LIXIL、地中熱と太陽光発電による“光熱費ゼロ”の戸建住宅

アリエッタ プレミアム 43坪タイプのイメージイラスト

 LIXILグループ傘下のLIXIL住宅研究所 ファイスホームカンパニーは、地中熱利用と太陽光発電で“光熱費ゼロ”を謳う戸建住宅「アリエッタ プレミアム」を開発、4月23日より全国で販売する。43坪タイプの参考価格は2,813万円。

 アリエッタプレミアムは、地中熱をエアコンとして利用し、また標準で屋根に搭載されているソーラーパネルで発電することで“光熱費ゼロ”を目指した住宅。地中熱エアコンは、年間を通じて15℃前後で一定している地中熱を空調として利用するもの。標準で採用されている太陽光発電システムでは、自分の家で使う電気を作り、余った電気を電力会社に売ることもできる。さらに、部屋ごとの電気使用量を可視化するモニタリングシステムも用意される。

 同社によると、この地中熱エアコンと太陽光発電システム、同社の断熱施工「eパネル」を併せて採用することで、一般的な木造住宅と比べ、年間で約31万円の光熱費が削減できるとしている。

地中熱エアコンのイメージ図。地中で熱交換する太陽光発電システムは標準で搭載
部屋ごとの電気使用量を可視化するモニタリングシステムも採用する一般住宅との光熱費の比較。同社のシミュレーションでは、年間で約31万円カットできるという





(正藤 慶一)

2011年4月14日 14:02