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エル光源「LED寝室読書灯 L-Flex」
~シンプルかつ高級感のあるLED読書灯
Reported by 平澤 寿康
エル光源「LED寝室読書灯 L-Flex」
筆者は、寝る前にベッドで横になりながら雑誌を読んだり携帯ゲームをプレイすることが多い。ただ、枕元にライトがないため、いつも部屋の照明を付けたままにしておく必要がある。それがリモコン式の照明であれば、別に手間はかからないのだが、残念なことに壁のスイッチでON/OFFを行なうタイプの照明のために、照明を切ろうと思ったら、いちいちスイッチの場所まで行かなければならない。
そのため、眠くなった時には、一度起き上がって照明を切りに行かなければならないのが非常に面倒だ。かといって、照明を切ってしまうと雑誌は読めない。携帯ゲーム機はバックライトがあるからプレイできるとはいえ、真っ暗な中でのプレイは目に悪そうだ。
そこで、枕元に置ける照明器具を導入してみることにした。枕元に置く照明器具といえば、スタンド型ライトのような間接照明器具を利用するのが一般的かもしれない。ただ、そこまで大きなものは置きたくなかったので、小型の読書灯にしてみたい。選択したのは、エル光源が発売するLED寝室読書灯「L-Flex」。色はシルバーとブラックがあるが、今回はブラックを選択。
エル光源のホームページ
で12,600円で販売されている。
L-Flexは、白色LEDを光源とする読書灯だ。丸い台座からフレキシブルアームが伸び、その先端に長方形のLED部が取り付けられている。飛行機のビジネスクラスのシートにフレキシブルアームを利用した読書灯が用意されている場合があるが、それと同じようなものと考えていいだろう。本体には特別な装飾は施されておらず、カラーがブラックということもあり、非常にシンプルかつ落ち着いた印象を受ける。また、本体はほとんどが金属素材で構成され、細部まで丁寧に加工されていることもあり、かなり高級感がある。
本体正面。フレキシブルアームは台座から39cmほどの長さがある
台座部分は金属製で、かなり重い。アームの角度にかかわらず安定している
フレキシブルアームは自由自在に変形可能。このような角度でも利用可能だ
フレキシブルアームは台座から約39cmほどの長さがあり、その名の通り、角度を無段階に調節できるので自由度に優れる。読書灯として利用することを考えると、高い位置から比較的広い範囲を照らすのが基本となるが、やろうと思えば床ギリギリの高さでLEDを点灯させることも可能だ。
台座部分は直径約9.9cmの円形となっている。この台座は高さが1.6cmほどあり、ずっしり重い。フレキシブルアームをどのような状態で利用しようとも、ぐらつくようなことはない。アームとLED部を含めた本体重量は約1,023g(実測値)あるが、この8~9割ほどが台座部分の重さと考えていいだろう。それだけずっしりと重いため、LED部分の角度を調節する程度であれば、台座を押さえなくても大丈夫。しかし、フレキシブルアームを大きく動かそうとすると台座は浮いてしまうので、その場合は台座をしっかり押さえておく必要がある。
LED部。LED1灯のみだが十分に明るい。LEDの右に電源スイッチがある
LED部には、日亜化学工業の「NCCW022」という1Wタイプの白色LEDが1個搭載されている。このLEDは、42ルーメンと単体でかなりの明るさを誇っており、点灯時にはLEDを直視できないほど。そのため、夜に雑誌や本を読むには十分な明るさが確保されている。もっとも、複数のLEDを搭載する照明と比較すると明るさは弱いため、細かな作業を行なうための照明にはあまり向いていない。また、LEDの電源スイッチは、本体台座部分ではなくLED部に用意されている。
LED部の上部は、ヒートシンクのようなスリットが施されている。これは、搭載されているLEDが比較的発熱量が多いための措置だと思われる。実際、
日亜化学工業のホームページ
を見てみると、このLEDを利用する時には放熱処理が必要になるとされている。とはいえ、1時間ほど点灯させた状態でもLED部はほんのり温かい程度で、熱いといった印象は全くない。当然、白熱灯のように光といっしょに熱が伝わってくることもない。
日亜化学工業の白色LED「NCCW022」を採用している
LEDの明るさは42ルーメンと直視できないほどだ
LED部裏側はヒートシンクのようなスリット状となっておりLEDの発熱を効率よく発散できる。とはいえ長時間の点灯でもほんのり温かい程度でしかない
電源はACアダプタを利用する。電源プラグが回転する小型のACアダプタで、コードは約2.5m。消費電力はカタログ値で1.3Wと非常に低いため、もっと小型のACアダプタだったらいいのになと思うが、付属のものでも使い勝手に全く支障はない。ちなみに、ワットチェッカーで消費電力をチェックしてみたところ1~2Wほどと、カタログ値とほぼ同じであった。
実際にL-Flexを使ってみたところ、部屋の照明を落としてL-Flexのみを点灯させている状態でも、まぶしすぎず暗すぎず、ベッドで横になりつつ雑誌を読んだりするのにちょうどいい明るさだった。良くあるLEDライトよりも光の届く範囲が広く、雑誌もほぼ全体を照らしてくれる。また、携帯ゲーム機をプレイする場合でも、明るすぎることで液晶の視認性が落ちることもない。そしてなにより、やはり手元ですぐにON/OFFができるという点は非常に便利だ。これなら、もっと早く導入しておけば良かったと感じたほどだ。
本体台座裏側に電源コネクタが用意されている
ACアダプタは比較的小型のもので扱いやすい
本体重量を量ると、約1,023gという数値が出た
消費電力はカタログ値で1.3W。ワットチェッカーで計測してみると1~2Wを示していた
まぶしすぎず暗すぎず、本を読むのにちょうど良い明るさ。光の届く範囲も広く、雑誌も全域を照らせる
唯一、改善をお願いしたいと感じた部分は電源スイッチの位置だ。電源スイッチはLED部に用意されているため、少々扱いづらい。台座部分にスイッチが用意されていれば、もっと扱いやすくなるはず。電源スイッチの位置は、デザイン面を考慮してのものかもしれないが、可能であれば台座部分にスイッチを配置したモデルの投入を期待したい。
まぶしくも暗くもなく、枕元で本を読むのにちょうど良い明るさで、消費電力の低さ、高級感のある質感とデザインなど、数ある読書灯の中でもかなり魅力のある製品だと思う。寝る前にベッドや布団の中で本を読んだりゲームをプレイするのが日課という人におすすめしたい。
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URL
株式会社エル光源
http://www.l-kougen.co.jp/
製品情報
http://www.l-kougen.co.jp/l-flex/
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