パナソニック、“省エネNo.1”のプレミアムエアコン

~霜取り運転を克服する「エネチャージ」なども搭載
HXシリーズの室内機

 パナソニックは、“省エネNo.1”を謳うプレミアムモデルのエアコン「HXシリーズ」を、3月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23万円から36万円前後。

 HXシリーズは、同社が10月に発売した高級エアコン「Xシリーズ」のさらに上位に当たるエアコン。Xシリーズは室内機のサイズが横800mm、高さ295mm以内の寸法規定タイプだったが、HXシリーズはサイズの規定がない寸法フリータイプとなる。

 Xシリーズと比較すると、省エネ性能が向上。適用畳数14畳タイプで比較すると、冷房の消費電力は920Wから900W、暖房は995Wから980Wと数値が抑えられており、期間消費電力量も1,252kWhから1,233kWhとなった。また、通年のエネルギー消費効率の表わす数値「APF」についても、6.4から6.5へと、0.1ポイント増えた。パナソニックでは、HXシリーズの6/8/10/14/16畳向けモデルの期間消費電力量について、“省エネNo.1”としている。

 さらに、室内機のカラーリングには、一般的なエアコンに採用されているホワイトではなく、銀色の「プラチナシルバー」を採用している。

 このほかの機能は、Xシリーズと同じ。室外機のコンプレッサーから出る熱を再利用し、霜取り運転中の室温低下を抑える「エネチャージシステム」、人や部屋、陽射しのを感知してムダな運転を抑える「エコナビ」、室内の空気を除菌・脱臭する「ナノイーイオン」などを備える。

 適用畳数が14畳の「CS-HX401C2」のスペックは、本体サイズが室内機が890×275×295mm(幅×奥行き×高さ)で、室外機は799×299×619mm(同)。2010年の省エネ基準達成率は108%。





(正藤 慶一)

2011年3月25日 00:00