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タブレットで好みの光空間を作れる「マルチ調光調色システム」

 パナソニック エコソリューションズ社は、照明器具1台ごとの明るさと色温度を制御する「マルチ調光調色システム」を2015年1月1日から順次発売する。オフィスや店舗用の照明システムで、デジタル調光タイプとアレンジ調色タイプの2種類が用意される。希望小売価格は22,000円~120,000円(税抜)。

設定用タブレット
マルチマネージャー
LEDダウンライト
一体型LEDベースライト iDシリーズ

 専用照明器具、専用コントローラー、設定用タブレットなどで構成されるシステム。通信機能を内蔵した照明器具に1台ずつアドレスを付加することで、個別に明るさと色温度を制御する。最大で512台の調光調色が可能という。照明制御区分を変更するための配線工事が不要な「レイアウトフリー」を実現する。

 設定用タブレットの活用で、色温度や明るさ、照明制御区分の変更も、その場で確認しながら簡単な操作で設定できる。オフィスでは、組織の変更などでレイアウトを変える場合、照明器具の制御区分を簡単に変更できる。

 調光、消灯、点灯などの細かい制御スケジュールを、日、週、月、季節ごとに設定できる。店舗では、午前中はさわやかな白色で活気ある雰囲気にし、昼間と夜間は電球色で、ゆったり感やくつろぎ感を演出できるほか、開店前と閉店後は照度を落とすことで、省エネも実現する。

中野 信二