パナソニック、フローリングの菌まで拭き掃除する紙パック式掃除機

~本日発売。風を吹き出すブロア機能も搭載
MC-PA310GX

 パナソニックは、消費電力を抑えながら拭き掃除できる運転モードを搭載した紙パック式掃除機「MC-PA310GX」の商品説明会を開催した。本日4月15日発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円前後。

 同社の最高級モデルに当たる紙パック式掃除機で、フローリングの拭き掃除性能にこだわった点が特徴。同社の調査によると、2010年モデルの紙パック式掃除機の購入動機として、4人中3人が、フローリングの菌まで拭き掃除できる点を挙げていたという。

 MC-PA310GXでは、ヘッド部のブラシの先端を、接触面が2倍に広い「Y字」形状に変更。さらにブラシの本数を、従来の約10倍となる約15,000本に増やした。これにより、拭き掃除性能が向上したという。

 これにより、消費電力を約440W~約300Wに抑えた「ひかえめ運転」モードでも、フローリングの菌の拭き掃除ができるようになったという。なお、自動モードの消費電力は約440Wから最大1,000Wで、「強」運転の場合は約1,000W。

2010年度モデルの紙パック式掃除機の購入者のうち、3/4がフローリングの菌まで拭き掃除できる点を購入動機としていたというブラシの接地面積と本数を増やすことで、拭き掃除性能の向上を図っている右下が新モデルのブラシ部(左上は従来モデル)
消費電力を抑えた「ひかえめ運転」も搭載する従来モデルの強運転(動画前半)と、新モデルのひかえめ運転(後半)で、フローリングの上のホコリを掃除したところ。新モデルは消費電力が少ないうえに、ワンストロークでホコリが取れている
右上の動画で掃除した後のフローリング。従来モデルで掃除した手前部分に、ホコリが残っている。新モデルで掃除した奥部分はホコリがない強運転・自動運転・ひかえめ運転の運転音と消費電力の比較

 省エネ機能としてはさらに、床面のゴミの量に応じてブラシ回転数を制御、省エネ運転する「エコナビ」機能も備える。

 また、空気を吹き出して掃除する「ブロアアタッチメント」も新たに搭載。ブロア用の風は、排気を使わず、アタッチメントから吸い込んだ空気を吹き出す構造となっている。家具の隙間やサッシの溝、掃除しにくい場所の掃除に向くという。

空気を吹き出すブロアアタッチメントを搭載ブロア用の空気には排気を使わない。アタッチメントから取り入れた空気を使用する使用時は写真のように接続する

ブロアアタッチメントを付け、サッシのホコリを吹き飛ばしているところ

 このほか本体デザインには、フィルム加飾成形を採用することで、高級感あふれるデザインにしているという。

 パナソニックでは、2011年度における同社の掃除機全体のテーマを「フローリングの菌までふき掃除」とし、紙パック式は「家事の手間を省きたい主婦」向け、サイクロン式は「床の掃除に苦労しているペットオーナー」向けとしている。

本体デザインには光沢のあるフィルム加飾成形を採用パナソニック全体の掃除機のテーマは「フローリングの菌までふき掃除」。紙パックは「家事の手間を省きたい主婦」向け、サイクロン式は「床の掃除に苦労しているペットオーナー」向けという





(正藤 慶一)

2011年4月15日 17:52