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家電製品ミニレビュー
山田照明「Zライト Z-50/Z-51」

~使い勝手の良いLEDデスクライト
Reported by スタパ齋藤

丸いランプ部を持つZ-50
 誰もが一度は見たこと触れたことがあるアーム式デスクライトこと、山田照明のZライト。机の端にクランプで固定して、アームの関節部分にバネがビョーンと伸びてて、自由な位置に光源を持ってくることができる、便利なアレですな。

 昔ながらのZライト、というイメージだが、最近のZライトはデザインも機能もかなり先鋭的になっている。そんな今時的Zライトとして、白色LEDを光源とした製品が登場した。「Z-50」と「Z-51」である。

 LED好きな拙者ゆえ、早速試用。久々にZライトを使った野郎として率直な印象を述べるとすれば、このZ-50とZ-51、構造的にも光源としても、非常に使いやすい。

 が、もう1つの印象を言えば、これら製品はかな~り高価。高級品。ハイエンドなZライトである。どちらも実勢価格5万円前後なのだ。ただ、その高級さに見合う使い心地はある。

 Z-50もZ-51も、Power LEDと称する白色LED8個を光源とするZライトだ。明るさはZ-50はココ、Z-51はコチラに示されているが、読み書きや手先の作業には十分の明るさがある。100V/6.4WのPower LEDが内蔵されているが、この明るさでこの消費電力、なるほどLEDってエコなんですなと感じる。


一方のZ-51のランプ部は横長の四角形
Z-50もZ-51も、ランプ部にPower LED(白色LED)を8個内蔵する
LEDの光を拡散させるフィルターも見える。蛍光灯にして40~60W程度の明るさがあるように感じる

 ちなみに、これらZライトの色温度、手持ちのカラーメーターで測ったところ、どちらも7,800~8,000Kあたり。やや青白く感じられるものの、白熱球や蛍光灯と比較すると、より太陽光に近いと感じる。対象の色に混じりけがなく見える、というイメージだ。

 旧世代Zライトの印象しか持っていなかった拙者がプチ驚かされたのが、アーム動作のスムーズさである。どちらのZライトも各アームは40cmほどの長さがあり、可動軸は3つ。台座の部分は360度回転。ランプ部は水平方向に首振り(垂直方向にも若干首振り)が可能だ。基本的な機構は、まあ、従来のベーシックなZライトとあまり変わらない。しかし、結論から言って、昔懐かしバネ式のZライトには有り得なかった“アームおよび光源位置の自由度”がある。


好みの位置にランプ部を持ってこられるのは従来のZライトと同様
Z-50もZ-51も、バネが見えず、アーム部も一本になっていてシンプルだ
両モデルとも、ランプ部に首振り機構を持つ。写真はZ-51の首振り部

 Z-50やZ-51の場合、例えばクランプの位置にコンパクトに収めてしまうことができる。昔のZライトって、使わない時でもアームが“ヘ”の字状態で宙に浮いていたが、この高級品は邪魔にならない形状にまとまる。また、ランプ部をものすごーく手前に持ってきたり、あるいは超低い位置にセットすることもできる。

 ランプ部の位置により、アームが引力に逆らえず垂れ下がるようになるケースもあるのだが、それでも、説明書に従ってアーム部のネジを少し締めてやれば、ほぼドコデモと言えるくらい自由度の高い光源位置・アーム角度を実現できたりする。


ものスゲく手前にランプ部をセットしたの図。アームがほとんど一直線に伸びているが、この位置で制止する。アームをほぼ一直線にすることも可能(場合によってはネジ締めが必要だが)
このようなド低い位置に固定することもできる。というか、アーム可動エリアならドコでもだいたいランプ部を固定可能
アームのヒンジ部が緩いと感じたら、ネジを締めて調整可能。各ヒンジにネジがあり、プラスチックカバーを外せば現れる。非常にシンプルな構造で調整しやすい(多少の力は要る)

 それから、Z-50やZ-51は、アームをどう動かしてもランプ部が特定の方向を向き続ける点も便利だ。通常はランプ部を下に向けるが、この状態でアームをアレコレと動かしても、ランプ部はやはり下を向き続ける。


いったんライトの向きを設定すると、アームをどの方向・どの高さにしても、ライトの向きが保持される。非常に実用的な機構だ
向きも……
高さも自由自在

 ちなみに、Z-50もZ-51も、ランプ部は水平方向に180度程度回転する。また、Z-50の場合、垂直方向には180度程度向きを変えられて、つまり真下以外にも光を当てられる。しかし、Z-51の場合、垂直方向への回転はわずかしかできない。ので、Z-51は主に机面だけしか照らせないことになる。


Z-50のランプ部
水平方向に180度程度回転する

Z-50のランプ部
垂直方向にもやはり180度程度回転する。水平・垂直とも十分な可動範囲を持つので、机面以外の対象も照らせる

Z-51のランプ部
水平方向に180度程度回転する

Z-51のランプ部
垂直方向にはこの程度しか回転しない。気持ち、傾く、という程度なので、主に机面を照らすデスクライトとなる

 Z-50は8個のLEDランプが円盤上に並ぶので、ややスポット的に光が当たる。また、前述のように、光を当てる向きに関してもより自由度が高い。ので、読み書きも含め、工作などの手先の仕事まで考えた汎用デスクライトというイメージか。

 Z-51は、面を均一に照らすということにかけては、より快適という印象。ランプの向きが下方向メインということで、読み書き専用のデスクライトとなりそうだ。

 とは言え、両者とも、照明器具としては何かと利点の多いLEDを使った製品。ランプ寿命4万時間以上、省電力、紫外線や赤外線を出さない=対象物の退色や発熱につながらないという点で優れている。デスクライト照明としても十分明るいし、アームのスムーズさ・ランプ部位置の自由度はピカイチ。なるほど、高価であることが頷け……た拙者なんですけど、どう思いましたか、今時的LED採用Zライト。





URL
  山田照明株式会社
  http://www3.yamada-shomei.co.jp/
  Z50 製品情報
  http://www.zlight.net/special/z_50.html
  Z51 製品情報
  http://www.zlight.net/special/z_51.html

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2007/06/28 00:16

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