東京電力、7月からの電力の使用実績を上方修正

~他社受電分の算入を忘れる

 東京電力は23日、7月からの電力使用実績に計算ミスがあり、数値を修正したと発表した。

 東京電力が使用している電力使用実績の作成プログラムが、新規に開始した他社からの受電分を算入しておらず、実際の実績よりも少ない数値を発表していた。

 東京電力管内は、7月1日に電力使用制限令が発令され、15%の節電行動が求められているが、その基本資料となる電力使用実績が誤っていたことになる。修正されたデータは7月1日から8月17日までの分で、最大で52万kW少なく発表されていた。

 この訂正による予備率の影響は、平日でマイナス0.4%程度、休日平均でマイナス0.7%程度としている。また、使用率への影響は、平日でプラス0.3%程度、休日平均でプラス0.4%程度としている。






(伊達 浩二)

2011年8月24日 02:26