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家電製品ミニレビュー
フィリップス「Sonicare FlexCare RS912」

~紫外線除菌ができる高級電動歯ブラシ
Reported by 平澤 寿康

 以前から筆者が利用している電動歯ブラシ「Sonicare(ソニッケアー)」シリーズに、「FlexCare 900シリーズ」という新モデルが登場した。本体デザインやブラシ形状が新しくなり、歯垢除去効果や使い心地が高まっているという。そこで、さっそく新モデルを試してみることにした。試したのは、FlexCare 900シリーズの上位モデル「FlexCare RS912」(以下RS912)だ。価格はオープンプライスで、ヨドバシカメラのネット通販での価格は27,800円だった。


本体が細く軽くなって使いやすさ向上

 ではまず、RS912の最大の特徴である、本体デザインからチェックしていこう。

 RS912は、従来モデルであるソニッケアー エリートシリーズと比較して、本体サイズが30%ほど小さく、また重量も16%ほど軽くなっているとされている。実際に届いたRS912を見ても、かなり小さくなっていることが一目瞭然だ。

 ソニッケアー エリートは、本体が先端に行くほど太くなっており、さらに最も太いところで直径が33mmほどとなっているが、RS912の本体は、先端に行くほど細くなり、また最も太い底面部分でも直径が28mmほどしかない。

 実際に手にしても、その違いは歴然。ソニッケアー エリートは、かなり気合いを入れて”つかむ”、といった感覚だったが、RS912では、鉛筆を持つような、と言うと大げさかもしれないが、ソニッケアー エリートを持った直後では、”つかむ”というよりも”つまむ”といった感覚だ。もちろん、一般的な歯ブラシと比較すると、”つかむ”という感覚になるのは間違いないのだが、ソニッケアーシリーズでの比較では、持ちやすさは格段に向上している。


フィリップス 電動歯ブラシ「FlexCare RS912」
正面
側面

ソニッケアー エリート(右)との比較。RS912は本体がかなり細くなっている 本体重量もスタンダードブラシ付きで136gと軽くなっている

 次に重量。使うときのことを考えて、スタンダードサイズのブラシを取り付けた状態で計測してみたところ、手持ちのソニッケアー エリート(e9500)が158.5gだったのに対し、RS912は136gであった。その差は約22gほど。確かに軽くはなっているが、実際に手にしてみると、逆にRS912の方が重いような感覚であった。おそらくこれは、RS912のほうが本体が小さくなっているからだと思うが、少なくとも本体サイズのような劇的な違いはない。

 次はブラシヘッドだ。RS912では、「ProResults」という新しい形状のブラシヘッドが採用されている。従来との形状の違いは、ブラシ前後方向だけでなく左右方向にも凹凸があるという点だ。ソニッケアー エリートのブラシヘッドは、ブラシ前後方向に波形のカーブが施されているが、左右方向は水平であった。それに対しRS912のブラシヘッドは、前後方向だけでなく左右にもカーブが施されている。具体的には、中央部が盛り上がり、左右に向かって高さが低くなっている。ちょっとした違いかもしれないが、左右に大きくヘッドが振れることで歯を磨くソニッケアーシリーズの動きを考えると、この形状の方がよりしっかりブラシが歯に当たることは間違いないはずだ。

 加えて、RS912では、ブラシヘッドの形状だけでなく、ブラシヘッドの仕様も大きく変更されている。従来のソニッケアーシリーズのブラシヘッドは、ヘッドを動かすリニア駆動部の一部が一体となり、本体にねじ込んで固定する構造だったが、RS912ではリニア駆動部は全て本体内に埋め込まれ、本体から延びる振動ピンに差し込む構造となっている。ブラシヘッドの交換がスムーズに行えるようになったため、1台を家族で使い分ける場合などは重宝するはずだ。もちろん、この違いが性能に影響を及ぼすことはない。


ブラシヘッドは新形状「ProResults」になり、ブラシ左右にもカーブが施された ソニッケアー エリートのスタンダードブラシ(右)との比較。前後のカーブはほとんど変わらないが、左右のカーブ有無が大きな違いとなっている ブラシヘッドの仕様も変更され、リニア駆動部は全て本体内に収納され、ブラシヘッドからは磁石や金属パーツがなくなった

 ちなみに、RS912用ブラシヘッドは、販売価格がかなり安い。ソニッケアー エリート用のスタンダードブラシは販売価格が1本3,150円だが、RS912用のスタンダードブラシは販売価格が1本1,480円と、半額以下なのだ。ただし、RS912用のブラシヘッドは寿命が約3ヶ月と、ソニッケアー エリート用ブラシヘッドの約6ヶ月と比較して半分になっている。つまり、トータルのランニングコストはほとんど変わらないことになる。それでも、他社の電動歯ブラシと比較して特にランニングコストが高いということはない。


本体先端の振動ピンにブラシヘッドを差し込んで利用する ブラシヘッドは、スタンダードサイズとコンパクトサイズの2種類がある。価格は1,480円(スタンダードブラシ)と従来の半額になった

携帯用のポーチも従来通り付属。旅行などにも気軽に持って行ける 携帯用の小型充電台も付属している。これで長期間の旅行も安心だ

新形状ブラシで、さらに優れた歯磨き能力を実現

 では、実際の使い心地をチェックしていこう。

 RS912のブラッシングモードは、フルパワーの「クリーンモード」と、パワーの弱い「センシティブモード」という、従来からある2種類のモードに加え、「マッサージモード」、「Go Care」、「Max Care」という3種類の新モードが用意されている。

 クリーンモードとセンシティブモードは、従来モデルと全く同じモードだ。30秒ごとに一瞬の静止状態をはさみつつ2分間動作する、30秒×4セットという点も従来通り。マッサージモードは、歯茎をマッサージする場合に利用するもので、クリーンモードとセンシティブモードが断続的に切り替わっているような状態と考えればいいだろう。こちらも、30秒ごとに一瞬の静止状態をはさみつつ2分間動作する。


本体正面のボタン。上が電源ボタンで、下がモード切替ボタンだ モード切替ボタンを押すたびに「スタンダード」→「センシティブ」→「マッサージ」→「Go Care」→「Max Care」とモードが切り替わる。本体最下部には充電レベルのインジケーターがある

 それに対しGo Careモードは、クリーンモードの1分間動作モードである。15秒ごとに一瞬の静止状態をはさみつつ1分間動作する。短時間で歯を磨きたいときに利用するモードだ。またMax Careモードは、クリーンモードとマッサージモードを組み合わせた動作となる。クリーンモードで30秒間動作し、続いてマッサージモードが15秒間動作し、45秒ごとに一瞬の静止状態がはさまる。そして、この45秒1セットが4回繰り返され、3分間の動作となる。Max Careモードは、歯と歯茎双方をしっかり磨きたい場合に利用するモードだ。

 実際にこれらモードで試してみたが、個人的にはGo Careモードは時間が短すぎて使えないと感じた。確かに、ちょっとでも時間の惜しい朝などはGo Careモードが重宝するかもしれないが、しっかり磨くにはさすがに時間が足りないという印象だった。

 それに対し、マッサージモードは、なかなか使えるという印象だった。歯茎のマッサージには、クリーンモードのパワーでは強すぎで、センシティブモードの強さではやや物足りない。しかし、その双方を組み合わせることで、パワー的にもちょうどいい感じで歯茎をマッサージできる。しかもかなり気持ちがいい。そのため、RS912が届いてからは、歯磨きだけでなく歯茎のマッサージも日課になってしまった。

 ただ、Max Careモードはあまり使わない。これは、歯磨きと歯茎のマッサージは別々にやりたいという個人的な嗜好によるものだ。当然、双方を一気に行えた方がいいと考える人もいるはずで、そういう人にとっては重宝するモードではないだろうか。


【動画】スタンダードモードで動作させている様子(WMV形式, 198KB) 【動画】スタンダード→センシティブ→マッサージとモードを切り替えて動作させている様子(WMV形式,359KB)

 ちなみに、ブラシ部の形状が変わったことで、従来モデルとは磨き具合の印象が大きく変わっている。ブラシ先が左右にもカーブしているためか、ブラシが歯や歯茎にかなりソフトに当たっているような印象だった。そのため、最初のうちは、ブラシがしっかり当たらずにうまく磨けていないのではないか、と感じることもあった。しかし、磨き上がりを見ると歯垢は全く残っておらず、従来通り磨きあがりの歯はつるつるになっている。そのため、RS912は、歯を磨く能力はそのままに、歯や歯茎にはやさしくなっていると言っていだろう。

 また、RS912では、ブラシの振れ幅が従来より10%増えているとされている。この点は、実際にブラシを動かして比較してみたが、見ただけでは違いがわからなかったが、もちろんこの点も歯を磨く能力に大きく関与しているはずだ。


紫外線除菌機能でブラシの清潔さを保つ

 ところで、RS912は、FlexCare 900シリーズの上位モデルだが、本体やブラシは下位モデルであるR902と全く同じ。スタンダードブラシとブラシが小さいミニブラシが1本ずつ付属する点なども同じ。しかしRS912の付属品にはR902にはない大きな特徴がある。それは、ブラシの紫外線除菌機能を持つ充電台が付属しているという点だ。


紫外線除菌機能付き充電台。左のボックス部分が紫外線除菌機能となる 紫外線除菌ボックス内部。上部銀色の網の中に紫外線除菌ランプが取り付けられている 紫外線除菌ランプ。フィリップスはこの分野で高いシェアを誇っているそうだ

2本のブラシヘッドを同時に除菌できる。ブラシヘッドのスタンドとしても利用可能だ
 この充電台には、本体を充電する機能に加え、ブラシヘッドの収納機能も兼ねる紫外線除菌ボックスが取り付けられている。この中にブラシを収納して充電台上部のスイッチを入れることで、ボックス内の紫外線ランプが点灯し、ブラシの除菌が行えるのである。

 歯ブラシを使っていて最も気になるのは、ブラシが広がって歯磨き能力が落ちてくるという点だろう。しかしそれだけでなく、ブラシ部の清潔さも気になる人が多いはずだ。使うたびにしっかり水洗いをしているとはいえ、ブラシに付いた歯垢が残ることもあるだろう。それをそのまま放置しておくと、ブラシの根本あたりが黄ばんだように汚れてくるだけでなく、バクテリアなどが繁殖してしまう。それを防ぐのがこの紫外線除菌ボックスである。

 仕組みは、医療現場などで利用されている紫外線除菌システムと同じだ。また、歯ブラシ用の紫外線除菌ボックスも販売されているが、当然それと同じようなものと考えてもいい。スイッチを入れると内部の紫外線ランプが10分間点灯し、ブラシヘッドの除菌が行われる。

 紫外線除菌ボックス内は銀色でミラー加工されており、紫外線がブラシ隅々まで届くように工夫されている。また、10分で自動的にランプが消えるだけでなく、正面の扉を開けても自動的にランプが消えるようになっているため、間違って紫外線ランプからの紫外線を浴びる危険もない。

 実際に、1日1回紫外線除菌を行ってみたが、3週間ほど経ってもブラシは汚れが全く見られない。まだまだ使用期間は短いかもしれないが、これだけきれいな状態が保たれているということは、紫外線除菌が有効に働いているからと考えて間違いないだろう。


扉を閉じ、本体上部の電源ボタン(左)を押すと紫外線除菌ランプが10分間点灯しブラシヘッドを除菌する。右のOpenボタンを押すと扉が開くが、扉が閉まっていないと紫外線除菌ランプ点灯しないので安心だ 除菌中は、正面の「PHILIPS」ロゴの窓が青く光る 充電台底面には、電源ケーブルを巻き取るスペースが用意されており、必要な長さだけ電源ケーブルを延ばすことが可能

 以上のように、RS912は、本体がコンパクト・軽量となって使いやすくなっただけでなく、従来以上の優れた歯磨き能力を実現し、さらに紫外線除菌機能による常に清潔な歯磨きが行えるという点などによって、製品の魅力は大幅に向上したと言っていいだろう。これから新規に電動歯ブラシを試してみようと思っている人はもちろん、従来モデルを使っている人にも広くおすすめしたい。価格はやや高いものの、その価格に見合う満足感が得られるのは間違いない。





URL
  株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
  http://www.philips.co.jp/
  製品情報
  http://www.sonicare.ne.jp/brushes/flexcare/c_flex_t1.html

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2007/10/23 00:03

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