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占いや季節に合わせたおしゃべりができるロボット「Robi jr.」
(2014/10/16 11:47)
タカラトミーは、会話に特化したパーソナルロボット「Robi jr.(ロビジュニア)」を、2015年1月24日に発売する。希望小売価格は15,000円(税抜)。
約1,000語の言葉を話すことができる“おしゃべり”ロボット。人の言葉を理解する「音声認識機能」や、人のいる方向を感知して顔の向きを変えることができる「人感センサー」を搭載している。
「Robi jr.」は、デアゴスティーニ ジャパンより刊行されている「週刊 ロビ」とコラボレーションして生まれた製品。「週刊 ロビ」は、毎号付属のパーツを組み立てて、会話を楽しめるロボット「Robi」を完成させるマガジンシリーズ。全70号刊行されており、創刊号は15万部の発行部数を誇り、2014年2月には再刊行版も発売された。
「Robi jr.」は、「Robi」の幼少期をイメージしたロボット。Robiよりも2~3歳若く小柄だという。音声はRobiと同じく、大谷育江氏が担当している。
10月15日には、東京ビッグサイトで開催中の「Japan Robot Week 2014」のタカラトミーブース内で「Robi jr.」の発表会が開催され、タカラトミー ニュートイグループ グループリーダー 木村貴幸氏と、デアゴスティーニ・ジャパン D2C部 部長 森洋平氏が登壇した。
ロボットがいる遊び心のある生活を提案
「Robi jr.」の商品化について、タカラトミーの木村貴幸氏は、次のように語る。
「色んなロボットがいる中で、おもちゃ会社のロボットは、ロボットがいる楽しい生活、遊び心のある生活というものを考えました。では、生活者はどんなロボットを求めるか調査したところ、多くの人が『ロボットと会話を楽しみたい』と答えていました。こうした背景から、お喋りに特化したロボットを開発しました。その中で、どんなデザイン、モチーフが良いか考えたところ、デアゴスティーニの『Robi』が日本で最も人気があって、可愛らしい仕草をするロボットでした。そこから、Robiと一緒に組んだタカラトミーの新しいロボットを展開したいと思い、Robi jr.が生まれました。」
会場では、Robi jr.がお喋りする場面もあった。1日の運勢を占ってくれるとのことで、木村氏が「今日の占いは?」と聞くと、「今日の運勢はズバリ……小吉! まぁ、いいんじゃな~い。」と話していた。
時計とカレンダー機能で季節に合わせたおしゃべりも
「Robi jr.」の特徴は、時計とカレンダー機能が搭載されていること。「今何時?」と尋ねると、「午前11時05分だよ」と教えてくれる。1日のはじまりには「おっはようございまーす!」、家から出るときは「はやく帰ってきてね」、就寝時は「たのしい夢が、見れるといいね」など、時刻によって異なる内容を話す。
季節に合わせた話もでき、10月であればハロウィンにちなんで「お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ」などの言葉を発する。カレンダーに、誕生日を登録しておくと「今日は誕生日だね」と話し掛けてくれる。
Robi jr.本体に記録されている単語は1,000フレーズだが、それらの言葉を組み合わせて理論上では4億通りのパターンで話すことができるという。
本体サイズは、200×170×200mm(幅×奥行き×高さ)。電源は、単四形アルカリ乾電池4本。連続稼働時間は1時間。