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やじうまミニレビュー
chef’n「ソルトボール/ペッパーボール」

~片手で挽けるウサギ形のミル
Reported by 本誌:阿部 夏子

chef'n(シェフン)「ソルトボール、ペッパーボール」
 あこがれの調理器具の1つにミルがある。フライパンの上でミルを使うその姿はいかにも料理が出来そうで絵になる。かといって1人暮らしで本格的なミルを購入するのもなんとなく気が引けていた。ところが先日雑貨屋でなんとも可愛らしいミルを見つけて一目惚れして思わず購入してしまった。今回は、そのミルをご紹介したい。

 購入したのは、chef'n(シェフン)社のソルトボールとペッパーボール、それから一回り小さいサイズのソルト、ペッパーそれぞれを購入した。メーカー希望小売価格は大きいサイズのものが2,100円。小さいサイズのものが、1,050円。楽天市場で同額で購入した。

 この製品はアメリカの料理研究家が開発したキッチン用品を作っているchef'n社のもの、日本では刃物用品などでおなじみの貝印株式会社が輸入、販売を行なっている。

 製品の魅力はなんといってもその見た目。ウサギがモチーフで、耳部分が大きく外に飛び出ている。「ソルトボール」というその製品名そのままにコブシ大の大きさの丸い容器の中に大粒の塩が入っている。

 使い方は簡単。耳部分を掴んで、内側に絞る、すると下から挽かれた塩や胡椒が出てくる。製品の仕組みはサイズが違っても一緒だ。違うのは、大きいサイズの物には、収納時用の台が付属してくること。小さいサイズの製品は、本体裏に磁石が付いていて冷蔵庫などに貼り付けておけることだ。


左から「ミニソルトボール」と「ソルトボール」
製品パッケージ
使うときはウサギの耳のような形をしているグリップ部分を内側に握る

レギュラータイプの本体「サイズは83×93×146mm(幅×奥行き×高さ)。ミニタイプは55×57×93mm(同)
レギュラーサイズを握った様子
ミニタイプを握った様子。大きさにはかなり差がある

本体底面。ここから挽かれた胡椒や、塩が出てくる
本体側面
上から見た様子

【動画】実際に使用している様子(WMV形式,214KB)
 さっそく使ってみる。まず、気に入ったのは片手で使えること。洋食屋などで見かける昔ながらの木製のミルは頭の部分を押さえながら本体を回すので、両手がふさがってしまう。ペッパーボールは片手で、耳の部分を内側に引き寄せるだけなので片手でフライパンを使いながら味付けをすることができる。

 固形の胡椒や、塩を粉状にするのだからかなり力がいるのかなと思っていたが、女性の力でも問題なく使える程度だ。何十回も連続で使ったりするとなると疲れてしまうだろうが、十回程連続で使用しても疲れを感じることはなかった。

 ウサギの耳を型どっているように見えるグリップ部分は、デザイン重視なだけでなく、握りやすく、滑りにくい。片手だけで作業を続けても、作業中に本体が落ちたり、滑ったりするようなことは全くなかった。

 大きい方のペッパーボールの中には、赤、白、黒の3種類のペッパーが詰まっている。詳細な記載がないため正確な情報ではないが調べてみたところ、これは「レッドペッパー」「グリーンペッパー」「ホワイトペッパー」という種類のようだ。胡椒だけで味見してみたところ、今まで使っていた安い胡椒とは味の深みが違う。塩も挽きたては香りが広がって料理の風味が広がる。

 この製品は片手で使うことができるので、調理しながら味を付ける時には最適だ。この日はシンプルに味付けを塩と胡椒だけでした「ジャーマンポテト」を作った。3種類の胡椒が味の決め手になって、ビールにぴったりのおつまみになった。


ウサギの耳をかたどったようなデザインのグリップ ペッパーボールの中には色とりどりのペッパーが入っている 塩と胡椒だけで味付けしたジャーマンポテト。シンプルな料理だと調味料の味が光る

 小さいの方のミルは食卓で活躍してくれる。私は味付けが薄いようで友人に手料理を振る舞うといつも「薄い」と言われてしまう。味は個人の好みがはっきりと分かれるところなので、目玉焼きやサラダなどシンプルな料理は食卓でそれぞれ自分好みに調節してもらうのもいいだろう。

 本体の後ろに磁石が設置されていて、冷蔵庫などに貼り付けて収納できるのも場所をとらなくて良い。


ミニサイズのミルは食卓においてそれぞれ自分の好みの味付けをしたいと時に役立つ 使用後は冷蔵庫に貼り付けて収納できるので場所を取らないのが嬉しい。見た目にもかわいい

 かなり気に入って使っていて、気になったのが中身の詰め替えだ。岩塩や粒胡椒の補充は本体の側面から行なう。

 詰め替え用の塩や胡椒は少し大きめのスーパーやデパートなら購入できる。気になっていた3種類の胡椒も、購入できた。ただし値段は胡椒が3種類で1,800円前後、塩も800円前後と若干高めだが、味のことを考えるとしょうがないと思うことにする。詰め替え用の小窓はかなり小さくて、場所もいれずらい所にある。詰め替えの際はロウトや固紙などを使うと良いかもしれない。


本体側面には中身を入れ替えるための小窓がついている 小窓をあけたところ。小窓は小さめなので入れ替えるのは少し手間がかかりそう

入れ替え用の塩は少し大きめのスーパーに行かないと購入できなかった 中身の入れ替えに関して特に記載はなかったが粒の大きさがだいたい同じくらいのものを選んだ 3種類の胡椒も購入することができた。ただし、普通のタイプと比べると値段はやや割高

いつもの調味料置き場におくだけでもキッチンが明るくなるようなデザイン
 意外な効果を感じたのは量の調節が効くこと。プラスチックの容器に入った塩や、胡椒は本体を振って出そうとすると、時々出し過ぎてしまったりする。この製品の場合は1回に挽かれる量が一定なので、出し過ぎるということがない。グリップ部分を握ると「あ、挽けてるな」という実感があるので電動のミルよりも微調整も効く。

 ビジュアルに惹かれて購入を決めた製品だったが、手動のミルの良さを思いがけず実感できた。自宅にいる時間が限られているため凝った料理はできないが、シンプルな料理だからこそ調味料にこだわるだけで味が変わる。ミルを片手にフライパンを振る自分に陶酔しているというのも正直なところ。料理初心者の友人へのプレゼントとしても最適だろう。





URL
  貝印株式会社(輸入販売代理店)
  http://www.kai-group.com/index.html
  chef'n(シェフン) (貝印のホームページ内)
  http://www.kai-group.com/kitchen/brand/chefn/index.html
  製品情報
  http://www.kai-group.com/kitchen_brand/kitchen_brand_chef'n/kitchen_brand_chef'n_mill/item/000CF0001_2.html

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2008/02/21 00:07

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