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やじうまミニレビュー
象印マホービン「ピカボトルSB-ZA01」

~手が届きにくい魔法瓶内部の汚れとニオイを除去
Reported by 本誌:正藤 慶一

象印マホービン「ピカボトルSB-ZA01」
 当コラムでは以前、象印マホービンの「タフマグ」と、サーモスの「真空断熱ケータイマグ」の2種類の魔法瓶を紹介した。ともに保温力が高く、夏の暑い時期に冷たい飲料水を持ち歩くのには、いずれもちょうど良い商品である。

 ただ、気になるのが容器内の衛生面だ。魔法瓶は細長いため、一般的なスポンジでは手が届かず、スティック型のスポンジでなければ洗えない。洗ったとしても、中まで自分の手で触れていないため、果たして本当に隅まで洗えたのかと不安になる。ジメジメしたこの季節は、特に敏感に反応してしまう。

 そこで、魔法瓶専用の洗浄剤を使って、内側もキレイにしてみよう。いくつか商品があったが、ここは「ピカボトル」という製品をチョイスする。メーカーは「タフマグ」と同じ象印マホービン。メーカー謹製ということで、なかなか信頼できそうだ。ヨドバシカメラのネット通販で、370円で購入した。

 パッケージを開けると、洗浄剤が入ったスティック状のアルミ袋が4つ入っていた。中身は白い顆粒で、漂白作用のある過ホウ酸ナトリウム、洗剤に使われる界面活性剤などが含まれているようだ。使える素材は「タフマグ」で採用されているステンレス以外にも、ガラスや陶器、ブラスチック製のものにも対応するようだ。一方、アルミニウムや真鍮、鉄や銅製のものには、さびや変色の原因になるため使用できない。

 洗浄法は、ボトルに40℃以下のお湯を入れ、洗浄剤を1袋入れ、2時間ほど放置するというもの。一瞬、「お湯を40℃に設定するのは面倒くさいな」と思ってしまったが、台所や洗面所のお湯の蛇口をひねれば、大体この程度の温度になるのであまり問題はない。2時間経ったら、本体内をすすいで完了。「蛇口でお湯を入れる→洗浄剤を入れる→待つ→すすぐ」だけで終わる。かなり簡単だ。洗浄剤は容量1L以下のボトルには1包、容量が1Lを超える場合は2包使用する。ちなみに、中栓の洗浄にも対応するとのことだ。


パッケージ内容は、洗浄剤と誤飲を防ぐステッカーが各4セット
洗浄剤は白い顆粒
お湯は40℃以下。一見面倒くさそうだが、洗面所や台所のお湯の蛇口なら、だいたい40℃以下のお湯が出てくるだろう

 では実際に洗ってみよう。使用するのは、500mlタイプのタフマグだ。ボトル内に目立った汚れはないが、たびたびコーヒーを入れていたせいか、少々ニオイが気になってきたところだった。

 まずはお湯を入れ、容器に「ピカボトル」の薬剤を入れる。ボトルからは白い泡が立つが、ニオイはほとんどなく、無臭だ。ただし、パッケージの注意書きの欄には、皮膚や目に付いてしまった場合は、水でよく洗い流し、万一飲み込んでしまった場合は、牛乳や生卵を飲み込むなどの処置を行なうとある。パッケージには「ただいま洗浄中 飲まないでください」と書かれたステッカーが同梱されるので、ボトルの外部に貼っておいて、万が一の事態に備えたいところだ。


ボトルに洗浄剤を入れる
万一の場合に備えて、誤飲を防ぐためのステッカーを貼っておこう

 2時間後、ボトル内の水を捨てて内部のニオイを嗅いでみると、庫内に漂っていたいコーヒーの残り香が消えており、乾いた後でも同様に臭わなかった。もともと汚れは少なかったが、中身はさらにキレイになったような印象も受ける。確かに効果はあったのだ。

 では、汚れがもっと強力にこびりついたものではどうだろうか。今回は、コーヒーを飲み終えたボトルを数週間放置し、コーヒーの汚れがべっとりとこびりついた360mlタイプのタフマグで、どれだけキレイになるかを試してみよう。ちなみにこちら、ニオイもかなり強烈だ。

 結果から言うと、残念ながら1回ではキレイにならなかった。壁面の汚れはしっかりととれたものの、底部にはまだまだコーヒーの成分が残っている。注意書きには、汚れのひどいときには目安の2時間よりも長めに時間を取るよう書かれていたので、もうすこし長く時間をとっていればよかったかもしれない。その後、2度目めの洗浄にて、内部のほとんどの汚れを落とすことができ、ニオイもなくなった。

 使用上のコツとしては、洗浄剤をよく溶かすことが挙げられる。説明書には記されていないが、特に容量の少ない容器を使う場合、洗浄剤を入れただけでは溶けにくく、本体上部に粉状のまま浮き上がってしまうことがある。これではせっかくの洗浄剤が溶けきらないため、洗浄力が低下してしまう。割り箸などでクルクルと回して溶かすことで、容器内に洗浄剤を行き渡らせるようにしたい。


コーヒーを飲み終えたボトルを、洗わずにそのまま数週間放置してみた。見た目もそうだが、ニオイも強い 「ピカボトル」で2時間放置した後。壁面の汚れは取れているが、底部はまだまた汚れが見える もう一度最初から洗浄してみると、今度はキレイになった。ニオイもほとんど消えている

容量の少ない容器で使用すると、粉が溶けきれず浮き上がってしまう かき混ぜて、洗浄力をアップさせよう

 魔法瓶を隅まで洗うことができるので、かゆいところに手が届くようなありがたい商品だ。しかも、洗浄剤を入れてしばらく放置するだけと簡単なのも良い。さすがに、毎回の洗浄に使うとなると、コストと洗浄時間が気になる。普段はスポンジや水洗いで軽く洗う程度にし、月1,2回程度の定期メンテナンスとして、または、茶しぶなど、落ちにくい汚れやニオイが付いてしまったときの最終手段として使いたい製品だ。





URL
  象印マホービン株式会社
  http://www.zojirushi.co.jp/
  製品情報
  http://www.zojirushi.co.jp/syohin/outdoor/SBZA.html

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2007/06/20 00:00

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