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世界初、洗濯物を自動でたたんでくれる「laundroid(ランドロイド)」

全自動洗濯物折畳み機「laundroid(ランドロイド)」のコンセプトモデル

 セブンドリーマーズとパナソニック、大和ハウス工業は、世界初の全自動洗濯物折畳み機「laundroid(ランドロイド)」の共同開発をスタートしたと発表。CEATEC 2015会場のseven dreamers laboratoriesにてコンセプトモデルを展示、衣類を折り畳むまでの様子を実演している。

 2016年度中の先行予約販売を目標に開発し、2017年には一般販売を予定している。さらに2018年には、折り畳み機能に分配収納機能を追加した製品を、介護福祉施設や病院向けに販売。

 2019年までには、洗濯乾燥機に折り畳み機能を加えたオールインワンモデルを販売。さらに先には、ビルトインモデルの開発販売を目指すという。

2017年には折り畳みのみの専用機を販売
2018年には折り畳みに分配収納機能を追加
2019年には、洗濯乾燥から折り畳みまでを可能にするオールインモデルを販売
2020年までの、ビルトインモデル販売を目指す

 CEATEC会場では、乾燥済みのTシャツを使ってデモンストレーションを行なった。1枚のTシャツを同機に入れると、庫内で衣類の種類を判別。種類に応じて最適な畳み方をする。

 一度に折り畳める量は、40枚の衣類。40枚を投入した場合には、3~6時間程度の時間を要するという。なお実演では、1枚のTシャツを畳むまでに10分弱かかっていたが、製品化までには時間を短縮できるとしている。

会場では折り畳み機の実演が行なった。まずは洗濯乾燥機から、乾いたTシャツを取り出す
ランドロイドにTシャツを投入
画面左は、本機が衣類の種類を解析していく様子。画面右では庫内の様子を映している
Tシャツだと認識され、ここから折り畳み作業が始まる
折り畳まれると、同機の扉が開いた
折り畳まれたTシャツを取り出したところ

 セブンドリーマーズは、2010年3月にオーダーメイドの高級カーボンゴルフシャフトを販売開始。2014年7月にはnastentという“いびき”を防止する器具を発売している。今回の全自動折り畳み機は、同社3つめの製品になる。

河原塚 英信