ヤマハ、バッテリー寿命が約2倍の電動アシスト自転車

PAS リチウムT

 ヤマハ発動機は、バッテリー寿命が従来の約2倍の電動アシスト自転車「PAS リチウムT」を6月4日から発売する。希望小売価格は86,800円。

 バッテリー寿命が従来の約2倍の高耐久リチウムイオンバッテリーを採用した電動アシスト自転車。高耐久リチウムイオンバッテリーはバッテリーの交換目安であるサイクル寿命が800~900サイクルで、従来の約2倍の寿命であることが特徴。サイクル寿命とは、バッテリーの交換時期の目安となるもので、バッテリー容量が新品の約半分になる回数を表している。1サイクルはバッテリーを使いきってから満充電するまでを指す。

 バッテリーの交換時期が、従来より長いため経済的であるという。

 走行モードでは、従来の「標準モード」「強モード」に加え長距離走行を重視した「オートエコモードプラス」を新たに追加した。充電1回あたりの走行距離は標準モードで約13km、強モードで約11km、オートエコモードプラスで約16km。バッテリー容量は2.9Ah。また、アシスト制御をより最適化したことで、発進時や平坦路でよりスムーズな運転ができるようになったという。

 使いやすさの面では0.5WのホワイトLEDバッテリーランプ、手が小さい人でも握りやすい新形状のグリップを新たに採用した。

 PAS リチウム Tの発売により同社の電動アシスト自転車PASシリーズのラインナップは全15機種となる。

 タイヤサイズは、26インチと24インチの2サイズが用意される。充電時間は約1.5時間。本体カラーはダークグリーン、コスメティックオレンジ、スモークベージュ、ダークブラウン、シルバーの5色。

コスメティックオレンジダークブラウンダークグリーン
スモークベージュシルバー




(阿部 夏子)

2010年5月13日 13:56