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家電製品ミニレビュー
日立「マルチ充電ラジオ HJR-30」

~キッチンタイマーや時計もついた多機能手廻しラジオ
Reported by 清水 理史

いざというときの情報源を確保

日立リビングサプライ「マルチ充電ラジオHJR-30」
 地震などの災害に備えて、普段から何か準備をしているだろうか。

 個人的には、水だけは確保しておきたいと、長期保存用の水が2ケースほど倉庫にしまってあったのだが、実はほかにはあまり準備をしていなかった。

 「情報」を扱う仕事をしているのに、緊急時の情報源が確保ができていないというのもお粗末な話だろうというわけで購入したのが、日立リビングサプライのマルチ充電ラジオ(HJR-30)だ。希望小売価格は13,650円。Amazon.co.jpで8,980円で購入した。


日立リビングサプライのマルチ充電ラジオ HJR-30の正面 左側面。2灯式のLEDライトとそのスイッチ、サイレンのスイッチが配置されている

右側面。ラジオの選局スイッチと音量スイッチ、FM/AM切り替えスイッチが配置される 背面には手巻き用の充電レバー、アンテナ、右下には手巻き、充電池、乾電池の電源切り替えスイッチも配置されている

ラジオ+5で合計6つの機能を搭載

 ラジオとしては高めの価格だが、その名の通り、背面についたハンドルをぐるぐると回すことで充電が可能となっており、災害時など電源が確保できない場合でも利用可能となっている。

 機能も豊富で、ラジオはAM/FMに加えてテレビの1~3チャンネルの受信に対応。そして夜間などに重宝するライト、それもLED2灯式のライトが側面に配置されている。また、同じく側面にサイレン用のスイッチが用意されており、災害時などに、万が一、どこかに閉じこめられた場合の合図として利用できる。

 前面の液晶パネルには、現在時刻が表示されるだけでなく、目覚ましやキッチンタイマーとしても利用できるのが特徴。「災害時用の手巻きラジオにキッチンタイマー?」と不思議に思っていたが、「カップラーメン用じゃない?」という家族の一言で納得。本製品は付属のACアダプタや乾電池(単四×3本)での動作も可能となっているので、もちろん、普段、時計やキッチンタイマーとの代わりとして利用し、いざというときに手巻きで使うと良さそうだ。こういう機能があって日常的に使用していれば、いざというときに探さなくて済むというメリットがある。


液晶パネルには現在時刻と利用中の電源が表示される。キッチンタイマーや目覚ましとしても利用できる 目覚ましやタイマー、時刻合わせ用のボタンは上部に配置されている

 このほか、携帯電話の充電用としても使えるようになっており、側面のコネクタに付属のケーブルを装着し、そこに携帯電話用のアダプターを装着することで充電に利用できる。携帯電話用のアダプターは、mova/Tu-Ka/Vodafone(Softbank)用、au用、FOMA用の3タイプが付属しており、一般的な携帯電話の充電に対応している。


側面のフタを開けると、AC電源、イヤホン、携帯電話充電用のコネクタが姿を現す 携帯電話用のアダプタは3種類付属しており、一般的な携帯電話の充電が可能となっている

短時間の使用なら手軽に充電できる

 実際に使ってみる前は、「手巻きだと疲れそうだなあ」と思っていたのだが、この予想は半分当たりで、半分はずれといったところだ。

 取扱説明書によると、手巻き充電で使う場合は、1分あたり120回のペースで1分間の充電を2~3回繰り返してから使うことが推奨されており、フル充電には30分の充電が必要となっている。

 これをマジメにやろうとすると、相当にツライ。120回/1分というのは、1秒あたり2回転で良いので、さほどスピードは要求されないのだが、1分間というのが意外に長い。30秒くらいで疲れて徐々にペースダウンしはじめ、1分になるころには手がつらくなっている。

 3回連続となると、かなり疲れるので、フル充電を目指して30回(30回)も回そうものなら、筋肉痛になることは間違いなさそうだ。長時間連続で使うならやはりACで充電しておくか、乾電池での利用がおすすめだ。


背面のハンドルをぐるぐる回すことで充電が可能。適度な抵抗があり、長時間回転させるのはそれなりにツライ 背面のフタを開けると乾電池をセットするためのボックスが現れる。ボックスを取り外すと、さらに奧に充電池が現れる
1分間 フル充電 乾電池
ラジオ 約50分 約15時間 約50時間
LEDライト 約15分 約5時間 約13時間
サイレン 約5分 約3時間 約8時間
携帯電話通話 約3分 約40分
携帯電話待ち受け 約90分 約300分
※携帯電話は600mAhの充電池の場合


 とは言え、これは長時間、ラジオやライトを使う場合の話であって、短時間の利用であれば、さほど労力はかからない。

 たとえば、背面のハンドルを360度ぐるっと回す、ようするに1回転させただけでもLEDライトを10秒点灯させることができ、ラジオも20秒ほど受信することができた。ライトもラジオも、電力が少なくなってくると、徐々に暗くなったり、受信感度が悪くなってくるので、その時点で、再びハンドルをぐるぐるっと回せば連続で利用できるだろう。

 緊急時、ACや乾電池が使えない環境の場合は、はじめにある程度ハンドルを回して充電しておき、あとは必要に応じて、こまめにハンドルを回して追加充電するという使い方で十分そうだ。

 このように、本製品は多機能でありながら、使い方次第では手軽に充電できるため、個人的にはなかなか気に入っている。ただ、1つ要望があるとすれば、AC充電中は液晶パネルのライトが点灯したままになってくれるとありがたいと感じた。

 液晶パネルのライトはACケーブルを取り外したときとボタンを押したときに一瞬点灯する仕様だが、普段から点灯していてくれれば夜中など暗い中で本製品を探すときに苦労しなくて済む。緊急時などを考えると出口の目安などの誘導灯的な役割も果たして欲しかったところだ。





URL
  株式会社日立リビングサプライ
  http://www.hitachi-ls.co.jp/
  製品情報
  http://www.hitachi-ls.co.jp/products/hs/casualty/068.html

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2007/09/07 00:02

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