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やじうまミニレビュー
漆畑製作所「グラグラフ」

~グラッときてもあわてずに対処できる家庭用地震計
Reported by 清水 理史

地震の恐ろしさ

漆畑製作所 家庭用地震計「グラグラフ」
 新潟県を中心に大きな爪痕を残した新潟県中越沖地震の記憶も新しいところだが、地震というのは本当に恐ろしい災害だ。

 発生時の破壊的なダメージも大きいが、その後、人々が従来の生活に戻れるようになるまでに長い時間と労力を要してしまう。過去、大きな地震が発生し、その被害が報道される度に、いつ自分が被害に遭うかを想像し、恐ろしく感じてしまう。

 しかしながら、地震が頻繁に発生することに慣れてしまったせいだろうか。日常的に発生する小さな揺れには、あまり驚かなくなってしまった。グラグラっと揺れても、「揺れたね」とか、「震度いくつくらいだろう」などと家族で話したり、テレビの地震速報を気にする程度で、あまり深刻に感じることがない。

 しかし、最近になって、この「慣れ」は良くないと感じるようになってきた。大規模な地震が続いていることもあるが、いざ大地震が身近で発生したとき、いつものように「さほど大きく揺れないだろう」などという先入観で対処が遅れたら……どうなるだろうか。

 というわけで、地震に対する考え方をもう一度改めるべく購入したのが、この製品。株式会社漆畑製作所の家庭用地震計「グラグラフ」だ。Amazon.co.jpで9,800円で購入した。


本体側面
背面

揺れを検知し、表示と音声でお知らせ

 このグラグラフ、家庭用地震計という肩書きの通り、地震の揺れをセンサーで検知して表示することができる装置だ。

 底面に単三乾電池4本を入れるか、付属のACアダプタで電源を入れ、日付設定などの初期設定をすると動作する。揺れを検知すると、それを表示と音声で知らせてくれる。

 たとえば、軽く本体を揺らしてみると、「ピコーン、ピコーン」という電子音の後に、「震度1弱の揺れです」という音声メッセージが流れ、前面の液晶に「1.0」という数字と大きさによって縦棒が次第に増えていくグラフ状の表示によって、震度が表示される。


揺れを感知すると警告音や音声メッセージとともに画面に震度を表示する 【動画】設置台を揺らして動作させたときの様子。映像では少々わかりにくいが音声はかなり大きい(WMV形式,487KB)

午後4時から翌朝7時までの間に地震を検知すると、ランプが点灯して非常灯代わりになる。夜間の避難経路確保に向いている
 実際の災害時を想定してか、かなり大きな音で警告音とメッセージが流れるため、少々驚くが、揺れが数値として表れると、実感が湧く。たとえば、実際の地震でも、揺れているときはどことなく現実味を感じないが、その後、テレビで震度の数値を見て「意外に大きかった(小さかった)」と、はじめて地震を実感することがあるが、この感覚に非常に近い。震度という数値が頭に入ることで、初めて人間はそれを現実のものとして認識できるのだろう。

 ちなみに、グラグラフの動作は、震度の大きさや発生時刻によって変化する。たとえば、震度が大きくなると、最初に鳴る「ピコーン、ピコーン」という電子音が、「ブー、ブー」というより深刻なイメージの音へと変化したり、震度4以上では、後述する地震の心得というガイダンスのボリュームが大きくなる。

 また、午後4時から翌朝7時までの間に震度3以上の揺れを検知すると操作パネルの一部がオレンジ色に光り、簡易的な夜間非常灯の役割を果たす。さまざまなところに工夫がちりばめられた製品だ。


地震の6つの心得

 もちろん、グラグラフは単に震度をアナウンスするだけの製品ではない。この製品の目的は、いざ地震が発生したときでも、あわてずに行動できるようにすることにある。そのため、グラグラフでは揺れを検知後、震度をアナウンスした後に、「地震の6つの心得」というガイダンスが流れるようになっている。

 これは製品のホームページで確認できるが、たとえば火を消すとか、倒れる可能性があるものに近づかないようにするなどといった、地震が発生したときの一般的な注意点がアナウンスされる。

 平時に聞くと、当たり前のことのように聞こえるかもしれないが、いざ大地震が発生すると、パニックになり、当たり前の行動ができなくなることが多いという。大きな揺れに呆然とする中、電子音といえども、何をすればいいのかというガイドが聞こえてくるというのは、精神的に非常に心強いといえそうだ。

 このほか、グラグラフには過去に発生した震度3以上の地震の発生日時をメモリー記録しておく機能(留守中の震度なども確認できる)や、過去に発生した大地震の情報を音声で再生できる地震音声ライブラリー(発生と同じ日付の日のみ聞ける)などの機能も備えている。


設置場所を工夫しよう

 このように、1台あると心強い製品だが、実際の利用時に注意したいのは設置場所だ。

 たとえば、不安定なテーブルの上などに設置すると、周囲を人が歩いただけでも揺れを検知し、アナウンスが流れる。また、窓の側などに設置した場合、窓を強く閉めたときの反動などでも揺れを検知してまう。

 震度1弱も検知できるほど高精度なセンサーを搭載しているおかげでもあるのだが、実生活のちょっとした揺れにも反応してしまうことがある。

 また、前述したように実際の地震発生時に備えて、音声のボリュームもかなり大きめに設定されている点にも注意が必要だ。寝室などに設置しておくと、小さな揺れの場合でもかなり大きな音のガイダンスが流れ、すっかり目が覚めてしまう。

 実際の地震発生時に、夜間に非常灯になることや音声ガイダンスを聞きながら、もしくは音声の方向を頼りに避難できることを考えると、通路などの避難に使う出口の近辺に設置しておくのがかしこい使い方と言えそうだ。

 おそらく、この製品の本当のありがたみを感じるのは大きな地震が発生したときだろう。普段から地震に対する備えができるという点で、1台あると心強いのではないだろうか。





URL
  株式会社漆畑製作所
  http://www.urushibata.co.jp/
  製品情報
  http://www.gragraph.jp/
  「地震の6つの心得」サンプル
  http://www.gragraph.jp/05eq/index.html#samplevoice

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2007/08/31 00:00

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