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家電製品ミニレビュー
エレクトロラックス「クラシックサーキュレーター EFN30」

~デザインが良く実用性の高い小型扇風機
Reported by 本誌:伊達 浩二

エレクトロラックス「クラッシックサーキュレーター EFN30」
 エレクトロラックスの「クラシックサーキュレーター」は、デザイン家電やインテリアグッズなどの紹介記事では定番の商品だ。

 サーキュレーターとしては大きなめな30cm径のファンを、ステンレス製のガードとパイプフレームが支えている。正面から見ると、銀色のカゴに入ったファンしか見えないシンプルなデザインだ。操作部分はファンの背面にあって、表からは見えない。

 ファンの色はエレクトロラックスのホームページではブラック/グリーン/イエローの3色が紹介されているが、Amazon.co.jpではホワイトも販売されている。

 メーカー希望小売価格は10,500円、Amazon.co.jpでの購入価格は7,980円だった。ファンの色はイエローを選んだ。サーキュレーターとしては、かなり高めのお値段だ。


 パッケージから取り出した本体の大きさは、40×200×390mm(幅×奥行き×高さ)だ。周囲にパネルがなく、ファンのカゴがむきだしの形なので、サイズから考えていたよりも小さく見えた。

 これまで使ったことのあるエレクトロラックスの製品はみな、優れたデザインとシンプルな機能が特徴だった。このクラシックサーキュレーターも例外ではない。

 クラシックサーキュレーターのデザインは、すでに小型扇風機の1つの典型になっており、多数の追随者と模倣品を生み出している。個人的には、ガードの部分を作りやすい同心円で作らず、長い1本の鋼材を渦巻き型に使っているところや、アルミ製と思われる3枚羽根の形とむき出しのビスや、ファンの向こうに覗くモーターのコイルなど、“レトロ”というテーマに沿った細かいモチーフの作り込みが好きだ。


本体正面
側面
背面

 クラシックサーキュレーターの機能も、エレクトロラックス製品の例に漏れず最低限で、3段階の風量調整機能しかない。電源スイッチを兼ねたダイヤルが1つあるだけなのだ。ゆらぎや微風、タイマーやリモコンなどの機能は一切無い。いっそ、すがすがしいほどだ。

 しかし、これもエレクトロラックスの特徴だが、基本機能は高い水準にある。この製品の場合は、風量ダイヤルを1(弱)にしたときの動作音の静かさにそれを感じる。一見、デザイン優先のように見えても、羽根の素材やバランスがきちんと考えられているのだと思う。

 どれぐらい静かかというのを客観的に言うのは難しいが、私はこのサーキュレーターを6畳ほどの自室で使っていて、「1」の設定ならば回しっぱなしの状態で眠ることができる。他のサーキューレーターやボックスファンでは、なかなかこれはできないことだ。

 振動は多少あるが、本体重量が3.8kgと普通のリビング型扇風機並みに重いことからわかるように、ステンレス材がたっぷり使われており、そこそこの水準に抑え込まれている。もちろん、ダイヤルを2(中)から3(強)と上げていくとそれなりに音と振動が増えていくが、ビビリ音などがなく回転の上昇に従って素直に音と振動が増えるので、あまりうるさく感じない。静かというよりは、音質が自然で気になりにくいのかもしれない。


ファンはこの角度まで回転できる
ファンカバーの中心部には、エレクトロラックスのロゴが刻まれている 本体背面のツマミで、送風の弱/中/強を切り替える

角度を変えるネジを回すためのハンドル。左右2個が1組になっている。普段はあまり必要ないがネジがゆるんできた時や固く固定したい時に使用する。
 なお、消費電力は最大30Wとされている。サーキュレーターや扇風機としては、ごく普通の数字だ。

 使っていて気になった点は3つ。1つはモーター部分がかなり熱くなる。ちょっと心配になって、72時間連続動作させてみたが、動作に問題は起こらなかったので、実害はないのだが、もうちょっと考えてほしい。

 2つめは、角度調節用に樹脂製のダイヤルが2つついてくるのだが、これが安っぽく、また本体とは別に管理しなければならず、なくしやすい。本体が工具を使わないように改良されるが一番良いが、せめて工具を組み立て家具などについてくる簡単なスパナなどに変えた方が良いと思う。いまのダイヤルは2つ必要で、しかもかさばるので面倒だ。


 最後の1つは操作ダイヤルの位置だ。正面から見えない位置に置きたいのはわかるのだが、せめてダイヤルの方向は天井に向けてほしかった。ファンの真裏を向いているので、風量を調整するたびに、本体を動かす必要がある。どれぐらいわかりにくいかというと、私がクラッシックサーキュレーターを付けっぱなしにしておいたところ、ウチの妻がダイヤルを見つけることができず、コンセントを抜いて止めたことがあったぐらいだ。

 クラシックサーキュレーターは、やや高価な製品だが、デザインと品質のレベルは高い。機能がシンプルなこともあって、万人向けの製品ではないが、デザインが気に入ったら買ってしまっても後悔しない製品だと思う。





URL
  エレクトロラックス・ジャパン株式会社
  http://www.electrolux.co.jp/
  製品情報
  http://www.electrolux.co.jp/household/products/efn30/index.html

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2007/07/31 00:02

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