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家電製品ミニレビュー
グリーンウッド「ミニパネル2WAYヒーター GMP-150」

~足温器にもなる一台二役機
Reported by 湯野 康隆

ミニパネル2WAYヒーター GMP-150
 寒さは足下から来る。というわけで、机の下で足下を暖めてくれる暖房器具が欲しくなった。小型のミニパネルヒーターというジャンルの製品は、各社からさまざまなタイプのものが発売されており、どれも似たような形状・性能で、どれを買うかはお店の在庫とその日の気分次第だったりする。

 しかし、今回紹介するグリーンウッドの「ミニパネル2WAYヒーター GMP-150」は、普通のミニパネルヒーターとしての機能に加え、横に倒せば、足温器として機能するという、2つの顔を持った商品である。どうせ買うなら、少しでもネタになりそうなものにしようと考えてしまうのは、編集者の悲しい性だろうか。ヨドバシカメラのオンラインショップで購入した。価格は6,000円。10%のポイント還元だった。

 本体サイズは、515×160×378mm(幅×奥行き×高さ)と、“ミニ”パネルヒーターというだけあってコンパクト。重さは3.5kgで、それなりの重量感だ。電源コードの長さは1.8m。気になる消費電力は、パネルヒーター時で150W、足温器の時で30Wで、暖房器具としては少ない部類に入る。スイッチは電源のON/OFFのみで、暖かさをコントロールするツマミなどは用意されていない。


本体サイズは、515×160×378mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトサイズ パネルヒーター時の消費電力は150W

 さて、パネルヒーターとして実際に「GMP-150」を使ってみての感想だが、“消費電力なりの暖かさ”といったところだろうか。電源を入れてすぐに暖かさを感じられるというわけではなく、オイルヒーターのように輻射熱でじわじわ暖かさが伝わってくる。暖かさを感じるようになるまでには5~10分程度かかる。起動して約10分後に、パネルの中心付近の表面温度を計ってみると、70℃まで達している。端の部分は36℃前後と、中心部よりかなり低くなっている。


机の下で使用してみたところ。紙などの燃えやすいものを落としても、すぐには発火しないのは安心だ
 書斎の机の下に置いて利用したところ、フローリングの床と机で仕切られた小さな空間全体をじんわりと暖めてくれる。この手のパネルヒーターの良いところは、ハロゲンヒーターやカーボンヒーターなどのように、高熱の熱源がむき出しになっておらず、机の下に置いていて書類などの燃えやすいものを落としたとしても、すぐに発火に繋がらないという点にある。当然だが、そのぶんパワーという点では劣り、150Wなりの生暖かさが持続されることになる。

 では、もう少し広い空間を暖めようとするとどうなるのか。2畳ほどの脱衣所に置いて試してみると、電源を入れて10分ほど経ったというのに、温度の変化はほとんど体感できず、廊下と比べて多少温度差を感じる程度だった。その後、1時間ほどつけっぱなしにしてみたところ、少しだけ肌寒さは和らいだ。いずれにしても、足下を暖める以外の用途には、あまり適していないように思われる。

 なお、150Wといえど、表面温度は60~80℃程度になる。注意しておきたいのが、本体には取っ手が備えられておらず、いったん電源を入れると熱くて素手では持てなくなってしまう点だ。部屋の移動に合わせて、持ち運ぶといった利用は難しいだろう。


足温器として使用する場合は、付属のカバーをかけて、本体を横に寝かせる必要がある
 では、「GMP-150」のもう一つの機能である、足温器として使ってみることにする。パネルヒーターを立たせる2つの足を外し、付属の布製カバーをかけ、横に倒して利用する。本体内には使用状態を検知する物理的なスイッチが入っているようで、横にしたり戻したりするとカタンと音がする。このスイッチで出力を切り替えているようだ。

 ちなみに取扱説明書には、足温器として使用する場合は、付属のカバーをかけるように書かれている。このカバーは、四隅に固定用のゴムが縫いつけられた薄い布でできたもので、直接足を置くと熱いからというよりも、本体が汚れないようにするためのもののようだ。


付属のカバーは薄い布製
本体裏面には、四隅にでっぱりが設けられている。ここにカバーのゴムを引っかける

 気になる効果のほどはというと、直に足を置くだけあって、触れている足の裏は暖かい。足を置く場所だけの局所的なホットカーペットといった感じだ。表面温度は、電源を入れてから3分後で22℃前後、10分後で30度前後になり、その後は33℃で安定した。

 パネルヒーターとして使った時と比べると、触れていない足の甲に少し寒さを感じてしまうのは否めない。しかし、エアコンなど他の暖房器具で部屋全体が暖まっている状態で、フローリングの床の冷たさだけを凌ぎたいのであれば、この使い方でも大丈夫だろう。一般的な一畳用ホットカーペットの消費電力が200W程度であることを考えると、30Wという低消費電力は、長時間の利用を想定するなら、かなり魅力的に映る。

 「GMP-150」は、パッケージに書かれている通り、あくまでも「補助暖房器具」という位置づけの製品であるが、エアコンなどの暖房器具を使っていて、足下の寒さを何とかしたいと考えている人にとっては、購入に値する製品と言えるだろう。





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2007/01/05 00:07

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