パナソニック、フランスパン・ライ麦パン・あんパンが作れるホームベーカリー
パナソニックは、フランスパンやライ麦パンなど調理メニューを強化したホームベーカリー「SD-BMS151」と「SD-BMS102」を、9月20日に発売する。価格は、1斤~1.5斤タイプのSD-BMS151が38,000円前後、1斤タイプのSD-BMS102が33,000円前後。
1斤~1.5斤タイプの「SD-BMS151」 | 1斤タイプの「SD-BMS102」 |
フランスパン本来の材料で作れる、新しい「フランスパンコース」を採用。よりフランスパンらしい食感や香りが味わえるという |
「フランスパンコース」は、フランスパンらしい食感や香りを実現するため、粉・塩・水・イーストという、フランスパン本来の配合で作れるコース。従来モデル「SD-BMS101」でもフランスパンの調理コースは搭載されていたが、材料にバターを使用するなど、食パンに近いふんわりとした食感だったという。本製品のフランスパンコースでは、「オートリーズ」という、生地の伸びを良くする寝かし工程を採用し、また調理工程の時間を最適化することで、中身をもちっとした食感に、皮は香ばしくパリッと焼き上げられるという。
従来モデルと比較した、フランスパンコースの工程の違い | できあがりの比較。気泡が大きくしっとりもちっとした中身と、パリッとした皮が味わえるという |
「ライ麦パンコース」は、ライ麦を50%配合したパンが作れるコース。従来モデルでもライ麦を配合したパンは調理できたが、ライ麦は水となじみにくくグルテンを生成しない性質のため、20%しか配合できなかった。本製品では、フランスパンコースと同様にオートリーズ工程を採用。グルテン膜を膨らませるために、低めの温度で長時間発酵するようプログラムを変更した。これにより、風味豊かなライ麦パンが実現できるという。
ライ麦パンコースを新搭載。風味豊かなライ麦パンが味わえるという | 従来の食パンコースでは、ライ麦を20%までしか配合できなかったが、本製品では50%まで増えた |
「あんパンコース」は、1次発酵が完了した後の生地にあんを入れて丸め、付属品の「スチームケース」に入れて焼き上げるコース。皮が薄く、焼き色の付いたあんパンが作れるという。具はクリームを入れるなどアレンジもできる。また、茹でた小豆と砂糖を約60分間煮詰めて粒あんを練り上げる「あんコース」も新たに搭載している。
さらに、スチームケースを使ってハーフサイズの食パンが作れる「ハーフ食パンコース」も追加されている。
あんパンコースで調理したあんパン。具にクリームを入れるなどアレンジもできる | あんパンコースの工程。付属のスチームケースを使用する |
スチームケースを使って、通常の半分のサイズのパンを作ることもできる | ハーフ食パンコースの工程 |
このほかの機能は従来モデルと同じ。イースト、レーズン・ナッツの自動投入機能や、調理メニューとして、全粒粉パン、米粉100%パン(グルテンあり/なし)、メロンパン、デニッシュ風パン、天然酵母パン、白パン、蒸しパン、もち、うどん・パスタ生地を備える。
SD-BMS151の本体サイズは282×325×367mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.9kg。消費電力はヒーターが550W、モーターが115/120W(50/60Hz)。本体カラーはシルバーホワイト。
SD-BMS102の本体サイズは241×304×322mm(同)で、重量は6.1kg。消費電力はヒーターが370W、モーターが 80/75W(50/60Hz)。本体カラーはノーブルシャンパン。
(正藤 慶一)
2010年6月30日 15:56
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