東京電力、計画停電のグループ分けを一部変更
東京電力の計画停電は18日も実施されている。この計画停電は、停電地域を5つのグループに分けて行なわれているが、グループ内の割り振りは当日になって変更されていることが判明した。
グループ変えは、消費電力の需要実績などから、需要の調整のために行なわれていると思われる。しかし、現時点では、早くても前日深夜にならないと、自分の地域がどのグループという最終的な確認ができない状態だ。しばらく、電力需要が安定するまでは、最新のニュースリリースで地域を確認する必要がある。
また、17日は対象地域から外されていた、静岡県内の各地域が、対象として復活または追加されている。
一部のグループでは、記載されている地域名は変更されていないが、対象となる世帯数が変化している例もある。詳細は不明だが、件数が精査されたためなのか、同じ地域内で停電させる件数の調整が行なわれているのかは判断できない。
以下、グループ別に、世帯数と対象地域の変化をまとめてみよう。
■第1グループ
世帯数は、17日の289万軒から、18日は250万軒に減少した。変電所単位で記載されている「No.」は、17日のLからNへと2つ増えた。
新しく追加された地域は、神奈川県の川崎市幸区、川崎市川崎区、栃木県の小山市、芳賀郡益子町、芳賀郡市貝町、芳賀郡芳賀町、芳賀郡茂木町、宇都宮市、真岡市、栃木市、那須烏山市、足利市、下野市、塩谷郡高根沢町、河内郡上三川町、下都賀郡野木町。
■第2グループ
世帯数は、17日の322万軒から288万軒に減少した。「No.」は、17日のPからRへと2つ増えた。
新しく追加された地域は、静岡県の三島市、御殿場市、駿東郡長泉町、沼津市、熱海市、三島市、裾野市、田方郡函南町、駿東郡清水町、駿東郡長泉町。
■第3グループ
世帯数は、17日の290万軒から266万軒に減少した。「No.」は、17日のPからQへと1つ増えた。
新しく追加された地域は、静岡県の沼津市、三島市、駿東郡清水町、駿東郡長泉町。
■第4グループ
世帯数は、17日の231万軒から195万軒に減少した。「No.」は、17日のNのままで変わっていない。新しく追加された地域はない。
■第5グループ
世帯数は、17日の310万軒から369万軒へ増加した。「No.」は、17日のNからRへと4つ増えている。
新しく追加された地域は、静岡県の伊東市、伊豆の国市、伊豆市、下田市、賀茂郡河津町、賀茂郡松崎町、賀茂郡西伊豆町、賀茂郡東伊豆町、賀茂郡南伊豆町、三島市、沼津市、田方郡函南町、熱海市、沼津市、富士宮市、富士市。山梨県の山梨県西八代郡市川三郷町、南巨摩郡身延町、南巨摩郡南部町、南巨摩郡富士川町、富士宮市、富士市。千葉県の船橋市、浦安市、鎌ケ谷市、四街道市、市川市。
なお、ニュースリリースには、新規に追加された地域については「注1」などの注記がついているが、付けられていない場合や、16日から17日への変化でそのまま残されている場合もあるので、現時点では信用できず、前日のリリースと見比べる必要がある。差分だけを明快に表示するような改善を期待したい。
(伊達 浩二)
2011年3月18日 13:25