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家電製品ミニレビュー 大作商事「新型ロボモップ」
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~タイマーを搭載したおそうじロボット
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Reported by
奥川 浩彦
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ロボモップ DRM010
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お掃除ロボットと聞くと円盤状の掃除機を思い浮かべる方が多いであろう。高級機は自分で通った経路を認識し、バッテリーが切れそうになると、充電ステーションに戻って追加充電を行なったりする。今回ご紹介するお掃除ロボット「ロボモップ DRM010」は、はたしてロボットと呼べるか否か怪しいが、低コストでそれなりの満足度が得られる製品だ。
筆者は旧タイプのロボモップを長年愛用してきた。フローリング専用だが、それなりにホコリを集めてくれるので、満足度は高かった。使い続けるうちにバッテリーが充電できなくなった。毎回分解して充電済みの電池を入れるのが面倒なので、新型のロボポップを購入した。Amazon.co.jpでの価格は5,229円だった。
ロボポップの基本構造は、旧型も新型も変わりはない。「ロボティックボール」と呼ばれるボールの内部には重りが入っている。モーターでこの重りを回転させ、ボール自身がころがる仕組みだ。旧型はバッテリー切れで停止するかスイッチを切って止めるまで動き続けたが、新型はタイマー機能が搭載され30/60/90分で自動停止することが可能となった。
このロボティックボールを、ハット形状のモップフレームの真ん中に置き使用する。モップフレームの下面にドーナツ状の専用シートをマジックテープで貼り付け、床を掃除する。重りの回転によりボールはゆるゆると動き始める。直線上に動くこともあるが、蛇行したり緩やかにカーブを描きながら進むことが多い。時には部屋の真ん中で突然向きを変えることもある。
障害物にぶつかると、ロボティックボールは行き場を失い、少し暴れる感じとなる。これによりボールの向きが変わり、別の方向に進んでゆく。この繰り返しにより、フローリングの部屋を行ったり来たりしながら掃除をするわけだ。動きの基本は「行き当たりばったり」と言っていいだろう。モップフレームは極めて軽量で家具等に傷を付ける心配はなさそうだ。
ハイテクなお掃除ロボットと違い、同じ場所を何度も通るが、30分も動かせばそれなりのホコリは集められる。おそらく通らなかった場所も存在すると思われるが、経路に一貫性があるわけではないので、どうすることもできない。時間設定も部屋が広ければ長めの時間設定が必要になるだろうが、適正値は経験で決めるしかない。
得意とするのはホコリと髪の毛。その一方で、紙くずや大きめのゴミは、押して場所を移動させるだけで専用シートには吸着しないので苦手だ。シートに関しては、必要充分な性能だと思われるが、クイックルワイパーのような市販のお掃除シートを比べると、やや吸着力が劣る感じがする。また、障害物にぶつかった衝撃で集めたホコリを落とすこともある。たまに壁際にホコリの塊が落ちていることがある。
購入段階で専用シートは20枚付属している。筆者の場合ケチ臭く、シートに集まったホコリを手で取ってゴミ箱に捨て同じシートを数回使用し、更にひっくり返して裏面も使用してから交換している。替えシートは25枚単位で販売されているが、通販でないと入手しづらいのが難点だ。
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底面のマジックテープに専用シートを貼り付ける
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使用後の専用シート。これくらいホコリがとれれば満足できる。
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動きの面で苦手なのは段差だ。我が家の場合、廊下と洗面所の間の約5mmの段差では、乗り越えて入っていくが、キッチンは約8mmほどの段差で入れない。丈の長いカーテンも苦手で、カーテンの裾に捕まって逃げ出せなくなることがある。
気をつけないといけないのは、廊下に面した洋室のドアを開けていると、絨毯に入り込んで身動きが取れないことがある。その際にロボティックボールが暴れるのでシートに付いたホコリを絨毯に撒き散らすことになる。進入して困る部屋はドアを閉めておく必要がある。
動作音に関しては「カサカサ」といった感じで掃除機と比べれば格段に静かだ。テレビの音が聞こえなくなることもないし、隣人に迷惑をかける心配もない。さすがに就寝してから動かすと、ドア越しに寝室の前の廊下を通過する音が聞こえ耳障りとなる。
お掃除ロボット全般に言えることだが、障害物に弱いのが難点だ。ダイニングのようにイスがある空間では、テーブルの下に潜り込むことができないし、テレビの前にゲーム機が置きっぱなしになっていると、その周辺に近づくことができない。
このあたりを納得できれば、低価格でそれなりの効果が得られる製品だろう。
■URL
大作商事株式会社
http://www.daisaku-shoji.co.jp/
ロボモップ オフィシャルサイト
http://www.robomop.jp/
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2007/04/26 00:00
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