10月の国内出荷金額、前年比22.1%増で5カ月連続のプラス

~エコポイント制度変更で駆け込み需要増

 社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2010年度10月の家電国内出荷金額を発表。国内出荷金額は1,681億円で、前年同月比22.1%増と2ケタ成長を記録。5カ月連続で前年を上回る結果となった。

 製品別では、主要品目全てにおいて前年同期比プラスとなった。エアコンでは、12月からエコポイント制度のポイント付与が約半減されることによる駆け込み需要の影響で、台数で同77.5%増の39万台、金額では同91.6%増の345億円、と大幅増。ともに5カ月連続の前年同月を上回り、また4カ月連続の2ケタ増となった。

電気冷蔵庫は台数で30.5%、金額で30.7%と、ともに5カ月連続のプラスとなった。出荷台数全体の約5割が「401L以上」の大型タイプで、大型機種が市場を牽引している。また、家電エコポイント制度の制度変更の影響により、台数、金額共に大幅増となった。

 このほか、電気洗濯機(16.6%増)、電子レンジ(同20.6%増)、ジャー炊飯器(同22.5%増)等も2ケタ増となり、家電エコポイント対象製品以外の製品も好調であった。

家電機器の国内出荷金額動向




(小林 樹)

2010年11月25日 17:57