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ファインスカイ「コーヒーメーカーボトル GAMAGA」
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コーヒー好きで、仕事をしながらでもおいしいコーヒーを飲みたいという人は多いだろう。コーヒーにこだわりのある人ならば、缶コーヒーは絶対に避けたいし、インスタントコーヒーも飲む気にならない。かといって、職場にコーヒーメーカーや、ドリップセット一式持ち込んでゆっくりとコーヒーを淹れるというのもなんだかヒンシュクものだ。結局いつもコーヒーショップでテイクアウトしたものを職場に持ち込んでいる人もいるのではないだろうか。
今回紹介するのは職場にも持っていける、ドリッパー、フィルター、サーバーが1つになった製品だ。ファインスカイ「GAMAGA」はドリッパー、フィルター、サーバーが一体になっているので、簡単に一人分だけコーヒーを淹れることができる。ファインスカイのオンラインショッピングで3,400円で購入した。
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ドリッパー、メッシュフィルター、接続部、フタ、ボトル、ドリッパースタンドからなる
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ドリッパーをボトルから外して、スタンドに置いた状態
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重さは444g、ボトルの容量は400mlでコーヒーカップでいうと約3杯分が一度に淹れられる
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● 特徴的な形状のドリッパーと、メッシュフィルター
GAMAGAは、中挽き、または荒挽きのコーヒー豆を使い、一度に淹れる量は、豆の量は、コーヒースプーンで2~3杯(約30g)ほど、できあがりのコーヒーでは、ボトルの容量の400mlになっている。これは、コーヒーカップでいうと約3杯分、マグカップなら1杯とより少し多めの量だ。
本体はステンレスの2重構造になっており、マグカップなどと比べると保温性はかなり高い。1回に淹れられる量が多めなので、飲み頃の温度がキープできるというのは嬉しい。
GAMAGAの全体の重さは444g。本体の仕組みは、上部のドリッパー、その内側にセットするメッシュフィルター、接続部、フタ、ボトル、ドリッパースタンドの部品からなっている。
まず注目すべきは、ドリッパーとフィルターだ。ドリッパーはステンレス製で、卵のように真ん中がふくらみ、上側と下側にすぼまっている。フィルターは、使い捨てではなく、洗って使い続けるステンレスのメッシュのもので、筒のような形状をしている。ドリッパーにフィルターをセットすると、ドリッパーがチューリップの花びらなら、フィルターが雄しべや雌しべのようなイメージだ。
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筒型のような形をしたメッシュフィルター。使い捨てではなく、洗って何度も使う
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フィルターの内側の様子
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ドリッパー部分を組み立てる。まず、フィルターを接続部の上に置く
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さらにドリッパーをセットし、しっかり閉めて固定する
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ドリッパー部分を後ろからみた様子
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ドリッパー部分は、チューリップの花のように真ん中にフィルターの筒が立っている。フィルターの内側に筋などはなく、ツルツルだ
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メジャーな製品のカリタやメリタのドリッパーは、全体の形状がすり鉢型で、内側の壁面には、抽出したコーヒーを導くための筋が入っている。GAMAGAのドリッパーは、内側に筋のようなものはなく、ツルツルになっている。
付属の接続部は、ドリッパーとメッシュフィルターを固定するのに使う。ボトルのフタには、抽出用の抽出栓と、口をつけて飲む時に飲み口の2つの穴がある。このフタが、ボトルのフタという役目と、ドリッパーからコーヒーを落とす役目があるのだ。フタの抽出栓でないと、ドリッパー下部の穴が開かず、コーヒーが落ちていかない仕組みなので、フタとドリッパーは一体になっている。ドリップスタンドは、ドリッパーを立てて置きたい時や、ドリッパーにフタをするときに使う。
組み立て方は、まず、接続部にメッシュフィルターとドリッパーをかぶせて時計回りに閉めて、固定する。組み立てたドリッパーを、ボトルのフタの抽出栓に差し込めば、できあがりだ。
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ボトルに蓋をする。このフタは飲み口と、ドリッパーの抽出栓をかねている。フタにセットしなければ、ドリッパーからコーヒーは落ちない
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抽出栓をあける
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抽出栓にドリッパーを差し込んで、組み立て完了だ
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ボトルから直接飲むときに使う、飲み口
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ドリッパースタンドは、ドリッパーのフタとしても使える
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コーヒーの淹れ方は2通りある。
基本の淹れ方は、挽いたコーヒー豆の好みの量をドリッパーに入れ、「の」の字を描くようにしながら、ケトルでお湯を注ぎ入れる。お湯がドリッパーの一番上の縁より1cm下にまでいっぱいなったら手を止め、お湯を全部落ちきるまで待つ。そして、もう1回、ドリッパーいっぱいになるまでお湯を注ぎ、この2度目が全部、落ちるとできあがりだ。下部のボトルは、ドリッパーで2回分の抽出でちょうどいっぱいになるようになっている。
もう1つは、忙しい時など手間をかけずに淹れたい時の、淹れ方だ。ドリッパーを、フタの上ではなく、ドリッパースタンドに置いて、コーヒー豆を入れ、お湯を注ぐ。ドリッパーがフタにセットされていなければ、コーヒーが落ちないことを利用している。この状態のまま3~5分蒸らしたら、お湯が入ったドリッパーをそっと持ち上げ、フタのしたボトルの上にセットする。これを繰り返し、2回抽出すればできあがりだ。
● 淹れ方は簡単、濃いめのコーヒーがはいる
さっそく基本の淹れ方でコーヒーを作ってみる。味の違いがわかるように、いつもスーパーで買う、パッケージされた中炒りのマンデリンの豆で、同じ挽き方にし、同じケトルを使う。豆はブラウン製の家庭用電動コーヒーミルで挽いており、粒の大きさは挽く時間で調整するタイプものだ。日頃の味と比べるために中挽きにした。
挽いた豆をドリッパーに入れ、「の」字を描きながらお湯を注ぐ。お湯でいっぱいになったドリッパーのコーヒーが、最後まで落ちきってから、もう一度、2回目のお湯を注いた。1回目の抽出の時は、ドリッパーの内側が、コーヒー豆が壁面に積みあがった状態で残る。さらにお湯を注いで2回目の抽出が終わった時は、コーヒー豆は底面に平らになって残った。コーヒーが落ちるスピードはとてもゆっくりだ。
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通常の淹れ方。ドリッパーに挽いたコーヒー豆をいれる
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ドリッパーの一番上の縁より1cm下まで、「の」の字を描きながら、お湯を注ぎ入れる。お湯が落ちきったら、もう一度これをくりかえしてできあがり。コーヒーが落ちるスピードはとてもゆっくり
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できあがったコーヒー。ドリッパー2杯分でちょうどボトルがいっぱいになる
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1度目の抽出の後のドリッパー
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さらにお湯をドリッパーいっぱいに入れて、2度目の抽出の後のドリッパー
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飲み終わったボトルの底を見ると、コーヒーの細かい粉が沈殿していた
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さっそく味わってみると、普段ペーパーフィルターで淹れた時よりも濃い味。ボトルの底を見ると、コーヒーの細かい粉が沈殿しているのがわかる。電動ミルで挽いたので、中挽きより細かい粒度の粒ができてしまったのかもしれないが、普段、ペーパーフィルターで淹れた時は、このような粉は出てこない。
次に、簡単に淹れたい時の淹れ方で淹れる。ドリッパースタンドの上にドリッパーを置いた状態で、お湯を注ぐ。お湯が入った状態で3分間待ち、ドリッパーをフタの上に移動させると、ストンっと急に早いスピードで大量のコーヒーが下に落ちた。先程の通常の淹れ方よりも、コーヒーの落ち方が歴然と早い。
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簡単に淹れたい時の淹れ方。ドリッパーをドリッパースタンドに立てたまま、お湯を注いで、3分蒸らす
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3分後、お湯が入ったドリッパーをそっと持ち上げる
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フタの抽出栓に差し込む
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味わってみると、通常の淹れ方より3分蒸してから淹れた方が、少し苦みが増している。でも、苦すぎるということではない。この淹れ方は、一杯抽出型の簡易式のドリッパーに似ている。ドリップスタンドにドリッパーを立てて蒸している3分間は、簡易式のドリッパーをカップにセットして、コーヒーに浸しながら抽出している状態のようだ。
飲み比べてみると、ペーパーフィルターで淹れた方は、口当たりがよくまろやか。GAMAGAで淹れた方は、濃く抽出されていて、苦みも酸味もしっかりした味がする。香りもこちらの方が強く、私好みのコーヒーだ。
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ボトルに氷を入れておけば、アイスコーヒーも作れる
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ボトルに氷を入れておき、上からコーヒーを落とせば、アイスコーヒーを作ることもできる。濃く抽出できる特性は、アイスコーヒー向きともいえる。
ペーパーフィルターの淹れ方に慣れていると、2度に分けて淹れることを忘れ、少量のお湯でコーヒー豆を蒸らしたら、あとは「の」の字を描きながら、ひと息で淹れたくなる。この淹れ方だと、ボトルが透けていないので、抽出されるコーヒーの量がわかりづらい。外側から中の量が確認できると、いろいろな淹れ方ができていいと思う。
お手入れする時は、ドリッパーのコーヒー豆を全部捨ててから、洗う。メッシュフィルターのまわりに豆がついているので、きれいに洗い落とすことになるが、この小さいフィルターが抽出の大事な部分だ。固くしっかりした作りなのだが、直接、手で触る時は、変形しないよう注意した方がいいだろう。
● 手軽に、かつコーヒーの味にはこだわりたいという人に
収納は部品をセットした状態で棚に置いておけるので場所をとることもない。コーヒーが飲みたい時は、本体に豆を入れ、あとはお湯を注ぐだけでよいので準備に時間がかからないのが良い。淹れ方も少しずつお湯を注ぐのではなく、2回に分けてドリッパーからコーヒーを落としきるので使い方も簡単だ。
自宅でも、オフィスでも簡単に、濃く味わいのあるコーヒーを飲みたい人に、うってつけの製品だ。
■URL
株式会社FineSky
http://www.sinosky-intl.com/
製品情報
http://www.sinosky-intl.com/zakka/gamaga/
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2008/01/28 00:00
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