東北電力、震災被害の仙台火力発電所4号機が営業運転を再開

仙台火力発電所4号機

 東日本大震災で被害を受けた東北電力の「仙台火力発電所4号機」が2月8日15時に営業運転を再開した。

 同発電所は、被災直後から復旧作業を続けており、2011年12月に試運転を開始していた。営業運転の開始は2012年3月を予定していたが、昼夜二交替作業などにより予定を繰り上げての再開となった。

 仙台火力発電所は、宮城県宮城郡七ヶ浜町に立地する。現在は2010年7月に稼働した4号機のみが現役。4号機は天然ガスを燃料とし、出力は44.6万kW。

1月末に発表された発電所の復旧状況と見通し。太平洋岸の火力発電所は、福島第一原発に近い福島県南相馬市の原町火力発電所を除いてほぼ復旧した





(伊達 浩二)

2012年2月8日 16:33