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家電製品ミニレビュー
Vessel「ルアウ」

~どこにでも持ち運べるおしゃれなLEDランプ
Reported by 清水 理史

「ルアウ」。淡いオレンジで雰囲気のある照明。持ち歩くだけでなく、置いたまま使うのも悪くない
 「luau(ルアウ)」とは、ハワイ式の宴会のことを指すそうだ。浜辺などに家族や仲間を招いてパーティをする。そんなルアウで使うことをイメージしたのだろう。今回、紹介するのが、その名もズバリ「ルアウ」というVesselの充電式ランプだ。楽天市場で29,990円で購入した。

 見るからに個性的なランプだが、最大の特徴は持ち運びができることだ。内蔵されたニッケル水素充電池による点灯ができるようになっており、付属の台座に乗せている間に充電され、そこからサッと持ち上げるとランプが点灯。そのまま持ち歩いて照明として使うことができる。

 「luau(ルアウ)」という商品名の由来はハワイかもしれないが、点灯した照明を持ち運ぶ姿はさながら時代劇のようで、我々日本人からすると、まさに「行灯」、もしくは「提灯」といった方がしっくりくるところだ。

 発せられる光は味がある。光源は白色LEDで、内部に36個も配置されているが、それを包み込むように、ドーム状の色付きカバーがかぶされており、発せられる光を淡いオレンジに演出している。

 なかなか良い雰囲気を持ったランプだが、照明としてはさほど明るくなく、どちらかというと暗い。カバーを外すと明るいので、意図的にやさしい光を演出しているのだろう。よって夜中に家の階段を持って歩くなど、足下を照らすには十分だが、懐中電灯さながら夜中に落とし物を捜すための照明として使うことはできない。あくまでも雰囲気を楽しむための照明という印象だ。


消灯時
点灯時

 見てわかる通り、ルアウには上部の取っ手以外、手を触れるような部分はなく、スイッチらしきものも一切見あたらない。その代わりと言っては何だが、ギミックもなかなか凝っていて、前述したように台座から持ち上げるとオン、台座に置くとオフとなるほか、底面の台座が回転式のスイッチになっており、床やテーブルに置いた状態で取っ手を持って回転させると、明るさを調節したり、オフにすることができる。

 最初は、台座に置く以外にどうやって照明を消すのかがわからなかったが、まさか回転させるとは思わなかった。いやはや、ここまでやるかという印象だ。要するに、部屋で充電しておいたルアウを照明として持ち歩き、たどり着いた先で床に置いてから、取っ手を持ってクルクルと回すと照明が消えるという使い方になる。

 台座部分も充電用の接点が円周上に配置されているため、置くときの方向も問わない。何も考えずにストンと台座に置けば、充電が開始される。ちなみに、台座に設置したときは台座部分が発光するため、まっくらな部屋でもルアウがどこにあるのかがわかるように工夫されている。


台座と接点部分。台座に置いているときに充電、持ち上げると点灯する ルアウの内部。ドーム状のカバー内部に36個のLEDを内蔵。ニッケル水素充電池で最大約10時間点灯する 【動画】電源のON/OFF、および回転させて明るさを調節しているようす(WMV形式, 583KB)

 台座から持ち上げるだけでサッと周囲を照らすことができるので、夜中に寝室に向かうとか、トイレに行くなどというときに便利だが、商用で使うのも悪くなさそうだ。たとえば、雰囲気のあるダイニングで入り口からお客さんを部屋へと案内するとき、薄暗い通路でサッと「ルアウ」を持ち上げて、周囲を照らしながら先導するなどというのは、実に粋ではないか。

 これからの季節、肝試しに使うなどというのも面白そうだが、防水ではないので基本的には屋内で使う照明と考えた方が良さそうだ。まあ、花火のときにベランダに持ち出すなどという程度なら問題ないかもしれない。

 LEDのおかげで長時間使っても熱くならないうえ、充電池の持ちもかなり良い。実際に筆者宅でテストしてみたところ、朝8時からつけっぱなしにしておいたランプが充電池切れでついに消えたのが夕方の4時。フル充電なら実に8時間も連続点灯することになる。明るさを調節すれば、カタログにある10時間の連続点灯もできそうだ。

 ここまで電池の持ちが良いと、災害のときなどにも便利そうだと個人的には感じた。夜中に地震などで停電が発生しても、ルアウがあれば翌朝まで光を手に入れることができる。

 我が家にはちょっと「おしゃれ」すぎるなぁ、と最初は感じたが、手軽な光源として便利に使えるし、万が一のときの対策としても利用できる。

 最大のネックは値段だろうか。雰囲気も良いし、結構実用的なうえ、LEDが採用されていることを考えれば妥当な値段とも言えるが、照明としては決して安くはない。おそらく、ルアウの雰囲気というか、ルアウがあるライフタイルのようなものに共感できるかどうかが購入の決め手となりそうだ。





URL
  Vessel(英文)
  http://www.vessel.com/
  製品情報
  http://www.vessel.com/prod_light_luau.html

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2007/06/29 00:02

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