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【年末特別企画】
私が選ぶ、今年の一台 ―筆者編

Reported by 家電Watch筆者陣
 当媒体で毎日更新中の「家電製品ミニレビュー」は、今年は1月5日からスタート、以後週5日の更新を続けて、12月26日で296回に到達した。今回は日々、数多くの製品レビューを執筆するライター陣に、「今年の1番」といえるお勧め製品を選択してもらった。年末・新年のお買い物に、また2007年の思い出として、ご一読いただきたい。


   ナショナル「3つ星 ビストロ NE-W300」 by 安部 陽子
   ノーリツエレクトロニクステクノロジー「Lx.」 by 清水 理史
   ナショナル「ASSA SB697W」 by スタパ斎藤
   シャープ「愛情ホット庫 SJ-HV42M-H」 by 西村 敦子
   フィリップス「Sonicare FlexCare(ソニッケアー フレックスケアー) RS912」 by 平澤 寿康





高機能で使いやすい、会心の一品 ――ナショナル「3つ星ビストロ NE-W300」 by 安部陽子

ナショナル「3つ星ビストロ NE-W300」
 「今年の一台」には、私はナショナルのスチームオーブンレンジ「3つ星 ビストロ NE-W300」を選びたい。

 NE-W300は、マイクロ波を発生するアンテナを2本搭載し、これを赤外線の温度センサーと組み合わせることで、感知した食品の温度の低い方を狙ってムラのない加熱を行なう「ねらって加熱」機能が特徴。ごはんとおかず温度が異なる2品の食品を同時に温めたり、グリル皿を使って両面焼きもできる。また、レンジ・スチーム・ヒーターを連動させて、27種類のメニューが自動で調理できる「新・合わせ技」機能も備えている。レビューでも、ローストチキンやケーキ、ピザやカレーライスなど、さまざまな料理を簡単に作れた様子を紹介した。

 これだけでもありがたいのだが、特に私が一番気に入ったのは、その操作が簡単な点だ。他の機種でも便利な機能を備えた製品は数多くあるが、複数の操作ダイヤルがあり、温度や時間、オートメニューをそれぞれ個別にダイヤルで操作するものが多い。しかしビストロは、正面のダイヤル1つしかなく、これを回して押すだけで、ほとんどの操作が行なえる。

 また、液晶パネルは大きく、大きな黒い字で表示されるのでとても見やすい。さらに、操作のたびに音声ガイドが先導してくれるので、高級レンジを初めて使う私にもすんなりと馴染むことができた。購入前は豊富な機能を持っているだけに、操作面で不安を抱いていたのを、良い意味で裏切ってくれた。私にとって会心の一品と言えそうだ。


URL
 ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=NE-W300

関連記事
家電製品レビュー ナショナル「3つ星ビストロ NE-W300」 (2007/11/30)





バスルームをよりリラックスする場にライトアップ――ノーリツエレクトロニクステクノロジー「Lx.」 by 清水理史

ノーリツエレクトロニクステクノロジー「Lx.」 
 今回は「筆者が選ぶ、今年の一台」といった企画だが、もう一歩進めて「今年もっとも”ワクワク”した一台」といった観点から見れば、数ある家電製品の中からノーリツエレクトロニクステクノロジーの「Lx.」を挙げたい。製品としては2005年発売と少々古いが、今まだ魅力を失っていない製品である。

 個人的には、家電製品には大きくわけて2つのタイプの製品があると考えている。一つは実用性重視のもの。これは洗濯機や冷蔵庫のようないわゆる生活必需品と呼ばれるカテゴリの製品と考えればわかりやすいが、要するにないと生活が不便なもののグループだ。

 そしてもうひとつは趣味性の高いもの。マッサージチェアとか健康器具、場合によっては加湿器なども入るかもしれないが、要するになくても良いがあれば便利なもののグループだ。

 で、冒頭で挙げた「ワクワク」というテーマで考えると、圧倒的に趣味性の高い後者の家電製品から選ぶべきなのだが、ノーリツエレクトロニクステクノロジー「Lx.」はカテゴリで言えば照明器具。分類としては生活に欠かせない実用性重視のもに分類されるものでありながら、なぜか「ワクワク」する製品なのだ。これがスゴイ。

 おそらくバスルームの照明の明るさを調節できるだけの製品であったとしたら、実用性家電の域を出ることはなかっただろう。しかし、「Lx.」は、調光機能にプラスして、イルミネーションのように色が刻々と変わるバスライト、アロマオイルを使った香りも楽しめるアロマ機能と、そこに趣味性の高い付加価値を提供している。

 この違いを実現しているのは、おそらく商品開発のコンセプトにあるのだろう。単純にバスルームを明るくするための照明を開発しようとしたならば、こんな製品はできあがらない。しかし、バスルームをリラックス空間として演出するというコンセプトで商品開発をしたらどうだろうか。

 これは想像でしかないのだが、そんな開発者の意図がバスライトやアロマといった付加価値を生んでいるように思えるのだ。

 もし、時間が許されるのなら、個人的には土曜の夕方、外よりも少し暗めに調光して、心地良い香りにつつまれながら、ゆっくりとバスタイムを満喫したい。現実にはできないのが寂しい限りだが、「Lx.」はそう思わせるだけの魅力を十分に持っている。

 バスルームをリラックスできる場へと変え、心安らぐバスタイムを演出する、単純な「モノ」ではなく、その製品を使った「こと」を消費者に提案している点こそ、今年一番の製品と呼ぶにふさわしいところだ。


URL
 ノーリツ エレクトロニクス テクノロジー株式会社
  http://www.n-et.co.jp/
  製品情報
  http://www.n-et.co.jp/lx/index.html

関連記事
家電製品ミニレビュー ノーリツエレクトロニクステクノロジー「Lx.」 (2007/10/22)





時計と電気スタンドが合体した“光の目覚まし時計”――ナショナル「ASSA SB697W」 by スタパ斎藤

ナショナル 生体リズム お目覚めスタンド ASSA SB697W
 2007年を振り返ってみて、最もよく使いつつ意識して「役立ったなぁ」と思える家電製品は、拙者の場合はナショナルの「生体リズム お目覚めスタンド ASSA SB697W」である。

 ASSAは、目覚まし時計とベッドサイド用ランプが合体した製品。寝床で本を読んだりする時の枕元用ライトとして使えて、かつ、時計にもなり、かつ、独自の方法で寝てる人を気持ち良く起こすという機能を持った独特の存在だ。

 その機能・利用方法・使用感については、清水理史氏の家電製品ミニレビューに詳しくあるので、そちらをご参照いただきたい。また、拙者も(ずいぶん前ですけど)ASSAの使用レポートを書いている。

 でも一応、軽くASSAの機能について書くと、特筆すべきはやっぱし独自の目覚まし機能ですな。動作としては、セットした時刻に電子音が鳴ることに加え、セット時刻の30分前から、ASSAのライト部が徐々に明るくなる。そして30分後の電子音が鳴る時刻までに、最大の明るさとなる。枕元が徐々に明るくなるので、寝ている人間が自然と起きる、というシクミだ。

 コレ、朝日が昇るときの明るさの変化を模したものなんだそうですな。人間が本来持つ「あ、明るくなってきた、朝だ、活動しましょう」という習性を逆手にとって目覚ましとして利用したものだそうだ。人によってその効果は違うと思うが、拙者の場合、この日の出シミュレーション照明により、非常に気持ちよく起床できるケースが多い。


約30分かけ、枕元を徐々に明るくすることにより、脳味噌のリズムに合わせたサワヤカな目覚めを実現した、とのこと。拙者にはバッチリとマッチした“明かりの目覚まし時計”なのであった
 てゅーか、ASSA、もうかなり以前からある製品。拙者の場合は2004年から使い続けており、その役立ち度は毎年毎年ジョリーグッドでスプレンディドと言えるが、今年は特に役立った。ASSAの目覚まし機能の使用頻度が非常に高かったからだ。高使用頻度であった理由はイロイロあるが、ASSAがその都度、拙者をキッチリ起こしてくれたこと、また起こされることの不快感が非常に少ないことに、改めて「ASSAってマジ役立つ目覚ましだなぁ」と感じている。

 もはや拙者にとってもはや手放せない存在であるASSAなのだが、誰にでもオススメって感じではない。

 まず、枕元用ライト&目覚ましとしては、けっこー高価なこと。実勢価格は19,000円前後ですな。また、ASSAが“効く人”と“そんなに効かない人”があるっぽいからだ。

 それから、万人にこの“光により起きられる効果”があるかどうか、チトわからないという点。拙者の場合、例えばそーとー深酒して寝たとか、睡眠不足連続だったとかいう場合でなければ、ASSAで(ライト機能のみで=電子音を聞く前に)キッチリ起きられる確率は90%オーバーな感じ。だが、誰もが必ずしもそーであるとは言えない。こればっかりは、ユーザーとなって試してみるほかない。

 てなわけで、拙者の家電オブザイヤーはこのASSA。なんか、天井直付けタイプ(シーリングライト)も存在するとのことで、そっちも使ってみようかしら、とか考え中である。


URL
 ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=SB697W

関連記事
家電製品レビュー ナショナル「生体リズム お目覚めスタンドASSA」(2007/08/03)
【スタパトロニクス】あら不思議、気持ちよく起床!! 高ヒット率の目覚まし装置「ASSA」 (2007/08/03 ケータイ)





「キワモノ?」とか思ってごめんなさい! 超便利な「愛情ホット庫」――シャープ「SJ-HV42M-H」 by 西村敦子

SJ-HV42M-H
 数多くの家電を使ってきた2007年。いろいろな家電を試しているうちに、だんだんわかってきたことがありました。それは、しっかりしたコンセプトを持って開発された家電は、最初わからなくても、使っているうちに「なるほど」と意図が伝わってくることです。

 私の場合、今年購入した家電のなかでは、シャープの冷蔵庫「SJ-HV42M-H」が、まさに「使ってみないとわからない」というケースに当てはまった製品でした。

 SJ-HV42M-Hのウリは“冷蔵庫なのに温めができる”という小型の切り替え室「愛情ホット庫」の存在ですが、購入前は、競争が激しい冷蔵庫の分野だから、ここまで工夫が凝らされるんだなぁ……と、“コンセプト先行型のキワモノ”っぽい印象を持っていました。購入理由は、ただ単に「ほかと違う意欲的なところに一票! 」という感じでした。

 が、使ってみるとこの「愛情ホット庫」が本当に便利。特に肉や魚を解凍するときには大変便利です。当初は、解凍は電子レンジでもできると思っていましたが、調理中はたいてい電子レンジもフル稼働していますし、グリルやオーブン機能を使った日には、庫内が熱くて冷めるまで電子レンジとしては使えません。また、時間がかかる解凍に電子レンジが占領されてしまうのも案外不便です。結果、気がつくといつも「愛情ホット庫」で解凍していました。

 また、麦茶などを煮出したあとにあら熱を取るのにも最適。お茶を煮出すのはたいてい夜なので、さっさと冷蔵庫に入れて寝てしまいたいのですが、普通に冷蔵庫に入れてしまうと庫内全体の温度が上がってしまうので、この「愛情ホット庫」だけで調整できるのはとても助かります。あら熱とりが終われば自動的に冷蔵に戻るので、セットしたままで安心して寝られます。

 同居人のために夕飯を作ったのに、帰宅が遅くなると電話があったら、夕飯は保温できる「愛情ホット庫」行き。冷凍用に多めに炊いたごはんも、あら熱とりのため「愛情ホット庫」行き。毎日使っているうちに、この機能がちゃんとユーザー目線に立っていて、ニーズがあって作られたものだったんだと実感できました。キワモノだとか思ってごめんなさい、という気分です。

 このほか、ラップレスの「潤いパネル冷却」とか、カビの発生を抑える「除菌イオン」や脱臭効果、ステンレスプレート付きの「おいそぎ冷凍」などの機能も備えています。「愛情ホット庫」以外の基本性能の高さも見逃せません。

 家電のなかでも大型冷蔵庫は、特に新機能が続々開発されている分野です。他社の冷蔵庫にもうらやましい機能が搭載されたモデルが続々登場していますが、「いや、でもあの機種には『愛情ホット庫』がないからな」と思えば、満足したまま使い続けられそうです。


URL
 シャープ株式会社
  http://www.sharp.co.jp/
  製品情報
  http://www.sharp.co.jp/products/kitchen/refrigerator/spec01/sjhv42mh/index.html

関連記事
家電製品レビュー シャープ「愛情ホット庫 SJ-HV42M-H」(2007/08/20)





ブラシを除菌する紫外線ボックスが魅力――フィリップス「Sonicare FlexCare RS912」 by 平澤寿康

Sonicare FlexCare(ソニッケアー フレックスケアー) RS912
 今年買った家電製品の中で、筆者が最も気に入って使っているのが、フィリップスの電動歯ブラシ「Sonicare FlexCare(ソニッケアー フレックスケアー) RS912」(以下RS912)だ。

 電動歯ブラシを使い始めたのは、昨年虫歯がひどくなって歯医者に通い始めたのがきっかけだが、それ以降、筆者にとって電動歯ブラシはなくてはならない存在となっている。最初に使った電動歯ブラシはフィリップスの「ソニッケアー エリート e9500」(以下e9500)だが、3~4分ほどの短時間で、手磨きでは感じたことがなかったほど歯がツルツルになり、大いに感動したものだった。e9500は使い始めてまだ1年ほどのため、まだまだ問題なく使えていたが、今年9月に登場したRS912には、魅力的な新機能が満載なので、買い換えることにした。

 RS912に買い換えた最大の理由は、付属の充電台にブラシを除菌する紫外線除菌ボックスが用意されたことだ。e9500では、普通の歯ブラシと同じように使った後と使う前に水で濯ぐ以外のケアはほとんどやっていなかった。e9500のブラシは寿命が約半年で、水洗いだけだと清潔さに欠ける気がして、1カ月に1回ほどの割合でキッチン用の漂白剤を使って洗ったりもしていたが、筆者はたったそれだけのことですら面倒に感じていた。それに対しRS912では、紫外線除菌ボックスにブラシをセットしてボタンを押すだけでブラシが除菌され、常に清潔な状態で使える。この機能だけでも、RS912にしてよかったと思えるほどだ。

 また、ボディがスリムかつ軽量になっている点もポイントだ。軽量化自体はそれほどではなかったが、ボディがかなり細くなったことで格段に握りやすく、使いやすくなっている。加えてe9500では、使っているときに手に比較的強い振動が伝わっていたが、RS912ではボディに伝わる振動少なくなって、振動で手がむずがゆくなるような感覚も少なくなった。実際に奥歯や歯の裏を磨くときも楽に扱えるようになって、ますます歯磨きが楽しくなった。

 電動歯ブラシは、年々選択肢が増えるとともに、比較的購入しやすい価格帯の製品も多くなっている。そういった中でRS912はやや高価な部類の製品だが、価格に見合う満足感が得られる製品だと筆者は感じている。まだまだ歴史の浅いジャンルだが、今後もますます進化していくことになるはず。来年以降は、RS912の後継製品だけでなく、他社の製品にも注目していきたい。


URL
 株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
  http://www.philips.co.jp/
  製品情報
  http://www.sonicare.ne.jp/brushes/flexcare/c_flex_t1.html

関連記事
家電製品ミニレビュー フィリップス「Sonicare FlexCare RS912」(2007/10/23)






2007/12/27 00:06

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