7月の家電出荷額、2カ月連続で前年を下回る

 社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2012年7月の家電出荷額を発表した。国内出荷額は2,544億円、前年同月比4.9%減で、2カ月連続で前年同月を下回った。

 製品別では、主力製品の冷蔵庫、洗濯機、エアコンの出荷額でいずれも前年割れした。

 もっとも減り幅が大きかったのが冷蔵庫で、出荷額は前年同月比9.1%減の519億円となり、2カ月連続のマイナスを記録。出荷台数は同比13.2%減の51万5千台となった。

 洗濯機は出荷額が同比0.8%減の253億円で、3カ月ぶりのマイナス。出荷台数は41万台で同比8.2%減となった。

 エアコンの出荷額は同比5.8%減の1,159億円で、2カ月連続のマイナスとなり、出荷台数は同比1.2%増の152万台だった。

 一方、出荷額と出荷台数ともに好調だったのは扇風機で、出荷額は同比53.6%増の43億円、出荷台数は70万台を記録した。JEMAでは、猛暑だった前年には及ばないが、7月は平均気温が全国的に高く、エアコンや扇風機の出荷台数が堅調に推移したとみている。

7月の家電出荷額は2カ月連続で前年同月割れとなった





(小林 樹)

2012年8月27日 14:33