東芝、“業界初”ファンを外して洗える加湿空気清浄機

~ドーナツ型フィルターで取り外しが簡単
uLos(ウルオス) CAF-KP40X

 東芝ホームアプライアンスは、ファンを外して丸洗いできる加湿空気清浄機「uLos(ウルオス) CAF-KP40X」を9月25日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は35,000円前後。

 空気清浄時の適用畳数が18畳の加湿空気清浄機。ファンを外して水洗いでき、本体内部も分解して掃除できる点が特徴。同社では、ファンが洗える加湿空気清浄機について“業界初”としている。

 フィルターには丸型三層構造の「ドーナツ型集じんフィルター」と「ドーナツ型気化フィルター」、「脱臭フィルター」を採用し、簡単に取り外して内部の拭き掃除や、掃除機による手入れができるという。

フィルターは「ドーナツ型集じんフィルター」、「ドーナツ型気化フィルター」、「脱臭フィルター」の三層構造となっている

 「ドーナツ型集じんフィルター」は、花粉やダニの死がいなどのハウスダストの抑制や、抗菌、防カビに効果がある三層構造のフィルターで、交換目安は約5年。「ドーナツ型気化フィルター」は、抗菌、防カビ処理を施したフィルターで、交換目安は約10年。「ドーナツ型気化フィルター」と「脱臭フィルター」は共に水洗い可能で、「脱臭フィルター」は洗浄により脱臭力が回復するため交換不要という。

側面から風を吹き出す新「ターボブロアファン」

 さらに、「ドーナツ型集じんフィルター」と併せて、新開発の内蔵ファン「ターボブロアファン」を採用したことで、丸型のボディに沿って風が側面からやさしく吹き出るという。

 本体には、におい、湿度、温度を検知するセンサーを搭載。空気清浄時には、ペットやタバコの臭いをにおいセンサーが検知して、自動で風量を上げて脱臭するという。

 1時間あたりの加湿量は最大約400ml。加湿機能の適用畳数は木造和室で7畳、プレハブ洋室で11畳となっている。

 衛生面では、ウイルスの抑制や除菌、アレル物質の抑制に効果があるという、同社独自のイオン技術「ピコイオン」の発生装置を備えた。また、抗菌加工した加湿用の給水タンクとタンクキャップ、トレイ内の水の菌の繁殖を抑える「抗菌ガラス」を採用した。

 本体サイズは430×190×455mm(幅×奥行き×高さ)で、従来機種に比べ容積を約33%コンパクト化した。本体重量は約7.5kg。タンク容量は約2.6L。運転モードは、風量「強/中/静音」。運転音は「強」運転時で約49dB。消費電力は最大35W。本体上部には持ち運びしやすいキャリーハンドルが用意される。カラーはホワイト、ブラック、ピンクゴールド。

キャリーハンドル付きピンクブラック

 同時に、空気清浄の適用畳数23畳の加湿空気清浄機「uLos(ウルオス) CAF-KP50X」も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は40,000円前後。

 基本機能はCAF-KP40Xと同じ。大容量のインバーターモーターを搭載し、昨年モデル「CAF-KN48X」より約37%省エネする。センサー機能では、におい、湿度、温度に加えて、「ホコリセンサー」を搭載。ホコリ、ダニの死がい、カビの胞子、花粉といったハウスダストを検知すると、自動で風量を上げる。

 また、加湿機能を省いた空気清浄機「uLos(ウルオス) CAF-P35」も9月16日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は15,000円。

 適用畳数は16畳。ピコイオン機能は搭載していない。

加湿空気清浄機 uLos CAF-KP50X空気清浄機 uLos CAF-P35





(小林 樹)

2012年9月11日 00:00