“日本初”の太陽光ビアガーデンが六本木にオープン

太陽光ビアガーデン「エコガーデン」

 ネクストエナジー・アンド・リソースは、同社のレンタル太陽光発電システムが「六本木ビアガーデン」に採用されたと発表。6月16日より、“日本初”の太陽光ビアガーデン「エコガーデン」として営業している。営業期間は、9月中旬までを予定している。

 同社のレンタル太陽光発電システムとは、125Wパネルを6枚組み合わせた、計750Wの太陽光発電システムを、必要な期間だけ使用できるサービス。日中、パネルで発電した電力をバッテリーに蓄え、夜間の照明に使用する。照明は、約160席の客席を十分に照らすことができるという。

 システムのレンタルにかかる費用は、システムを購入する場合と比較すると、3カ月の利用で、約7分の1程度まで抑えることができるとしている(設置費と撤去費を除く)。

 太陽光発電システム採用の背景には、夏の電力不足が懸念される中、飲食店にとって電力確保が課題となっていることや、節電意識の高まりから利用者の減少も予想されていることがあるという。今回レンタル太陽光発電システムを導入することで、商用電力の使用を最小限に抑え、節電をしながらの営業を可能にしたという。

日中蓄電して、夜間の照明に

 ネクストエナジー・アンド・リソースでは、「自然エネルギーとビアガーデンという発想は全く新しい試みであり、太陽光発電のレンタルは様々な用途で利用できるもの」としている。

 また、ビアガーデンの運営会社の香和では、「太陽光を利用した“エコガーデン”の天然の風と冷たいビールで、夏を乗り切っていただきたい」と話す。

 店舗所在地は東京都港区六本木5丁目、ロアビル屋上。店舗面積は270平方メートル。席数は160席。営業時間は18時~23時30分。日曜定休。荒天時は中止となる。







(小林 樹)

2011年6月29日 13:31