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パナソニック、調理器具の頑固汚れまで強力に洗う食器洗い乾燥機
(2013/2/6 15:14)
パナソニックは、調理器具の頑固な汚れも洗える食器洗い乾燥機「NP-TR6」を3月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は9万円前後。
最大53点の食器を洗う卓上型食器洗い乾燥機。同社によると、2012年度上期の食器洗い乾燥機市場は台数ベースで前年比15%アップと非常に好調で、ユーザーからの満足度も高い。しかし一方で、食器洗い乾燥機を使ったことがない人からは、汚れの落ち具合に対する不安や、調理器具にこびりついた強い汚れも落とせる洗浄力を求める声が挙げられていたという。
新製品では、調理器具の頑固汚れもしっかり洗浄する「調理器具コース」を搭載した点が特徴。「調理器具コース」では、「標準コース」で約6分だった霧状の洗剤「パワー除菌ミスト」の発生時間を約10分に延ばし、汚れを浮かし、落としやすくする。また、その後の洗浄過程を2段階に分け、まず約40℃の洗剤液で、洗剤に含まれる酵素を活性化させながら一次洗浄し、次に漂白効果の高まる約77℃の洗剤液で二次洗浄して、たんぱく質やでんぷんなどの頑固な汚れを洗い流す。
「パワー除菌ミスト」とは、同社が2008年より採用している独自の洗浄方法で、約30倍濃度の洗剤を少なめの水で溶かし、超音波で霧状の粒にしたもの。ミストは汚れに当たると内圧で穴を開け、洗剤成分を浸透させて汚れや菌を食器から浮かせるという。
省エネ面では、自動で節電、節水、時間短縮する「エコナビ」機能を搭載。「汚れセンサー」「泡センサー」「食器量・乾燥センサー」によって、食器の量や汚れ具合、汚れの種類、室温を見分ける。具体的には、エコナビOFF時と比べて消費電力量と使用水量は最大約20%削減し、運転時間は最大約10%短縮する。電気代は約19円で、1回あたり最大約4円節約できるという。
※初出時、上記の画像の「泡センサー」と「食器量センサー」の位置が逆になっていました。お詫びして訂正いたします。
本体サイズは550×343×564mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約19kg。消費電力はモーターとヒーター合わせて1,165W/1,180W(50/60 Hz)。庫内容積は約43L。使用水量は標準コースで約11L。運転音は約36/38dB(同)。カラーはホワイト。
下位モデルとして、同じく調理器具コースを採用した食器洗い乾燥機「NP-TM6」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は7万円前後。
NP-TR6に搭載しているエコナビや低温ソフトコース、パワー除菌を省略しているが、少量の食器を洗う時に適した「少量」コースを搭載している。