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象印、大火力による激しい対流と高圧力で、ごはんの甘み成分を引き出す圧力IH炊飯ジャー

 象印マホービンは、大火力による激しい対流と高圧力により、ごはんの甘み成分を引き出す「プレミアム対流」を搭載した、圧力IH炊飯ジャー「極め炊き NP-YT型 鉄器コート 豪熱羽釜」を6月21日から発売する。価格はオープンプライス。実勢店頭価格は、5.5合炊きの「NP-YT10」が73,000円前後で、一升炊きの「NP-YT18」が76,000円前後(税抜)。

極め炊き NP-YT型 鉄器コート 豪熱羽釜

 大火力により、ごはんの甘み成分(還元糖)を引き出す「プレミアム対流」を新搭載した、圧力IH炊飯ジャー。「プレミアム対流」では、炊飯中の中パッパ工程で、一気に強い火力を加え、激しい対流を起こす。これによりお米の芯まで熱と水を浸透させ、甘み成分(還元糖)となる、でんぷん粒を引き出すという。

予熱から蒸らしまでの、火力や圧力などのかけ方。この炊飯フローの中で、中パッパから蒸らしの直前までの工程で、プレミアム対流を起こす
プレミアム対流によるお米の変化。お米の芯まで熱と水を浸透させ、甘み成分となるでんぷん粒を引き出す(図1)。強い火力をかけ続け、お米のα化を促進。でんぷん粒を甘み成分に変化させる。この甘み成分をお米にコーティング(図2)。最後に気圧を1.3気圧に高め、コーティングされた甘み成分を、お米の中に染み込ませる(図3)

 ステンレスの羽と鉄のコーティングで炊きムラを抑える「鉄器コート 豪熱羽釜」、大火力炊飯を実現する「うるおい二重内ぶた」、好みの食感に炊き分けられる7通りの「炊き分け圧力」などは、従来モデルから引き続き搭載する。

内釜の周囲にステンレスの羽を、本体側面には「胴リングWヒーター」を搭載するなどにより、炊きムラを抑える
沸騰時も大火力で炊き続け、一粒一粒をふっくらと仕上げる

 5.5合炊き「NP-YT10」の本体サイズは275×345×235mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは7.5kg。炊飯時の消費電力は1,240Wで、年間消費電力量は77.5kWh/年。本体カラーはボルドーの1色。

河原塚 英信