パナソニック、“スポット光”で空間演出の幅を広げるLEDシーリングライト

HH-LC710A

 パナソニックは、空間演出の幅を広げる“スポット光”採用のLEDシーリングライト「EVERLEDS(エバーレッズ) LEDシーリングライト」2機種を、3月1日に発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は、12畳用の「HH-LC710A」が70,000円前後、10畳用の「HH-LC610A」が65,000円前後。

 天井に設置して全体照明として使用するLEDシーリングライト。新製品では下向きに光を放って部屋全体を明るくする「直接光」と、天井面及び壁面の4方向を照らす「間接光」に加え、本体直下を照らす「スポット光」を本体3カ所に配置した点が特徴。スポット光では、部屋の中心に“あかりだまり”をつくり、家族や仲間が集う雰囲気を演出できるという。また、手元を照らしてリモコン操作をしたり、軽食を取る時にも使えるという。

スポット光LEDを3カ所に配置家族や仲間との団欒空間を演出するスポット光
配光パターンはリモコンで切り替える

 また、従来モデルに引き続き、生活シーンに合わせて、ボタン操作ひとつで直接光・間接光・配光を切り替える「普段/くつろぎ/シアター/勉強」の4パターンの明かりも搭載。新製品では、空間演出の幅を広げるため、これら4シーンにスポット光を組み込んでいる。

 普段のあかりは部屋全体を照らすあかり。涼しげな雰囲気を演出したい夏場や朝方には昼光色、暖かい雰囲気を演出したい冬場や夕方には電球色に切り替えられる。

 くつろぎのあかりは天井や壁面を照らす間接光のあかりで、部屋のくつろぎ感を演出する。さらにスポット光を加えると、照明の下のテーブル面などを照らし、本を読んだり、団欒しやすい雰囲気が演出できるという。

 シアターのあかりは、テレビ背面の壁面だけを照らす間接光で、画面を見やすくし、ホームシアターに最適という。スポット光を加えると、手元に適度な明るさが確保されるため、飲食しながらテレビを見たり、リモコンを操作するときなどに適しているという。

 勉強のあかりは、部屋全体を照らすあかりとスポット光を組み合わせると、手元を普段モード・昼光色100%点灯と比べて約1.2倍明るくできる。スポット光のみ照らすと、より集中しやすい環境を作ることができ、パソコン作業などに適しているという。

普段のあかりくつろぎのあかり
シアターのあかり勉強のあかり

 なお、LEDの光が拡散しやすいよう、独自のレンズを採用。点灯時にカバーが均一に発光し、明るくなるとしている。

日中の消費電力を削減するエコナビ機能を搭載

 省エネ面では、部屋の明るさをセンサーで検知して、約5~100%の間で自動調光する「エコナビ」機能を搭載している。部屋の明るさが十分な日中には自動で消灯し、消費電力を削減する。ほかに、調光時の最大の明るさを約80%に落とし、消費電力を約20%削減する「ひかえめモード」も採用している。

 手入れの面では、汚れにくく、掃除しやすい独自のコーティング技術「キレイコート」をカバー部に施した。キレイコートは、水や油を弾く「撥水撥油樹脂」と、静電気の発生を抑えて、ほこりを寄せにくくする「帯電防止剤」を組み合わせたもの。油やほこりが付きにくく、軽く拭くだけで汚れが落とせるという。

 適用畳数12畳のHH-LC710Aの本体サイズは684×145mm(幅×高さ)。本体重量は5kg。消費電力は73W、全光束は5,000lm。エネルギー消費効率は、1Wあたり68.5lm。平均演色評価数はRa80以上。定格寿命は約40,000時間。操作は付属のリモコンで行なう。





(小林 樹)

2012年1月24日 14:32