるボダムはデンマークの家庭用品ブランド。コーヒーや紅茶などに関するテーブルに出して使うタイプのキッチン用品では人気がある。

 今回購入したホットチョコレートジャグも、曲線を生かしたおしゃれな雰囲気漂う製品だ。本体はガラス製で、フタを外しておいてあったら花瓶のようにも見える、シンプルなデザイン。特徴的なのはフタの部分。下からネジのような形状の棒が出ており、その先には3枚の羽根が取り付けられている。フタの上には、取っ手がついておりその取っ手を引っ張るとポットの中の羽根が回るという仕組み。要は、先端の羽根でかき回してチョコレートを溶かすということらしい。


製品パッケージ
パッケージの側面には作り方が写真入りで説明されている 海外製品らしく説明書は9カ国語表記。日本語での説明は別の紙でされていた

特徴的なのはフタの部分。ネジのような棒の先に羽根が取り付けられている ネジが上まで上がりきった状態

本体の中での羽根の状態
【動画】本体の中の羽根が動く様子(WMV形式,455KB)

 使い方は簡単。中にチョコレートを入れて、温めたミルクを上から注ぐ、その後にフタの上の取っ手を数回上下させれば完成だ。

 まずは、説明書通りに作ってみた。チョコレートはどんなものを使って良いかわからなかったが、とりあえずは製菓用のチョコレートで試してみた。

 チョコレートの量に関しては特に指示がなかったので、とりあえず目分量でチョコレートを入れる。事前に電子レンジで温めておいた牛乳を加える。本体側面には「MAX」という表記と共に線が引かれているので、そこまで牛乳を入れる。線と表記だけで具体的な量は不明だが、計量しながら入れてみると、1,000ml前後のようだ。とはいってもそんなに飲む人もいないので、今回は500mlで試してみる。

 最後にフタを閉めるのだが、注ぎ口をハンドル側に向けるようにして閉めるのを忘れないようにしたい。こうすることで、中の牛乳が外に溢れることを防ぐのだ。


500nlの牛乳
500mlの牛乳をいれた本体まだまだ余裕がある

今回使用した製菓用チョコレート フタにはメッシュ状になった注ぎ口がある。本体にはめるときはこの向きに注意したい 本体にチョコレートを入れたところ

【動画】ホットチョコレートを作っている様子(WMV形式,1.63MB)
 あとはフタの取っ手を数回上下するだけだ。牛乳が入っていることで少々の抵抗は感じるものの、ほとんど力はいらない。羽根が内部で回って、牛乳が渦をつくっているのが見える。最初は白かった牛乳があっという間にチョコレートの色に変わっていく。コツとしては本体をしっかり手で押さえるということ。フタをしっかり押さえてやらないと、フタが動いてしまう。

 30秒ほど続けると、上部に泡が溜まってきた。固形のチョコレートは溶けたようなので、動かすのをやめて注ぎ口を変えてから、コップに注いでみる。

 コップに注ぐと、上部分は泡状になっている。さっそく一口。チョコレートと牛乳。私の大好きなものが合体してまずいわけはない。普段良く飲んでいるココアに比べると色が濃くて、ドロっとしているが、攪拌されることで牛乳に空気が入り込みフワっとした飲み心地だ。チョコレートの溶け残りもなく、妹と2人でおいしくいただいた。


完成した様子
ココアに比べると色がかなり濃くて、ちょっとどろっとしている

 自宅でホットチョコレートを作ろうとすると、意外とめんどくさい。チョコレートを湯せんで溶かして、ミルクを鍋で温めて、そこにチョコレートをゆっくり入れる。これだけで洗い物の数は山になってしまう。特に牛乳や、チョコレートは放置しておくとすぐに鍋やボールにこびりついてしまうので洗うのがかなりの手間。

 この製品の場合、牛乳を温めるという手間はあるものの、湯せんする必要はないし、作ったらそのままテーブルまで持って行ける。

 気になるのはこの製品を使う頻度だ。ホットチョコレートはおいしいし大好きだが、毎日飲むという種類のものではない。そこで、日常的に飲んでいる粉末状のココアでも試してみた。

 要領はチョコレートの時と一緒。ココアをいれて、お湯と冷たいままの牛乳を半分ずついれる。結果は大成功だった。

 粉末が溶け残ることもなく、ちょうど良く泡立つおいしいココアができた。粉末状のココアをカップで作ると底の方に溶けきれなかった粉末が固まってドロドロになっていて、飲みすすめるうちにどんどん味が濃くなっていくことがよくあるが、チョコレートジャグを使って作ったココアはしっかり攪拌されているので味が均一で、口当たりもまろやかになる。


粉末のココアで作ってみる
完成した様子
1回に作れる量は2杯以上。1杯だけつくることはできない

冷たい牛乳で作れるタイプの粉末ココアも作ることができた
 そのほか、冷たい牛乳でつくるココアなどでも試したがどれも問題なく使うことが出来た。今回は時期はずれのため、試すことができなかったが攪拌機能を利用してイチゴミルクなども作ることができそうだ。

 とにかく気に入ったのはその見た目。テーブルの上に置いてあるだけで、「お茶会」「ティータイム」といった雰囲気が一気にでる。その見た目に便乗して我が家では、単にピッチャーとしてお水を入れて使ったりもしている。ホットチョコレートを作るという機能はもちろん、おしゃれなテーブルウェアとしても十分通用する。

 ホットチョコレートやココアはカップ単位で出されることが多く、テーブルで給仕をするイメージはなかったが、これならば、お客さんの目の前で給仕をしても何の違和感も感じない。最大で約5杯分のホットチョコレートを一気に作れるので、来客が多い時には活躍してくれそうだ。子供たちの前にホットチョコレートをなみなみいれたチョコレートジャグを持って行ったら、大喜びだろう。

 逆に1杯単位で作ることは出来ないので、よほどのホットチョコレート好きでない限り一人暮らしではもてあましてしまうだろう。家族がいる方や来客が多い方用の製品だといえる。

 小さい頃思い描いたホットチョコレートのイメージを壊すことなくそのまま形にしたような、いつものティータイムを少しリッチな気分にしてくれる製品だ。





URL
  bodum
  http://www.bodum.com/index.asp?dom=1027
  製品情報(ボダム直販サイト内)
  http://www.bodum.com/b2c/?shpId=3&famId=-10&famSubId=1303&id=10676-16#

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2008/03/03 00:09

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