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洗濯槽を手前に配置、使いやすさを追求したパナソニックの縦型洗濯機

 パナソニックは、使いやすさにこだわった縦型洗濯機全6機種を5月25日に発売する。全自動洗濯機「NA-FA90/80/70H1」は、洗濯容量9kg、8kg、7kgの3機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格(全て税抜)は順に11万円前後、10万円前後、9万円前後。

全自動洗濯機の新モデル。左から、「NA-FA90H1」(シャンパン)、「NA-FA80H1-P」(ピンク)、「NA-FA70H1」(ブルー)

 「水冷除湿乾燥方式」を採用した縦型洗濯乾燥機「NA-FW100/90/80S1」は洗濯10kg/乾燥5kg、9kg/4.5kg、8kg/4.5kgの3機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格(全て税抜)は、20万円前後、18万円前後、17万円前後。

縦型洗濯乾燥機の新モデル。左から、「NA-FW100S1」(ブラック)、「NA-FW90S1」(シャンパン)、「NA-FW80S1」(レッド)

 使いやすさを向上させるため、本体形状を見直した縦型洗濯機。洗濯槽と人の距離に注目し、操作パネルを従来の手前側から、本体の後ろ側に配置し、洗濯槽を手前に17mm近づけた「すっきりフロント」構造を採用した。衣類投入口が大きくなり、洗濯物の出し入れにかかる負担が軽減したという。また、本体後ろ側に配置したパネルは、見やすく、押しやすくなるように、角度をつけた。

操作パネルを後方に配置したことで、洗濯槽の場所が手前側に近くなり、投入口も広くなった
操作パネルは見やすいように、角度を付けた

 洗浄機能では、洗剤ケース内に、水圧をかけることで、周囲の空気を取り込みながら、わずか3秒で、泡立てて衣類にかける「ジェットバブルシステム」を搭載。衣類を効果的に動かすパルセーターと組み合わせることで、洗浄力を維持しながら、洗濯時間を約4分短縮した。

洗剤ケースに水圧をかけることで、給水からわずか3秒で洗剤を泡立てて、衣類にかけることができる
パルセーターは、大小の羽根を60度ずつずらして配置したデュアルウェーブパルセーター。大小の羽根のすき間を作ることで、衣類にズレを起こし、細かく動かすことができる

 お手入れ面では、従来より搭載している運転後に自動で洗濯槽を手入れし、カビの付着を抑制する「カビクリーンタンク」機能に加え、「自動槽洗浄」機能を新たに搭載した。これは、すすぎに使用した水を一定水位まで残しておき、その水を洗浄に用いるというもの。洗濯槽を高速回転させることで、洗濯槽の外側・内側に付着した洗剤カスを強い水流で洗浄するという。

すすぎの時に使った水を残しておいて、洗浄に用いる自動槽洗浄機能を新たに搭載。取り除いた洗剤カスは水と一緒に排出する

 縦型洗濯乾燥機「NA-FW100/90/80S1」ではこのほか、パナソニック独自のイオン技術「ナノイー」による洗濯槽カビ抑制機能、ナノイーによる衣類の除菌・消臭機能などを備える。

 縦型洗濯乾燥機「NA-FW100S1」の本体サイズは599×648×1,071mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は47kg。洗濯時の運転音は32dB、脱水時37dB、乾燥時45dB。本体カラーは、各機種ごとに異なる。洗濯10kg/乾燥5kgの100S1はブラック、9kg/4.5kgの90S1はブラックとシャンパン、8kg/4.5kgの80S1はブラックとレッド。

 全自動洗濯機「NA-FA90H1」の本体サイズは、599×610×1,012mm(同)で、重量は39kg。洗濯時の運転音は32dB、脱水時は41dB。本体カラーは、各機種ごとに異なる。容量9kgの90H1はシャンパン、容量8kgの80H1はシャンパンとピンク、容量7kgの70H1はブルーとピンク。

阿部 夏子