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ソフトバンクとグラモ、スマホで家電の操作や電力使用状況を確認できる「i Remocon Wi-Fi」

 ソフトバンク コマース&サービスは、電力使用状況をリアルタイムに通知するHEMS「iRemocon Wi-Fi」を、SoftBank SELECTION オンラインショップおよび一部のソフトバンクショップで、5月27日から順次販売する。本体価格は32,000円前後(税抜)。

iRemocon Wi-Fi。ソフトバンク コマース&サービスとグラモが共同開発した

 HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略で、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムのこと。「iRemocon Wi-Fi」を活用することで、専用アプリを通じて、自宅の電力使用状況をリアルタイムにスマートフォンで確認できる。また外出先から、エアコンやテレビ、照明などの家電製品の操作はもちろん、部屋の温度・湿度・照度のモニタリングも可能という。

外出先からでも電力の使用状況がリアルタイムで確認できるほか、照明やエアコン、テレビなどの家電製品を操作できる

 なお同機で電力量のモニタリング機能を利用するには、スマートメーターの導入と接続に加えて、BルートサービスのIDとパスワードの取得が必要。対応する電力会社は、「ソフトバンクでんき」および東京電力、北海道電力、東北電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力。今後、対応する電力会社および料金プランを順次拡大していく予定としている。

30分ごとの電力使用量と料金がスマートフォンで確認できる、専用アプリ「gHOUSE」の画面
あらかじめ設定した電力使用量に応じたアラート通知などで、電力使用を抑制する機能も搭載

 スマートメーターと連携させると、30分ごとの電力使用量と料金が確認できる。またあらかじめ設定した電力量を超えると予想される場合には、スマートフォンに通知したり、本体内蔵のブザーで知らせたりする機能も搭載する。

 さらに自宅のさまざまな家電製品のリモコン操作を、スマートフォンやApple Watchなどで行なえる。家の中からはもちろん、外出先からもアプリを通じて家電を操作することができるとする。こうした場合には、スマートフォンなどの音声認識機能により、ボタン操作することなく、音声で家電製品を操作できる。同様に、スマートフォンのGPSと連動させれば、外出するとエアコンを自動的に消したり、自宅付近で自動的に照明を点灯したりすることも可能になる。

 なお、スマートフォンによる電力使用量の閲覧やGPS連動機能などを利用するには、専用アプリ「gHOUSE」のプレミアム会員登録が必要。プレミアム会員の料金は、本機購入の場合は2018年12月31日までは無料。その後は、iOS端末では月額360円、Android端末では月額300円となる。

 本体サイズは約105×37mm(直径×高さ)で、重さは136g。操作可能数は800件、タイマーは100件の登録が可能。IEEE 802.11 b/g/nのWi-Fi規格に対応。温度、湿度、照度センサーを搭載する。

河原塚 英信