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パナソニック、肉の鮮度を約7日間キープできる冷凍冷蔵庫

パーシャル搭載冷蔵庫「NR-F681WPV」

 パナソニックは、食材の酸化を抑えて買った日の鮮度を維持できる「パーシャル搭載冷蔵庫」2機種を発売する。容量608Lの「NR-F611WPV」は9月中旬、675Lの「NR-F681WPV」は12月上旬の発売を予定している。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、39万円前後、43万円前後(税抜)。

 約マイナス3℃の微凍結状態で食材を保存する「パーシャル室」を搭載した冷凍冷蔵庫。新モデルでは、パーシャル室に「酸化ブロック冷却」を搭載。庫内に食材が入るとセンサーが検知し、冷気の吹き出し量をアップして、食材の表層をすばやく微凍結状態にする。これにより、食材への酸素の侵入を防ぎ酸化を抑制して、買った日の鮮度を肉は約7日間、魚は約3日間維持できるという。

 本体には「酸化ブロック冷却」用のセンサーを2つ搭載。開閉センサーと温度センサーで、ドアの開閉と温度変動を検知し、食材を入れると「酸化ブロック冷却」を自動で開始する。自動運転はON/OFFの切り替えが可能で、消費電力が気になるときはOFFにしておける。冷却状態がわかるよう、チルド時は白、パーシャル時は水色、急冷時は青にLED照明が点灯する。

食材を微凍結状態で保存する「パーシャル室」
食材の表層をすばやく微凍結状態にして酸化を防ぐ
センサーが感知して急冷を自動で開始する

 パーシャル室は大容量化を実現し、従来機より約1.5倍大きくなった。保存瓶などが入る使いやすい高さを維持しながら幅をワイドにし、買い物カゴ1.3個分の食材を収納できる。生鮮食品をまとめ買いしたときにも、そのまま保存できるという。また、ローラーを搭載し、食材をたくさん入れてもスムーズに開閉できる。

酸化ブロック冷却の仕組み

 このほか、野菜室の湿度を適切にする「モイスチャーコントロールフィルター」や、収納量に合わせて独自の「ナノイー」で除菌する「クリーンパトロール」、奥まで見やすく取り出せる100%全開の「ワンダフルオープン」などを従来モデルより継承する。

 デザイン面にもこだわり、ガラスらしさを際立たせて上質なキッチン空間を演出。独自のミラーガラスの輝きと深みをさらに追求し、ガラスの端面を美しく見せるべべリング加工(面取り)を新たに施した。ミラーは、重厚感のある「オブシディアンミラー」を採用。

 NR-F681WPVの本体サイズは、825×733×1,828mm(幅×奥行き×高さ)g。各室の容量は、冷蔵室が339L(内パーシャル室が35L)、野菜室が140L、新鮮凍結ルームが38L、独立製氷室が19L、冷凍室が139L。

フルフラットガラスドア採用の「XPVタイプ」

 下位機種として、本体にべべリング加工を施していないフルフラットガラスドア採用の「XPVタイプ」を9月中旬より順次発売する。容量675L/608L/555L/510L/474Lの5機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は30万~41万円前後(税抜)。

 フルフラットガラスドアで、ナノイー機能を省略した「PV」タイプも発売。容量608L/555L/510L/474Lの4機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は28万~35万円前後(税抜)。

西村 夢音