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家電製品ミニレビュー
イデアインターナショナル「CHIMNEY2 TKM27」

~部屋の中でもくもくと蒸気を噴き出すエントツ
Reported by 本誌:伊達 浩二

CHIMNEY 2 TKM27
 何年か前から、冬になると店頭で加湿器をよく見かけるようになった。

 高層ビルを中心に、エアコンによる暖房が普及したことに関係があるのだと思われる。

 エアコンに限らないが、温風による暖房は、熱された空気が吹き出すので、どうしても乾燥がちになりやすい。そこで加湿器の出番となるわけだ。

 加湿器の原理は簡単で、空気中に湿度の高い空気や蒸気を噴き出して、湿度を上げるようになっている。

 実際の方式はいくつかに分かれる。一番簡単なのが、湿らせた布に風を吹き付ける「気化式」、湿った布に風ではなく温風を吹き付ける「ハイブリッド式」、お湯を沸かして蒸気を噴き出す「スチーム式」、最後に超音波振動で水を気化させる「超音波式」となる。

 今回紹介するイデアインターナショナルの「CHIMNEY2 TKM27(以下、チムニー2)」は、最後の超音波式を採用している。Amazonでの購入価格は15,750円だった。

 チムニー2は、インテリア性を重視した製品だ。デザインに込められたメッセージを自分なりに解釈すると「部屋の中にエントツを立てて、もくもくとした煙を吐きたい。そのモヤの中に別の風景を見たい」というあたりだと思う。

 チムニー2は、太い円筒形の本体から、長いエントツを思わせるパイプがにょっきりと生えている。

 パイプは2本に分かれていて、はめ込み式でつなぎ合わせるようになっている。本体部分の高さが40cm、パイプを2つつなぐと70cmあるので、煙突のてっぺんは110cmの高さにある。狭い部屋ではそれなりに存在感のある大きさだ。


煙突の高さは110cmもあり、存在感がある パイプは2本に分かれていて、はめ込み式でつなぎ合わせる仕組み

 注水は、本体の角にある切り込みを開けて、ペットボトルなどで行なう。操作部分は、本体前面のスイッチ1つだけで、これを押すと、弱→中→強→停止と変わっていく。モードはLEDの色で判断する、橙→緑→青→消灯という変化だ。

 加湿能力は、木造和室で約5畳、プレハブ洋室で約8畳とされている。

 超音波式は、他の方式に比べ、噴き出す蒸気が見えやすい。また、蒸気は熱くないので、やけどの心配もない。

 水タンクの容量は2Lなので、稼働時間は弱/中/強で、それぞれ約20時間/約11時間/約8時間になる。センサーなどは持っていないようなので、湿度の具合は自分で調整する。


煙突からは蒸気がモクモクと噴出する
 個人的な好みでいえば、モクモクと蒸気を噴き出させたいので、常に強で使用していた。あんまりやりすぎると結露のもとになりかねないので、ときどきモクモクさせて、ほどの良いところで止めている。

 重心の高いデザインだが、転倒すると自動停止する。また、水がこぼれた場合でも熱湯ではないので、安心といえるだろう。

 機能面だけでいえば、この製品は割高に感じるかもしれないが、要は、このデザインに込められたデザイナーの夢を共有できるかどうかだろう。

 ちなみに、本体色は、ホワイト、グレー、ブルー、ブラウン、オレンジ5色が用意されている。今回はオレンジを購入したが、部屋に置いた感じでは、くっきりした色の方がエントツの形がはっきりして良い気がする。個人的な好みでいえば、ブラックがほしいところだ。


運転の切り替えはスイッチで行なう。押すごとに弱→中→強→停止と替わり、それにつれてLEDも橙→緑→青→消灯と切り替わる 注水口。水タンクの容量は2Lで、稼働時間は最大で約20時間

 と、いうわけで、我が家のリビングでモクモクしていたチムニー2なのだが、残念なことに水漏れの可能性ありということで、リコールになってしまった。11月1日にAmazonからの連絡があり、メールで連絡したところ、2日になって返信があった。本日、返送用の箱と送り状が届いたので発送したところだ。

 交換品が届くのは11月下旬の予定という。しばらく、エントツとはお別れということになる。

 店頭などで購入していて、まだ連絡のない方は、chimny@idea-in.com宛に連絡することをお勧めする。





URL
  株式会社イデアインターナショナル
  http://www.idea-in.com/
  製品情報
  http://www.idea-in.com/takumi/chimneyii/index.html

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2006/11/07 00:07

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