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やじうまミニレビュー
OXOのキッチン用ワンプッシュブラシ3種類を試す

~用途に合わせて使い分けるキッチンブラシ
Reported by 安部 陽子

OXOのワンプッシュブラシ3種
 家事をたくさんする人ほど、手が荒れてしまう。一番の原因は水仕事だ。でも、食器や鍋をきれいにするためには、洗剤を使わざるを得ない。

 ユニバーサルデザインのコンセプトで製品を出しているオクソーが、そんな台所の悩みに応えて、洗いやすく、手を痛めないように作った製品がワンプッシュブラシだ。今回、紹介するのはその中の「ワンプッシュ パームブラシ」「ワンプッシュ パームスクラブ」「ワンプッシュ ディッシュブラシ」の3種類。

 メーカー希望小売価格は「パームブラシ」が1,260円、「パームスクラブ」が1,050円。「ディッシュブラシ」は1,575円。ディッシュブラシ専用のリフィルは2個入りで735円。リフィルとは、交換用のブラシのことで、2個入りになっている。Amazon.co.jpで、パームブラシは1,050円、リフィルは730円、それ以外は定価にて購入した。

 どのブラシも握りやすい形で、力がかけやすい。ブラシの名前がワンプッシュとなっているように、中に洗剤をいれておき、ボタンを押して出す仕組みになっている。これによって、洗剤のボトルと、ブラシを交互に持ち替えなくてよい。また、握りしめるグリップ部分は黒色のゴムにデザインされ、素材はサントプレーンゴムになっている。


パームブラシ
パームスクラブ
ディッシュブラシ

「パームブラシ」と「パームスクラブ」のパッケージ
「ディッシュブラシ」のパッケージ

ザルや大根おろしが、得意な「パームブラシ」

 「パームブラシ」の大きさは70×100mm(直径×高さ)で、重さは約65g。握ると、ちょうど手で全体を包みこめるぐらいだ。胴体部分の中央がくびれているので、指でしっかりと握りしめられる。

 先端にブラシがついており、ブラシの毛の長さは2cmほど。ブラシを手に押しつけると、歯ブラシぐらいの固さだ。ブラシの外側は固めの毛、内側は柔らかめの毛になっている。本体の上部の黒いゴムは、この中心が、洗剤を出す時のボタンになる。ゴム全体を回すと取り外せ、本体のフタになる。使い方は、あらかじめ、ゴムのフタを開けて、中に洗剤を入れておく。洗っている途中で洗剤が欲しい時は、ボタンを押して洗剤を出して使う。


「パームブラシ」「パームスクラブ」は同じ形。中央にくびれがあり、指でしっかり握りしめられる
大きさは70×100mm(直径×高さ)、重さ約65g
ブラシの外側は固めの毛、内側は柔らかめの毛になっている。先端のブラシの中央に洗剤がでてくる穴がある

パームブラシを分解できるのはここまで。ブラシの取り替えはできない
上部のゴムを取り外して、中に洗剤を入れる

 使ってみてまず気づいたのは、洗っている時、ふつうのスポンジのように手が濡れないということ。握っているグリップ部分とブラシまで距離があるので、まったくとはいえないが、洗剤の泡が手につきにくいのは確か。冬は特に手荒れが気になる季節でもあるのでこれは嬉しい。

 洗剤のボタンは、ぎゅっと押し込まなくてはならない。ボタンはやや固めなので、両手ですることになる。洗剤が出てくる場所は、ブラシの中央の穴だ。洗剤はブラシに当たらずに真下に落ちる。その量は細さでいうと、市販の洗剤のボトルを傾けた時と同じぐらい。ボタンを1プッシュすると1~2秒ほどだ。ボタンは洗い物に向けて押し、洗剤を洗い物にかけてから洗う。

 パームブラシは、ブラシの長い毛をいかし、ザルや大根おろしなどを簡単に洗うことができる。普通のスポンジでザルを洗うと、野菜の破片などが網目にはいりこんでしまったりする。また、だいこんおろしの場合はもっと大変、スポンジがすりおろされる状態になってしまう。両方ともスポンジでは洗いにくい。パームブラシで洗ってみると、ザルの網目や、大根おろしの突起と突起の間にまで、毛の先が入り込む。簡単に洗い終わることができた。


洗剤を出すときは、上部のボタンを両手でぎゅっと押す
ザルを洗う様子。網の隙間にブラシの毛が入る
大根おろしを洗う様子。表面の突起の間まで洗える

お皿やシンクを傷つけずに洗う「パームスクラブ」

 「パームスクラブ」は大きさが7×10cm(直径×高さ)、重さが約78g。形はパームブラシと同じだが、先端のブラシ部分がスクラブになっている。いつも使っている四角いスポンジが先端に装着されている感じだ。ただ、洗うのは固いスクラブの面だけで、スポンジはクッションのためにある。

 洗剤のボタンもパームブラシと同じで、本体上部のゴムの中心になっている。ボタンは両手でぎゅっと押すと、スクラブの中央の穴からでてくる。パームブラシと同じように洗い物に洗剤をかけて使う。


大きさは7×10cm(直径×高さ)、重さが約78g。形はパームブラシと同じだ
中央に洗剤が出る穴がある。先端のスクラブの表面は硬くて粗い
分解した様子

 パームスクラブを使って洗い物をしてみた。

 まず、腕を動かさず手首を360度まわすだけで洗うことができる。同じスポンジだが、いつもの四角いスポンジとは、手の感触が違う。スポンジで洗うと、手に汚れのでこぼこが伝わってくる。しつこい汚れの時には、指で汚れをはがしているような状態。

 スポンジのクッションは、手の力を和らげ、洗い物を傷つけないようにする工夫だ。

 この特徴から、傷つきやすい食器や洗面所などに使うことができる。そこで、ステンレスのケトルを洗ってみた。このケトルの外側は、指紋や油っぽい何かでくすんでいるのだが、スポンジでゴシゴシ洗うと表面に傷がついてしまう。このまま自動食器洗い機にいれてみたが、汚れは取れなかった。パームスクラブで洗ってみたところ、やさしくこすっただけで、指紋や汚れを落とすことができた。


上部のボタンを押して、洗剤を出す。洗剤がでるのは1~2秒ほど
スポンジがクッションになって、傷つきやすいケトルにかかる力を和らげている
やさしくこすっただけで、汚れが落ちた

洗う前の様子。くすんでいる
洗い終わった様子。ステンレスの光沢が戻っている

底が深い鍋でも、手が汚れない「ディッシュブラシ」

 「ディッシュブラシ」は、本体が長い柄になっており、その先にブラシがついている。大きさは28×6×8cm(縦×横×高さ)で、重さ約139g。ブラシはパームブラシと同じ素材。柄に30度ほど角度があり、手首の負担を軽減するようになっている。

 洗剤は、本体の背にある黒いゴムのフタをあけて、中に入れる。このちょっと丸く膨らんだフタは、上から押すと、洗剤を出すボタンにもなる。片手でグリップ部分を握り、親指でぎゅっと押し込むと、洗剤をだすことができた。洗剤は、これまでと同じように、ブラシの中央部分から細く出てくるので、洗い物にかけて使う。


大きさは28×6×8cm(縦×横×高さ)、重さ約139g
ブラシの素材はパームブラシと同じ。中央に洗剤がでてくる穴がある
柄を握ったまま、片手で洗剤のボタンを押せる

洗剤を出す時のボタン、フタでもある
フタを開けた様子
本体の中に洗剤を入れる

 実際使ってみると、ぐっぐっと前に押しながら、しつこい汚れを落していく感じだ。柄をしっかり握ることができ、肩から力が込められるので、「パームブラシ」や「パームスクラブ」よりも力強く洗える。頑固な汚れも落せそうだ。

 柄が長いので、鍋やフライパンなど深さがあるものも、手を汚さずに洗うことができる。鍋の底をこがしてしまった時は、鍋を水につけて、コゲをふやかしながらゴシゴシ擦らないと取れない。そんな時、鍋に水が入っていても、手を水につけずに、ブラシの先だけ入れて洗えるのだ。

 そこで、チーズフォンデュをした後の鍋を洗ってみた。ざっと水洗いすると、やはり鍋の底にこびりついたコゲがある。これをディッシュブラシで力を入れながらこすると、ブラシの毛にコゲの破片が絡みつきながら、少しずつ取れる。ほぼ5分で、もとの鍋にすることができた。


ボタンを押して、洗剤がでる様子
柄が長いので、鍋を洗う時も手に水がつきづらい
チーズフォンデュのコゲは、5分ほどで落ちた

洗う前のコゲの様子
洗い終わった時の様子
いつも使っているスポンジで洗うと、どうしても手に洗剤がつく

洗剤は少量でOK

 3種類のブラシに共通することは、手を洗剤まみれにせずに洗えるということ。また、握りやすい形状のため力を入れやすいということだ。ブラシを使って洗い物をすると、洗剤を使う前の水洗いの段階から、汚れを落とすことができるので、皿洗いをする時間が短くなった。

 洗剤についていうと、本体が透明なので残量がわかりやすい。皿洗いの途中で洗剤が切れてしまったりすることはない。また1回に出てくる洗剤の量が少ないので、結果的に使う洗剤の量を減らすことができた。気になったのは、その出方だ。食器や鍋に直接落ちるのではなく、ブラシやスクラブに浸透して出てくる方が使い勝手が良さそうだと感じだ。

 それぞれのブラシに適した使い方があるが、不得意なこともある。普通の四角いスポンジのように、形状が変化しないので、コップの中には入らない。また、細かい部分を洗い残してしまうことがある。普通のスポンジと併用して使い分けるのがいいだろう。

 汚れたブラシは、洗剤で泡立てから水で流すと、きれいにすることができた。2週間ほど使っているが、ブラシの毛が抜けたりすることはない。


皿洗いをすると汚れる。パームブラシ
パームスクラブ
ディッシュブラシ

それを水洗いして、きれいなった。パームブラシ。ブラシの毛が抜けたりはしない
パームスクラブ
ディッシュブラシ

ディッシュブラシのブラシ部分を交換する時は、まず、爪を外す
柄をスライドさせて、取り外す
洗剤がもれたりすることはなく、このままシンクに置ける

皿洗いの時間の短縮で、手荒れを防ぐ

 握りやすく、力をかけやすいので、汚れの落ちも早い。これで、皿洗いの時間が短くなれば、体の疲労も減るし、水の節約にもなる。洗っている途中で、洗剤や水が手につきづらいので、手荒れも防ぐことができる。

 食器や鍋にも素材がいろいろあり、コゲのような、なかなかはがれにくい汚れから、指紋のような汚れまで、汚れにもいろんな種類がある。用途に合わせてブラシを使い分けることでより効率的に水仕事ができる。手荒れに悩んでいる人や、皿洗いの時間を短縮したいという人におすすめする。





URL
  OXO
  http://www.oxojapan.com/oxo/
  製品情報 ワンプッシュパームブラシ
  http://www.oxojapan.com/oxo/categories/product/74
  製品情報 ワンプッシュパームスクラブ
  http://www.oxojapan.com/oxo/categories/product/73
  製品情報 ワンプッシュディッシュブラシ
  http://www.oxojapan.com/oxo/categories/product/70

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2008/02/26 00:02

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