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無印良品「アクリルミラーライト」

~鏡に映る顔がパっと明るい、インテリア照明
Reported by 安部 陽子

無印良品 「アクリルミラーライト スリム丸型蛍光ランプ20W昼白色」
 毎日なにげなく使っている物は、知らず知らずのうちに、それにまつわる不便さを当然のものと思うようになり、その不便さが解決されたとたん、不便に思っていたことに気づかされることがよくある。

 今回紹介する無印良品の「アクリルミラーライト スリム丸型蛍光ランプ20W昼白色」もそんな製品の1つだ。私の場合、化粧をする時はいつも、卓上ライトと鏡を使っていた。鏡を手元まで持ってきて、卓上ライトの角度を調節し直しと、こんなことを繰り返して化粧をするのだが、実は準備に手間がかかっていたのである。

 このアクリルミラーライトのように、鏡の周りに蛍光灯が付いていて、鏡に向かうだけで、灯りが顔を照らしてくれるなら、もう卓上ライトと手鏡はいらない。2つの機能をこれ1つで果たしてくれる分、机も広く使えるだろう。そんなことを、この製品を見て思ったのである。無印良品のサイトで7,875円で購入した。


鏡の後ろから、顔を蛍光ランプで照してくれる

 全体の大きさは、約27×約34cm(幅×高さ)で、厚さが約5cmほどあり、重さは、約1.4kgある。

 鏡の部分は21×28cm(幅×高さ)で、その周りを幅約3cmほどの光が透ける乳白色のアクリルカバーが囲んでいる。この鏡の裏に蛍光ランプが内蔵されており、アクリルカバーを通して光を放つのだ。コードの長さは約2mある。

 スイッチは背面の底辺近くにある。スタンド式で、床や棚や卓上に鏡を傾けて置くようになる。傾く角度は三段階に調節できる。

 蛍光灯が切れてしまったときは、背面にある4つのネジをコインなどで回して外す。そして、背面の裏カバーを取り外して、中の蛍光灯を取り替える。蛍光灯の種類は20Wのスリムタイプ。購入時には昼白色の電球型蛍光灯がセットしてあった。


本体の大きさは約27×34×5cm(幅×高さ×厚さ)で、約1.4kg。鏡の部分は21×28cm(幅×高さ)だ 内蔵されている蛍光灯のスイッチは背面にある
傾きは三段階に調節できる

中の蛍光灯を取り替える時は、背面にある4つのネジを外す
中の様子
使用できる蛍光灯は20Wのスリムタイプ丸型蛍光灯

強い明るさで、鏡に映る顔をパっと明くする

明るさはかなりのもの。真っ暗な部屋でライトを点灯すると、細かい活字も読めるくらいだ
 この鏡に向かって座り、ライトのスイッチを入れてみると、鏡に映った自分が顔がいつもよりも明るく見えることに驚く。

 これまで使っていた卓上ライトも顔に近い場所に設置していたが、それでもこんな風にパッと明るくは、ならなかった。大袈裟にいうと照明を浴びているような感覚に近いものがある。自分の肌の色が、普段より明るくなるだけなのに、この感覚は結構、うれしい。

 明るさだけでなく、鏡自体がとても綺麗に映る。このライトに照らされている状態を家の設備で例えるなら、洗面台に顔を鏡に寄せてじっと覗き込んでいるぐらいの明るさだ。これなら、わざわざ顔を突き出して覗き込まなくても、鏡の前に座るだけで、簡単に顔に充分な光が当てられる。


 明るさはかなりのものだ。夜中に部屋を真っ暗にしてライトを点灯してみると、さすがに6畳の部屋全体を照らすほどではないが、1m四方の床に何があるかがはっきりと見える。30cmほどの近さなら、本の字もはっきり読み取れる。鏡の向かいに花を置いてみると、色も鮮明に鏡に映っている。

 机の上に置いてみると、このアクリルミラーライトはなかなかの存在感がある。スタンドの脚を出し、傾けて置くと、幅も結構なものだ。重量は1.4kgあり、持ち手もついていないので、片手で持とうとすると、滑り落としてしまいそうになった。やはりこれは、机の上に常設して使うものなのだろう。丸型の蛍光灯を使用しているので、このサイズになってしまうのは仕方がないのかもしれない。

 壁掛けの鏡としても使えたら、もっと使い勝手がよいのだが、壁掛けにすると、洗面台の普通の鏡とあまり違いがないかもしれない。大きさや、形、重さなどに、もう少し種類があると、自分の部屋にあったものが選べそうである。

 机や棚の上や、床など、このライトを常設しておく場所を確保できれば問題はない。

 常設できれば、この強い明るさを活かして、インテリア照明で少々暗くなってしまった部屋の補助の灯りとしても、重宝しそうである。


真っ暗な部屋で、アクリルミラーライトだけ点灯した場合。1m四方を照らしている 花のライトが当たってる部分だけは、明るくなり本来の色で鏡に映っている
花だけアップした様子

部屋の灯りを電球にした場合
補助のルームライトとして、アクリルミラーライトを点灯するとかなり明るくなる 鏡の前に置いた花も正しい色で見える

部屋の蛍光灯に赤い傘を被せ、インテリア照明のような灯りにした場合 アクリルミラーライトの灯りの方が強いので、光が届く場所は昼白色になる 少し赤みがかっているが色味の破綻はない

 電球色の灯りを部屋の照明にした場合、部屋に温かみが増したり、木の柱や人肌などは綺麗に見えるようになるが、本当の色よりも少し黄色がかってしまう。

 そんな時にこのライトを点灯してみる。電球のもとで、アクリルミラーライトを使用した場合、鏡の前にある花の色はもとの正しい色で見える。それに比べて、ライトの光が届かない花の手前側は、電球の色のままである。

 では、部屋の明かりに色が入った、いわゆる“インテリア照明”のような場合ではどうだろう。試しに、赤い傘を部屋の蛍光灯に被せてみたが、部屋の赤色よりも強い光で照らし、鏡の前の花を正しい色で映すことができた。

 逆に、中の蛍光灯を電球色などに入れ替えて、インテリア照明として使うというのも面白いかもしれない。


高い完成度。サイズは要注意

飼い犬に鏡を見せたところ、瞳の中に、四角いライトの輪が映っている
 明るさも申し分ないし、デザインも無印良品らしくムダがない。製品としての完成度は高いと思う。問題は、机の上に置くにはやや大きいサイズだろうか。壁に掛ける類の製品でもないので、実際に購入される際には、まず店舗でサイズを確認することをオススメする。

 最後に、ちょっと面白い使い方を紹介して終わりにしたい。

 鏡の前に座ってスイッチを入れ、ライトを点けると、自分の瞳の中に四角い輪が浮ぶのだ。これはアクリルカバーの四角が瞳に映っているだけであるが、まるでSF映画に出てきそうな宇宙人のようで面白い。ぜひ一度、試してみていただきたい。





URL
  株式会社良品計画
  http://ryohin-keikaku.jp/
  製品情報
  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247037081



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2007/08/01 00:00

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