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あたため・解凍など“よく使う機能”を強化した日立の高級オーブンレンジ
(2015/6/9 17:28)
日立アプライアンスは、食品の重さと温度をはかって加熱ムラを抑える過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ MRO-RY3000」を7月中旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は15万円前後(税抜)。
レンジ/オーブン/グリル/スチーム/過熱水蒸気に加え、日立独自の蓋付きグリル皿で行なう「焼き蒸し調理機能」を搭載した多機能オーブンレンジ。庫内容量は業界最大の33Lで、二段調理にも対応する。新モデルでは、あたためや解凍など、ユーザーがよく使う機能を強化するために、重さと温度をスキャンして加熱ムラを抑える「Wスキャン」機構を新たに搭載した。
Wスキャン機構では、庫内底面に配置した3つの重量スキャナーと、庫内天面奥の中央分に配置した赤外線スキャナーで、食材の重さと温度をはかり、より正確に加熱時間を補正、適温に加熱できるという。
赤外線センサーを搭載しているオーブンレンジはヘルシーシェフ以外にもあるが、庫内側面に配置しているモデルが多く、コップに入れた液体の表面温度などが検知しづらいという問題がある。日立では、庫内天面奥に配置することで、液面も正確に検知できる。
また、Wスキャン機構を搭載したことで、冷凍ご飯や肉や魚の解凍も改善された。食材の特性、温度、重量に合わせて解凍するため、煮えてしまったり、凍ったままになることなく、適温に解凍できるという。
汚れが見えやすく、落としやすいシリコンを側面に採用
使い勝手の面では、庫内左右側面に白色のシリコン塗装を採用し、従来の約8倍の明るさを実現するLED庫内灯を新たに搭載した。開口部の面積も従来より約23%大きくするなど、「明るい庫内」にこだわった。
一般的なオーブンレンジでは庫内塗装に黒色を用いることが多く、白色は汚れが目立つとされていたが、日立では、あえて白色にすることで、汚れが見つけやすく、さらにシリコン塗装とすることで汚れを落としやすいとしている。
肉の代わりにちくわや厚揚げを使った「カロリーカットメニュー」
メニュー面では、日立独自の蓋付きグリル皿で行なうスチームグリル機能や、過熱水蒸気で余分な塩分や脂を落とす調理、肉の代わりにちくわや厚揚げを使ったカロリーカットメニューなど、ヘルシー調理に力を入れる。オートメニュー数は400。
本体サイズは500×449×390mm(幅×奥行き×高さ)。本体カラーはメタリックレッド、シルバー。
練りから焼きまで食パン1斤を90分で焼き上げる「ベーカリー機能」搭載の上位機種も
上位機種として、練りから焼きまで食パン1斤を90分で焼き上げる「ベーカリー機能」を搭載した「MRO-RBK5000」をラインナップする。価格はオープンプライス。店頭予想価格は18万円前後(税抜)。
材料に生の野菜や果物を加えた「野菜・くだものパン」や、こんにゃくや豆腐などで風味をプラスすることでバターや砂糖の分量を減らした「カロリーカットパン」などのオートメニューを備える。また、バターロールやフランスパンなど、成形が必要なパンにも対応する。本体機能や、自動メニューなどは「MRO-RY3000」と同等。本体カラーはメタリックレッドとシルバーの2色。
下位機種として、蓋付きグリル皿で行なうスチームグリル機能を省略した「MRO-2000」を同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は12万円前後。本体カラーはレッドとホワイト。