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シャープ、戦国BASARAの伊達政宗と会話できるロボット掃除機の予約を本日開始
(2015/12/19 16:00)
シャープは、9月にコラボレーションを発表していた、ロボット掃除機「COCOROBO」とカプコンの人気ゲーム「戦国BASARA」によるプレミアムモデルの詳細を発表した。
今回発売するのは、ロボット掃除機「プレミアムなCOCOROBO <戦国BASARA 伊達政宗Ver.>」。作品内の人気キャラクターである武将・伊達政宗のイラスト入り特製ボディと、全セリフ録りおろしによる伊達政宗との音声会話機能が特徴だ。
カプコンのオンラインサイト「Eカプコン」限定で販売し、12月19日18時~2016年1月18日23時59分で予約を受け付け、3月末日より出荷する。価格は15万円(税抜)。
今日はアンタのBirthdayだ! 誕生日のお祝いセリフも
今回のコラボレーションは、カプコンからの提案により実現した。「戦国BASARA」シリーズ10周年を記念し、これまでになかったジャンルでのキャラクター展開の試みとして、シャープの“しゃべる”ロボット家電に決まったという。
伊達政宗を起用した理由には、1作目からの主人公の1人であり、過去の人気投票でも1位を獲得した点などが挙げられている。
会話機能では、人工知能「ココロエンジン」を搭載。言葉を発すると、音声を認識してそれに応じたセリフがかえってくる。「きれいにして」と話しかけると、「Okey! オレに任せな!」と喋ってから掃除を始める。
作品中の名言が登録されているほか、「おはよう」と言うと「Morning,今日もよろしくな」、誕生日を登録しておくと当日に「今日はアンタのBirthdayだ! 盛大に祝ってやるぜ……Let's Party!!」と祝ってくれる。
シリーズ10周年を記念したコラボレーションという背景を踏まえて、10年間使用すると「オレとアンタで10年か……だがまだGoalじゃねぇ、通過点だ! そうだろ?」とセリフを発する。さらに、使用開始から1年ごとにスペシャルメッセージを用意するが、非公開としており、購入者のみが聞ける特典となっている。
伊達政宗ならではの六爪流をイメージさせる計6本のサイドブラシ
本体デザインは、伊達政宗と戯画バサラ技の墨絵をあしらった、従来の家電製品と一線を画する芸術的なイメージにしたという。パッケージにも同等のデザインを施している。
また、両脇に3本ずつ計6本備えたサイドブラシは、作品中の伊達政宗の特徴である「六爪流(刀を両手に3本ずつ持って戦う技)」を彷彿させる。これは偶然によるものだが、より伊達政宗をイメージさせるデザインになったという。
機能面は、「RX-V200」に準ずる。サイドブラシでゴミをかき集めて、回転ブラシがかき込む「強力吸じんシステム」を採用。本体直径は約30cmとコンパクトで、日本の家庭に合うサイズとしている。一般的なダイニングチェアの下に入り、小回りが利くという。
本体サイズは、304×99mm(直径×高さ)で、重量は約2.7kg。リチウムイオン電池を搭載し、充電時間は約4時間。最大連続運転時間は約100分。リモコン、充電台、クリーニングブラシ、交換用サイドブラシ、バンパークッションが付属する。
コラボレーションモデルは今後も検討
シャープはこれまでに「プレミアムなCOCOROBO」シリーズとして、女性声優のオリジナル音声を採用した<妹Ver.>や、アニメ「黒執事 Book of Murder」のセバスチャンと会話できる<黒執事Ver.>を発売している。ユーザーの言葉に応じて、キャラクターが作品内の名セリフを発してくれる機能などで話題を集めた。
いずれも期間限定の販売で、台数も限られていたが、予定上限に近い台数で販売終了し好調に終わったという。
シャープの担当者は、今回のコラボレーションについて「家電は長く使っていただく製品なので、『戦国BASARA』のように、10年間愛されている作品とともに製品を作れて光栄です」と話した。
今後のコラボレーションモデルについては、「企業の方からお声が掛かれば、できる限り検討していきたい」という。