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10体のチームでダンスを踊る「村田製作所チアリーディング部」

 村田製作所は、最新ロボット「村田製作所チアリーディング部」の発表会を開催した。

 村田製作所チアリーディング部は、同社の創業70周年を記念して開発された。自転車型のロボット「ムラタセイサク君」、一輪車型のロボット「ムラタセイコちゃん」に続く、4代目のロボットで、同社ではロボットを通して技術力の可能性をアピールするとしている。

 チアリーディング部は、ボールの上でバランスを保ちながら、10体のチームによるフォーメーションダンスを披露する。ロボット単体の身長は36cm、体重は1.5kg、速度は秒速30cm、可動範囲は4×4m、稼動時間は4時間。

村田製作所チアリーディング部

 まずは、プロモーションムービーをご覧いただきたい。

 続いて、会場で披露されたフォーメーションダンス。

 村田製作所チアリーディング部には、ボールの上でバランスを保ちながら、フォーメーションダンスを行なうために、「倒立振子制御技術」「超音波位置計測技術」「群制御技術」の3つの技術が採用されている。

 倒立振子制御技術は、センサーにより姿勢情報を取得し、どの方向にどの程度の速度で移動すれば良いかを計算し、バランスを保つ技術。ロボットに搭載されている3つのジャイロセンサーにより、360度の全方位での姿勢情報を取得し、バランスを保っている。

 超音波位置計測技術は、発信機から発せられる超音波と赤外線の時間差により、現在地を測定する技術。ロボットには、5つの超音波マイクと4つの赤外線センサーが搭載されており、4×4mの範囲でそれぞれの位置をリアルタイムで把握する。

 群制御技術は、複数のロボットを同期/協調させ、効率よく作業させるための技術。ロボットには、920MHzの通信モジュールが搭載されており、計測した位置情報を制御システムに送信する。これにより、ロボットのフォーメーションにおける動きが統一され、より正確な動きを実現する。この技術は、京都大学松野研究室との共同研究により開発された。

3つのジャイロセンサーで360度、全方位での姿勢情報を取得してバランスを保っている
5つの超音波マイクと4つの赤外線センサーで、それぞれの位置を4×4mの範囲でリアルタイムで把握する
複数のロボットを同期/協調させ、フォーメーションにおける動きを統一する

創業70周年を記念して開発された村田製作所チアリーディング部

 株式会社村田製作所 広報室企業広報課 担当課長の吉川浩一氏は、「創業70周年を迎える記念すべき年に、村田製作所 チアリーディング部が誕生しました。この10体のかわいいロボットたちは、世界中の人々に元気を与え、皆様に笑顔を届けるために、村田が培ってきた様々な技術を結集して誕生した、次世代のロボットです」と述べた。

村田製作所チアリーディング部に搭載された3つの技術を解説した吉川氏
ムラタセイサク君、ムラタセイコちゃん、村田製作所チアリーディング部が勢揃い

(中野 信二)