ニュース

オムロン、約20秒で測れるわきの下専用体温計

電子体温計 MC-681 けんおんくん

 オムロンヘルスケアは、「電子体温計 MC-681 けんおんくん」を9月2日より発売する。希望小売価格は2,625円。

 わきの下に挟んで使用する電子体温計。測定には予測式を採用し、約20秒で素早く体温を測定できる点が特徴。測定時は、先端の感温部と内部の高速応答センサーが、体温の変化データを検知する。その測定データを同社独自の技術で分析、演算し、約10分後の体温(平衡温)を算出して表示する。

 なお、予測式の検温が終わった後に、わきの下に挟み続けると、実測検温が始まる。

 検温後は、ブザー音で知らせる。ブザー音は高音と低音を組み合わせており、高齢者にも聞き取りやすくした。

 本体の全長は110mmで、わきに挟みやすいよう、2004年に発売した従来モデル「MC-670」よりも一回り短くした。また本体先端の感温部には、先端が平らな独自の形状を採用し、わきにしっかりフィットして、ずれにくいようにした。

 見やすさにも配慮した。液晶を大型化し、検温結果の数値は高さ9.5mmの文字で大きく表示する。

画面表示の見やすさはそのままに、本体をコンパクトにした
使用イメージ

 同社によると、従来の「MC-670」のユーザーから、本体の「コンパクトさ」や「より短い検温時間」を求める声があったことから、新製品は使いやすさを重視して開発したという。

 なお、国内のペンシル型電子体温計市場のうち、予測式体温計の占める割合は年々上昇しており、2012年度には75%を占めたという。

小林 樹