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ジャパン・インターナショナル・コマース「ソニックスクラバー」

~水の飛び散りが少ない電動お掃除ブラシ
Reported by 本誌:正藤 慶一

ソニックスクラバー
 私事だが、このたび引っ越しをすることになった。敷金を少しでも多く取り戻すために、掃除を怠って放置しまった箇所を、今更ながら掃除する必要がある。

 台所と風呂場を見てみると、蛇口の取っ手の周辺、タイルのスキマに、汚れが溜まっている。スポンジを手にこすってみるが、洗いづらく、なかなか汚れが落ちない。

 そこで「電動クリーナー ソニックスクラバー」という商品に頼ることにする。電動のブラシを回転させて、こすり洗いをしてくれるという製品だ。輸入商社のジャパン・インターナショナル・コマースが発売元で、本製品もアメリカからの輸入品だ。ブラシのサイズが小さく、細かな部分の掃除に向きそうなので購入した。価格は楽天市場で3,150円だった。

 本体の外見は、スティック状で細長く、サイズは40×30×260mm(幅×奥行き×高さ)。動作はON/OFFの2段階のみで、本体背部のスイッチを押すと、ブラシが稼働する。スイッチを上へスライドさせると、連続運転となる。本体内部には、電源としてアルカリ単三電池が4本が入っているが、重さは約200gと軽い。


ソニックスクラバーのパッケージ。右側に「押してみてください」とあるように、パッケージの外側から電源を入れて、ブラシが動く様子が見られる ブラシは、スイッチを押している間だけ動く。連続運転させる場合は、スイッチを上方向へスライドさせる 電源は単三アルカリ乾電池を4本使用する

 ブラシ部分には、購入時は直径17mm×厚さ12mm程度の「中硬質ブラシ」と呼ばれるブラシがついており、別売りの交換ブラシと付け替えが可能だ。交換ブラシは4本入りで、硬い材質で、風呂場の角や目地向けの「硬質ブラシ」、硬質ブラシを山形にカットし、蛇口や細かな部分に対応する「硬質ブラシ 山型」、洗面台など広い面積に適した「中硬質ブラシ ラージ」、そして本体付属のものと同じもので、スペアとして使用できる中硬質ブラシの4種類となっている。ブラシはひねるだけで着脱が可能。こちらも同じく楽天で購入し、価格は2,940円だった。

 ちなみに本製品は、本体カラーがブルー系の「バス・トイレ用」と、グリーン系の「キッチン・家庭用」の2種類があり、交換用のブラシもそれぞれのカラーで用意されている。製品情報を見たところ、本体は基本的な性能には変わりがないようだ。今回はバリバリ洗うものばかりだったので、「バス・トイレ用」にした。

 ただし「キッチン・家庭用」の交換用ブラシには、「バス・トイレ用」で同梱されている中硬質ブラシの代わりに、柔らかいブラシの「軟毛ブラシ」が用意されている。デリケートな材質のものを洗う際には、こちらをチョイスすると良い。


交換ブラシは別売りで販売されている 交換ブラシは4本入り。「中高質ブラシ」は、購入時に付属しているものと同じ 風呂場の角や目地向けの「硬質ブラシ」

蛇口や細かな部分に対応する「硬質ブラシ 山型」は、硬質ブラシが山形にカットされている 洗面台やバスタブなど、広い場所向けの「中硬質ブラシ ラージ」。直径は約30mm ブラシは軽くひねるだけで着脱する。英語の説明書きが、輸入品であることを感じさせる

 それでは、キッチンの蛇口付近を洗ってみる。ブラシはデフォルトの中高質ブラシから、「水道の蛇口に」とパッケージに説明されていた硬質ブラシ・山型にチェンジ。ブラシをONにして、先端を蛇口のスキマに入れてみると、手が届きにくく洗いづらい部分にブラシが届くので、簡単に洗うことができる。

 しかし、運転中は「ガー」という動作音がして、結構うるさい。防音性の低い部屋では、夜間は使用しない方が良いだろう。

 次に、パッケージに用途例として書かれていないが、ガスコンロの汁受けを洗ってみる。あまり掃除しなかったため、汚れがかなり溜まっているが、中硬質ブラシとキッチン用洗剤を利用して、一部しぶとい汚れが残ったものの、かなりきれいになった。


【動画】蛇口付近をブラシがけしているようす(WMV形式、約931KB) 「硬質ブラシ・山型」を使用すれば、蛇口のスキマにもブラシが届く

これが我が家のガスコンロの汁受け。目も当てられないほど汚い 中硬質ブラシで洗ったところ、ここまでキレイにすることができた

 続いて、風呂場のタイルのスキマにできたカビを掃除する。ブラシは、風呂場の隅や目地向けという硬質ブラシにチェンジ。スポンジでこすり洗いをしてもなかなか落ちなかったカビを、素早く落とすことができた。本体には防水加工が施されているので、濡れても心配が要らないのも心強い。

 最後は浴槽内部を、一番大きな中硬質ブラシ・ラージサイズで洗浄する。しかし、それほど大きなバスタブではないものの、掃除の完了までに10分ほど時間が掛かってしまった。広い場所を磨くというよりも、細かい部分や汚れがひどい部分を、中硬質ブラシで重点的に洗浄するのが良さそうだ。


 実際に洗ってみて気づいたのだが、水の飛散がかなり少ない。製品パッケージをもう一度よく見ると、「毎分5500回の高速反復回転」で掃除するとのこと。つまりブラシは“回転する”しているのではなく、自動車のワイパーのように“ヘッドを左右に高速で振っている”のだ。そのため遠心力が付加されず、水の飛散が少なく済むのだろう。

 付属品としてストラップが付いているので、キッチンやお風呂場に吊り下げて、常備しておくのも良い。トイレに備えておけば、飛び散りが少ないという点で、とでも重宝しそうだ。本体も軽く、電源はスイッチをONにするだけという簡単操作なので、誰でも簡単に利用できる電動ブラシといえるだろう。


【動画】運転中のブラシを手で抑えて、ブラシの動くようすを見ると、ワイパーのように左右へ動いているのがわかる(WMV形式、約480KB) 同梱しているストラップを使えば、キッチンやお風呂に吊り下げて保管できそうだ




URL
  株式会社ジャパン・インターナショナル・コマース
  http://www.jicworld.co.jp/
  製品情報
  http://www.jicworld.co.jp/sonicscrubber/kitchen.html#brush

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2007/01/15 00:01

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