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【 2009/03/23 】 |
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やじうまミニレビュー |
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～片手で扱える携帯魔法瓶
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Reported by
本誌：伊藤 大地
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昨今、自動販売機やコンビニなど、十分に冷えた(または温かい)飲み物を手軽に手に入れられる環境が充実している。こうした製品へのニーズがどれくらいあるのか掴みかねていたが、飲み残しも保温しておきたいというニーズは根強くあるということなのだろう。 そこで今回も、「1人用」「持ち歩き」という視点から、サーモスの「真空断熱ケータイマグ JMX-500」を試してみよう。Amazon.co.jpで2,980円だった。 この製品は、清涼飲料水でスタンダードとなっている500mlペットボトルが丸々入るサイズの携帯魔法瓶だ。 本体のみの重量は290g。500mlの飲み物を入れたときの重量は788gだ。ペットボトル単体は30g前後なので、プラス260gで保温機能が手に入れられる計算になる。瓶の直径は約5cm。冷蔵庫の製氷機で作った氷は楽々入る。ただ、ロックアイスは大きめの塊だと入らないようだ。
さて、この製品独自の魅力だが、それは中ブタの部分が飲み口になっていることにある。魔法瓶の注ぎ口というと、昔はネジ式のフタ、最近ではプッシュボタン式のものがポピュラーだが、これらの注ぎ口は、カップなどに注ぐためのものであって、直接、飲み物を口に入れるための注ぎ口ではなかった。 一方、JMX-500では直接、口を付けて飲むための注ぎ口が付いている。中ブタそのものが注ぎ口になっており、フタの中心にパチンコ玉くらいの注ぎ口と、空気穴が開いている。口に触れる部分には、穴から出てきた飲み物がこぼれないように、幅2cmほどのプラスチックのフチが付いている。飲み物が、そのフチを伝って口の中に入るイメージだ。 外ブタは、注ぎ口と空気穴をパッキンで密封するフタになっており、本体外側のボタンを押すだけで開くようになっている。 この構造が秀逸で、プッシュ式のボタンを押すだけで、フタが奥の方に開き、飲める状態になる。フタを回転させて開ける方式に比べ、時間もかからず、ボトルを握った手だけで操作できるので、使い勝手がよい。カバンの中で勝手にフタが開くことがないよう、プッシュボタンにはロックも付いている。
また、こぼしたときのダメージも少ない。魔法瓶の場合、ピクニックやキャンプ、遠足、ドライブなどで持ち出す機会が多いだろう。口がすべて開いているタイプの製品だと、蹴飛ばしてしまったとき、中身が勢いよく外に飛び出て、やけどの原因になる。しかし、JMX-500の場合、飲み口がパチンコ玉程度と小さいため、ちょろちょろとこぼれるだけで、中身が外に飛び出る心配がない。仮に蹴倒してしまっても、ダメージが少ない。 ちなみに保温力だが、9.1℃に冷やした飲み物を入れ、5時間後の水温を測ると11.3℃だった。比べて飲めば、多少の違いはわかるのかもしれないが、5時間経ったあとのものだけを飲んでも、十分冷たく感じられる。また、本体外面は冷たくならないので、結露しないというメリットもある。 総合すると、飲み口の作りなどかなりデキの良い製品だと思う。個人的に、こうした製品を使ったことはなかったが、それは使うたびに二重のフタを閉めなければならないなど、面倒なイメージを持っていたからだ。しかし、この製品はワンプッシュ、片手の操作ですぐに飲める状態になる。魔法瓶がぐっと身近になった印象だ。保温機能の付いたタンブラーと呼んだ方がいいかもしれない。 外出の際はもちろん、オフィスで使ってもいいし、自宅でもテレビを見ながら冷たいジュースを飲むのに使っても、決して違和感はないだろう。暑さ、寒さの厳しい季節、特に重宝しそうな一品だ。 ■URL サーモス株式会社 http://www.thermos.jp/ 製品情報 http://www.thermos.jp/product/motion/motion_cate01/jmx500_mbk.html ■ 関連記事 ・ やじうまミニレビュー 象印マホービン「タフマグ」（2007/04/25）
2007/06/06 00:07 - ページの先頭へ-
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